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ブロンコ愛が止まらない!全米のチューナーが次々初代ブロンコのカスタムを発表。今回はオープン&4ドア化

2018/12/26

このままだと初代ブロンコのプレミアがとんでもないことになりそう

新型ブロンコ登場を目前として盛り上がる「旧型ブロンコ(ブロンコは1996年に生産終了)のカスタム」。
ブロンコは1966年から30年間、5代にわたって製造されたSUVですが、コンパクトかつ簡素なところが親しまれ、幅広い世代に愛される車でもあります(映画にもよく出てくる)。

そんなブロンコではあるものの、シボレー・ブレイザーなど後発SUVに対抗できずその輝きを失うことになり、そしてついに1996年には生産を終了。
ただしフォードにとって「ビッグネーム」であることに変わりはなく、そのためフォードは2020年モデルとしてブロンコを復活させることを明言している、というのがここまでの流れ。

現在のところどのタイミングでの発表となるかは明確ではないものの、2019年中の公開となるのは間違いなさそうです(デザイン的には初代の”復刻”に近くなると言われる)。

ブロンコはやっぱり初代でないと

そして今回の「カスタム・ブロンコ」ですが、制作したのはMaxmilder Brothers Customs。
そしてベースとなるのは「初代」ブロンコで、ぼくもやっぱり「ブロンコといえば初代」だと思います(それ以降の世代は他メーカーのクルマと比較して特徴に欠ける)。

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▲ヘッドライトはLEDデイタイムランニングランプ内蔵。装備は現代風に

カスタムの内容としてはいわゆる「レストモッド」となりそうで、オリジナルのイメージを残したままで各部を現代風にバージョンアップ。

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ただし最大の特徴は「4ドア化」「オープン化」。相当な手間がかかっていることがわかります。

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インテリアはレトロな雰囲気を残しながらも上品なイメージを演出し、トーンを変えたブラウンレザーを使用。

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▲これで走り回ると楽しそうだ!

ステアリングホイールはクラシカルなウッドを採用し、ダッシュボードには明るいブラウンのライン入り。
なんとなくレトロフューチャーなスイッチも装備され、足元にはイルミネーションも装着済みです。

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エンジンはコヨーテから拝借した5リッターV8で出力は670馬力。
エンジンルームまで美しく仕上げるのはアメリカ、とくに西海岸のビルダーの特徴ですね。

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トランスミッションは6速マニュアル、駆動方式は4WD。
サスペンションにも現代のパーツが用いられ、ブレーキも「4輪ディスク」へとアップグレード。
裏面にまで美観を求めるのもやはり西海岸のカスタムビルダーならでは。

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オープン化に伴いロールケージが組まれますが、センターのバーには「スピーカー」が装着。
快適性を追求するのもやはりアメリカっぽいところです。

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カスタムの過程は動画でも確認可能

なお、このカスタム・ブロンコを製作する過程は3編の動画にて公開中。
情熱なしには作ることができないクルマですが、「楽しみながら」カスタムしている様子もわかります。

ドイツのチューナーだと「速さ」という一つの目的のためにクルマを改造するように感じますが、アメリカのチューナーは「見た目」にもこだわり、かつ走行性能以外にも目を向け、そのうえで「カスタムの過程自体を」楽しむ傾向にあるようですね。

日本のチューニング/カスタム市場では「ドイツ型」「アメリカ型」両方が存在することになり、様々なクルマの楽しみ方が混在する恵まれた環境にある、とも考えています。

ほかにもある、愛情あふれるブロンコのカスタム

そしてアメリカでは溢れ出るブロンコ愛が止まらないようで、ここ最近立て続けにブロンコのカスタムが登場。
こちらは現代のオフローダーにも負けないハードな仕様へと変身したブロンコ。

そして9ヶ月かけてカスタムされたブロンコも。
こちらは初代のレトロな雰囲気を残したままですね。

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