| ここまで多彩なヒストリックカーが揃う施設はそうそうない |
ちょっと用事がありメガウェブ内のシティショウケースへと出向いたのですが、そのついでに「ヒストリーガレージ」へ。
ヒストリーガーレジはシティショウケース同様にトヨタの運営によるもので2F構成となっており、世界中から集めたヒストリックカーの展示のほか、ミニカーショップ、カフェ、レストアピット等にて構成されています。
相当な質と量があり、これを無料で解放するとはさすがトヨタと驚かされずにはいられない内容であり、ここでその一部を紹介したいと思います(今回は前編)。
ヒストリー・ガレージ2F展示スペースはこうなっている
そしてまずは2F展示スペース。
トヨタはオリンピックの公式スポンサーということもあってか、東京2020開催にあわせ、話題作りのためかヒストリーガレージも過去の「1964年の東京オリンピック当時風」に改装したようですね(以前に来たときは欧州風の街並みを再現していた)。
その展示車の内容たるやハンパなく、まずは日産フェアレディZ432(1971年)。
ディーノ246GTS(1973年)。
フォルクスワーゲン・ビートル・タイプI(1957年)。
メッサーシュミット(1954年)。
画像からも分かる通り、館内はとにかくレトロ。
当時のお店(喫茶店、洋食店、電気店、修理工場、写真館、玩具店など)なども再現され、そのディスプレイを見るだけでも楽しくなってきます。
ちなみに喫茶店のショーウインドーにある「コーラ」には70円という値付けがなされていて、これはおそらく当時の価格をそのままを表したのだと思われますが、1960年代以降の物価上昇には驚きです。
トヨタ・セリカ・リフトバック1600GT(1974年)。
メルセデス・ベンツ280Sl(1971年)。
BWイセッタ(1960年)。
https://www.flickr.com/photos/110074903@N02/50205897997/in/album-72157715419085707/トヨペット・クラウン(1963年)。
他のクルマ(日本車)と比較するとひとまわり大きく、当時から「トヨタ最高級」を標榜していたことがわかります。
マツダ・コスモスポーツ(1971年)。
ロータリーエンジンを搭載した世界初の量産車ですが、よく見てみるとドアミラーが流線型だったり、ワイパーにスポイラーがついていたり、とかなり空力にこだわっていたことがわかります。
加えて、フロントのエンブレムやホイールセンターキャップは「ロータリー型」となっていて、マツダが「ロータリー市販実現化」に対して相当な誇りを持っていた、ということも伝わってくるクルマ。
トヨタ・スポーツ800(1956年)とホンダS800(1966年)。
この2車が並ぶのはかなり珍しいですね。
トヨタ2000GT(1969年)。
まさに「名車」といった風格が漂っていて、今見ても色あせない美しさ、そして魅力を誇ります。
その頃、アメ車は全く異なる世界観を持っていた
こののままバットモービルとして通用しそうなシボレー・インパラ(1959年)。
その形もさることながら、各部の装飾など手の混みよう、そして美しさには目を見張るばかり。
おそらく日本の車は欧州車を参考にしたのだと思われますが、欧州車の「実用性」とは全く異なる観点でアメ車が作られていたことがわかります。
キャデラック・シリーズ62(1959)。
もうクルマというよりは別の工業製品にも見えるほど。
おなじみデロリアン(1981年)。
こちらは「コリドー」。
「ある主人公が海外で収集したコレクションを、ワインセラーを改造したコレクションルームに並べている」という設定なのだそう。
多数のミニカーが展示されています。
まだまだ紹介しきれない画像がたくさんあり、その他の画像はFacebookのアルバム「ヒストリーガレージ(140枚)」に保存しています。
トヨタMEGA WEB 住所:〒135-0064 東京都江東区青海一丁目3番12号 TEL :03-3599-0808 |