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ドイツではEVの販売が「3倍」となりエレクトリック化が加速!各社の投入したEVが市場拡大を後押しし、このまま行くと世界中で思ったよりも速く電動化が進みそう

2021/01/08

ポルシェ・タイカンのメーター

| 今までEVが売れなかったのは「選択肢がなかった」から? |

さて、続々世界各国各地域での自動車販売状況が公開されていますが、ドイツでは2020年におけるEV販売が前年比3倍を記録し194,000台に達した、との報道。

第四四半期のみに絞って見ると電動車(EV、PHEV)の販売比率は22%に達したと述べていますが、EVだけだと(通年で)その構成比は1.2%とまだまだ少なく、しかしこれでも前年の0.5%に比較すると大きく伸びている、ということに。

なお、ドイツ連邦自動車局によれば、EVが伸びた理由としては「技術への信頼性が高まった」としているほか、「車種の多様性が増えた」とも。

2020年には多くのEVが発売に

たしかに2020年には多くのEVが販売開始となり、ポルシェ・タイカン、フォルクスワーゲンID.3、アウディe-tron、メルセデスEQC、さらにはホンダeやマツダMX-30、ミニクーパーS Eといったモデルが登場しています。

ちなみにドイツは2030年末までに年間700万台〜1000万台の販売を達成したい意向を持っていますが、700万台としても2020年実績の「35倍以上」。

これを達成するにはもっともっと車種が必要になるのは間違いなく、各自動車メーカーがEV投入を急ぐのはここに理由があり、「急激に拡大するEVマーケットに乗り遅れないように」ということなのかもしれませんね。

なお、こういった多様性を反映してかノルウェーでは「EV販売比率が過半数を超えた」とも報道されており、このまま進んでゆくと、思ったよりも速く「EVへの置き換え」が完了する可能性もありそうです。

ポルシェ・タイカン
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米国でもハイブリッドモデルの販売が拡大中

そしてレクサスによれば、レクサスブランドにおけるハイブリッドモデルの総販売台数は44,452台。

レクサス全体における構成比率がわからないので、この数字が多いのか少ないのかは不明ではあるものの、前年比1.8%増とのことなので、増えているのは間違いないようですね。

内訳を見るとESのハイブリッドモデルが3.2%減の8,784台、LSのハイブリッド版は10.6%減の66台、LCのハイブリッド版は62.2%減の14台、RXのハイブリッド版が10.6%減の14,411台、NXのハイブリッド版は3%減の9,538台、UXのハイブリッド版が37,4%の11,818台。

つまりは「UX以外は全部減少」ということになり、これを見るにアメリカではハイブリッドモデルの人気が低いように見えますね(ガソリンが好まれるのか、もしくは電動化志向が強いとしても他社のEVへと流れたのかはわからない)。

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参照:Reuters

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