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ランボルギーニ・ウラカンEVOは本当に「高く」、ウラカンEVO RWDは「安い」のか?売却時のことを考えるとウラカンEVOのほうが「安い」かも

2020/02/04

| クルマはいつか必ず「売る」ときがやってくる |

さて、現在購入計画を進めているランボルギーニ・ウラカンEVO/ウラカンEVO RWD。
この両者を検討している理由としては、「買って売るときにどちらがいいのか」ということを考えているため。
たとえ購入時に高くとも「売るときに高ければ」それは高い買い物だと断じることはできず、もちろん逆に「安く買えても、売るときに安かったら、それは安い買い物ではない」と考えているわけですね。

そこでウラカンEVOとウラカンEVO RWDとの違いですが、簡単に言うと「ウラカンEVOは4WDでパワフル、装備も充実している」「ウラカンEVO RWDは2WDでパワーがやや落とされ、装備も簡略化されている」。

具体的にウラカンEVOの価格は32,827,602円、そしてウラカンEVO RWDは26,539,636円で、その差は6,287,966円。
単純に考えるとウラカンEVOのほうが「高い」ということになります。

ウラカンEVOは本当に高いのか

そして、ここで考えねばならないのが「どちらが得なのか」。

たとえば、ぼくは「カーボンセラミックブレーキと、20インチ鍛造ホイールは必須だと考えている」のですが、ウラカンEVOにはカーボンセラミックブレーキが標準装備されていて、ウラカンEVO RWDにはオプション扱い。
20インチ鍛造ホイールは両者ともオプションではあるものの、ウラカンEVOのホイールはもともと20インチ、ウラカンEVO RWDは19インチなので、20インチ鍛造ホイールのオプション価格は「ウラカンEVOのほうが割安」。

そのほかにも同様の例が多々あり、ウラカンEVO RWDは「車両本体価格が割安であっても、装備が削られているためオプションを多数付ける必要がある」ということに。

この”ウラカンEVO RWDが、たんなる2WD化モデルではなく、装備が削られている”理由としては、「マクラーレン570S、フェラーリ・ポルトフィーノやローマ、アストンマーティンDB11等への(価格的)対抗」ということが大きそう。
もっと突っ込むと、中国では「4リッターオーバー」のクルマは高額な税金を課せられることになり、ライバルたちに比較して「一人だけ4リッターオーバー」なウラカンEVOは現地で大きく苦戦することに。
よって、税金を課されたとしてもまだ戦える価格にするため「削れるものは全部削った」のがウラカンEVO RWDだと考えています。

売却時にウラカンEVOのほうが有利なのは間違いない

そしてもちろんウラカンEVO RWDにオプションをどんどん装着してもウラカンEVOの価格を超えるような事態にはなりませんが、問題は売却時。

ウラカンEVOの車両本体価格は3287万円、ウラカンEVO RWDの車両本体価格は2653万円なので、中古相場も必然的にそれらと同じバランスを保つ(もしくはもっと差額が大きくなる)可能性があります。
つまりウラカンEVO RWDにいくら魅力的なオプションが装着されていたとしてもウラカンEVOの下取り(売却)価格を上回ることはなく、中古市場における販売価格もそれは同じ。

たとえば、3年後の売却価格が両方とも75%だとするとウラカンEVOは2465万円、ウラカンEVO RWDは1989万円。
前者は購入金額から822万円の損失が出て、後者は664万円の損失なので、単純に考えるとウラカンEVO RWDのほうがいい買い物だということに。

ただ、実際の乗り出しになると、上で述べたようにウラカンEVOは「ほぼ何でもついている」のでオプションはさほど必要なく、よってトータルで3600万円くらいと考えられます(よほど高いボディカラー/インテリアを選択しなければ)。
一方でウラカンEVO RWDは標準装備内容に劣るので、「必要なところまで」オプションを付けてゆくと3200万円くらいになる可能性も。
そうなると、もともとの「車両本体価格だけ見たときの627万円という両者の差」が400万円くらいに縮小してしまい、かつ売却したときがそれぞれ(上と同じ車両本体価格の75%である)2465万円、1989万円だとすれば、ウラカンEVOは1135万円のロス、ウラカンEVO RWDは1211万円のロスということになって「逆転現象」が生じるわけですね。

加えて、長期的な価値を考えると、ウラカンEVOは「4WD」「4WS」といった装備がついていて、サーキットでのパフォーマンスは長きに渡って「第一線」を維持できる可能性が大。
実際にサーキットを走らずとも、こういった「性能」はスーパーカーにとって非常に重要であり、つまりウラカンEVOのほうが「色褪せない」=価値が下がりにくいという可能性もあるわけです。

よってぼくはこういった「得失点差」をいつも考えているということになりますが、ウラカンEVO RWDを選ぶのであれば、オプションをあまり選択しないほうがいいだろう、とも考えるのですね。

ただ、どこまで「削れるか」については仔細な検討を要し、このあたりはディーラー(ランボルギーニ大阪さん)と協議を行わなくてはならず、”思案どころ”として残ります。※オンラインコンフィギュレーター上では詳細が不明なところも多い

ちなみにぼくは「外観では」ウラカンEVO RWDのほうが好みであり、駆動方式においても2WDのほうがいい(振動・騒音が少なく透明感があって、レスポンスがいい)と考えています。

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