>ジャガー

ジャガーの名声を確立したXK120。謎多き1950年製の個体が50年ぶりにガレージから出されることに

2017/10/30

|あまりに謎が多いジャガーが約50年ぶりにガレージから出されることに|

ずっとアメリカはウイスコンシン州の納屋に眠っていた1950年製のジャガーXK120アロイ・ロードスターがついにガレージから引っ張り出されることに。
この個体に関し、現在の所有者が1969年にこのジャガーXK120を購入する前のこと、つまり1950年から1969年までの経歴は「空白」という不思議な案件です。

なぜ今までレストアされることがなかったのか?

現女性オーナーが購入した時点で、オリジナルのエンジンやトランスミッションはすでに無かったとのことですが、それでもオーナーはレストアを決意。
しかしながらその後48年にわたりレストアされることはなく、このジャガーXK120は女性オーナーのガレージにずっと眠ったままに。

↓トランスミッションっぽいものは見える?

このジャガーの存在を知った愛好家から「売って欲しい」との相談を受けるもそれを3年の間断り続け、そしてなぜか今回ebayに出品、というのが大まかな流れ。

↓ブレーキは当時のスタンダードでもあるドラムブレーキ

なぜレストアを前提に購入しようと考えたのに手をつけなかったのかは全くの謎ですが、かなり数奇な運命を辿った個体と言えそうです。

↓本来あるはずのリアスパッツ(リアタイヤのカバー)も消失

ジャガーXK120とは?

ジャガーが1948-1954年にかけ生産した車ですが、最初の242台のみのボディがアルミ製(つまり今回の個体は242台の中の一台なので相当に希少)。
このモデルで初めて「XK」という名称が採用されていますが、これはエンジン型式を示すもので、「120」は120マイルつまり時速193キロの最高速度。

当時の車としては非常に高性能で、これをベースに制作された「Cタイプ」はル・マンで優勝するなどの活躍を見せています。
XK120はそのライフを終えるまでに12000台以上が製造され、多くのセレブにも愛された車であり、そのため今でも高い人気を誇るクラシックカーでもありますね。

↓左の女性がそのオーナー?スター・ウォーズに出てきそうな服装だ

デザインはジャガーの創業者、ウィリアムズ・ライオンズ氏の手によるもので、優雅なボディラインが特徴。
アルミ製シリンダーヘッドを持つDOHCエンジンという、当時にしてはあまりに贅沢な素材や構造を持っており、排気量は3442cc、出力は160馬力。

こんなにあった、偶然発見された/放置されていた車たち

「日本の納屋で」発見された、あのフェラーリ・デイトナ。2.3億円で落札され365GTB/4の高額落札記録更新か
まさか日本で?納屋で発見された、世界に1台の特別なフェラーリ・デイトナ。1972年のカーグラ誌にも登場
納屋で朽ちた初代レンジローバー発見→早速レストア→その車がかつて英国王室所有だったことを知った男
納屋で発見されたジャガーEタイプ。今にも崩れ落ちそうなほど腐っていても競売では600万円
英国にて、納屋に放置されていたクラウンが発見。レストアされ初代オーナーの孫と対面
納屋で発見された車ほか数奇な運命を辿った希少車5選が動画で公開に
子供の頃見たミウラが納屋で見捨てられているのを発見。オーナーとなりレストアした男の物語
誰か買うて・・・。納屋で朽ち果てたポルシェ356Aスピードスターが競売に
またまた納屋で眠っていた希少車。今度はカウンタック3台や走行60キロの911スピードスターなど一気に10台以上
40年間納屋に眠っていたポルシェ356が競売へ。なんと登録されてから今まで「ワンオーナー」
30年放置されていたポルシェ356Cを発見→オーナーを見つけてレストア→走行させた女性の物語
偶然発見された、プレスリー過去所有のBMW507。レストアから完成までを動画で
スイスの古城から希少価値の高いクラシックカーが大量に発見される。いったいなぜ?
20年間手付かずで放置されたポルシェ911が発見。e-bayにて1500万円で販売
久々の大物登場。34年間ガレージに放置されていたBMW M1が発見される
オーナーの身に何が?25年の間放置されたランボルギーニ・ミウラが発見される

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

Cirqua_Recommend / 1845256

->ジャガー
-, , , , , ,