| ポルシェ718ケイマンの室内にアンビエント照明を取り付けてみた |
さて、ポルシェ718ケイマンのインテリアにアンビエント照明を取り付け。
納車時から行おうと考えていたものの、作業が面倒なのでのびのびになっていたカスタムです。
アンビエントランプは最近のメルセデス・ベンツ、アウディでは「おなじみ」のゴージャス系装備ですが、ポルシェとくにスポーツモデルは質実剛健な車であり、そのため室内は非常に質素。
最新のパナメーラやカイエンはその性質のためかなり豪華でオシャレな内装を持っていて、オプションにて美しいアンビエントランプが用意されるものの、718の場合はオプションで用意される「ライトパッケージ」の内容がちょっとプアで、そもそもぼくのケイマンにはこれすらついていないため、「夜になるとかなり暗い」わけですね。
よって「ちょっと華やかにしてみよう」というのが今回の意図ですが、ぼくはスポーツカーといえども、ある程度は「演出」が必要だと考えています。
そのためにランボルギーニ・ウラカンにも追加でLED照明を追加しており、これまでに乗ってきたクルマのほとんどにもこういったアンビエント照明を追加済み。
早速アンビエントランプを取り付けてみよう
使用するのはエーモンの製品。
オートバックス等で販売されているもので、発光色はブルー、LED素子は一つのタイプ。
防水性向上と断線防止を兼ね、基盤とケーブルとの境界をバスコークで固めています。
作業前にはまず養生。
電源を取るのは足元のヒューズボックス。
内張を外し(引っ張れば取れる)ここからACC電源と、その奥からアースを取ります。
電源をとったのちは試しにLEDを繋いでみて点灯するかどうか確認。
なお、ぼくはこういった電装系の取り付けについて、エレクトロタップではなく、かならず「ハンダ」を使用しています。
もちろん確実性を重視しているためですね。
そしてハンダ付けのあとは収縮チューブもしくは絶縁テープでしっかりと絶縁。
間違っても安物のビニールテープの使用はNGです。
そして点灯確認後、LEDをダッシュボードの奥の方へ装着。
ここから室内にむけて照射することでダッシュボードとドアパネルとの隙間から「ほんのり」間接照明を届けよう、という狙い(基盤を隠すためのカバーは改めて作成する予定)。
そして助手席側にも同じようにLEDを装着しますが、電源そのものは運転席側から取ったものを分岐させており、これを助手席側まで引っ張る必要があります。
ダッシュボード下を通すことになり、ここで活躍するのが「配線通し」。
要は金属製の平べったい棒で、配線をこの棒に貼り付けたりし、内装の隙間に差し込んで見えないところを通すもの(画像では棒の先に配線をテープで固定してある)。
これをセンターコンソール裏に差し込んで・・・・
反対側から出てきた!
そして助手席側にもLEDを装着し(両面テープで内装に貼るだけ)、その後に両方を光らせるとこんな感じ。
ちなみに配線は内装パネルと接触して音を立てることがあるので、それを防止するため、内装と当たる部分の配線には布テープにて音が出ないように保護すると同時に、ずれたり遊ばないようにしっかり結束バンドにて固定しておきます。
雰囲気的にはこんな感じ。
今回はダッシュボードとドアパネルとの境界にLEDを仕込んでいますが、頃合いを見てセンターコンソール両脇の「隙間」にLEDを仕込み、同様に間接照明として機能させたいと考えています。
作業に要する工具は以外に多く、下記の通り。
・ハンダ
・ニッパー
・ハサミ
・両面テープ
・養生テープ
・絶縁テープ
・結束バンド
・布テープ
・カッター
・LEDライト
・配線通し
番外編〜トランク内の照明もLEDに
718ケイマンのほとんどの照明はLED化されているものの、フロントトラック内照明のみは「普通の電球」。
発光色があまりにレトロなのでこれもLED化してしまいますが、ライトユニットを外してみると、普通のT10バルブを使用しており、手元にあったT10企画のLEDバルブへと入れ替えて一瞬で作業終了しています。
ただしライトユニットの裏から光が逃げてしまうので、それを防止するためにアルミテープをこんな感じで表裏貼り合わせてからライトユニットに被せるように貼り、光の逃げ防止と、ライトユニット内での光の反射による明るさ向上を狙うことに。