アメリカではポルシェ718ボクスター/ケイマン”GTS”がシリーズの50％を占めるまでに。ポルシェの利益率を押し上げる

｜　やはりアメリカ人はパワー指向　｜

ポルシェ北米のCEOが明らかにしたところによると、718（ボクスター/ケイマン）シリーズにおいて、「GTS」グレードが現在の受注においてほぼ50％を占める、とのこと。
なお、「GTS」は先月のロサンゼルス・モーターショーにて発表されたばかりで、現在のところ納車は行われていないとは思われますが、これは「大変な人気」だと言えそうですね。

日本では価格未定

1-11月までの北米における718ボクスターの販売は前年比で14％、718ケイマンの販売は22％下落。
これは718にスイッチした直後の納車ラッシュが落ち着いたためとも考えられますが、一方で「GTS登場を待っていた（それまで718ボクスター/ケイマンの発注を控えていた）」可能性がある、とも語っています。

今後718ボクスター/ケイマンGTSの納車が進んでくると、今年の「落ち込み」も回復することになると思われますが、もちろん「上位モデルほど」利益率が高いことは間違いなく、そしてポルシェは「上位モデルを買わせるのが上手なメーカー」でもあり、これでまたポルシェの利益が伸びることになりそう。

なお、現在の718シリーズにおいては「標準」「S」「GTS」というラインアップで、現在はGTSがもっともパワフル。
日本だとその価格や出力は下記の通り。

現段階では718ボクスター/ケイマンGTSの国内価格は未定ではあるものの、出力は911カレラの370馬力に迫るもので、0-100キロ加速も718ボクスター/ケイマンGTSでは4.1秒となり、これは911カレラの4.2秒を凌駕するタイム。
ミドシップレイアウトに起因する運動性能の高さを考えるにサーキットでも911カレラより優れたタイムを出すと考えられます。
なお911カレラの価格は1244万円（MT）なので、これに近い価格設定にはなりそうには思いますが、さすがに「1100万円くらいには収まるだろう」と考えています。※981ケイマンGTSで990万円だった

さらに718ケイマン/ボクスターについては、この「GTS」を超える「GT4」「スパイダー」のプロトタイプが目撃されており、これらが発表される日も遠くはなさそうですね。

あわせて読みたい関連投稿