>レンジローバー/ランドローバー(RangeRover)

マンソリーが妖しく青く光る内装を持つレンジローバーSV「ヘリテージ」公開。3台のみ限定の超ラグジュアリーSUV

2023/10/22

マンソリーが妖しく青く光る内装を持つレンジローバーSV「ヘリテージ」公開。3台のみ限定の超ラグジュアリーSUV

| マンソリーはその対象車種、そして活用できる技術についてもどんどんその幅を広げている |

つなりはそれだけ顧客の裾野も拡大しているということなのだと思われる

さて、このところ積極的にカスタムカーをリリースしているマンソリー。

つまりはそれだけマンソリーによるチューニングを支持する顧客が世界中にいるということなのだと思われますが、今回はレンジローバーSVを、得意のカーボンを用いて思う存分カスタムしたコンプリートカーをわずか3台のみ、限定にて発売しています(価格は非公開だが、最低でもベース車両の2倍くらいだと思われる)。

なお、このカスタムカーは「マンソリー・ヘリテージ」と命名され、出力は600馬力にまで高められている、とアナウンスされています。

レンジローバーSV「マンソリー・ヘリテージ」はこんなクルマ

そこでこのレンジローバーSV「マンソリー・ヘリテージ」を見てゆくと、まずフロントだとバンパー、グリル、ボンネットがマンソリー専用となり、その多くの部分がヴィジブルカーボンにて成形されているようですね。

マンソリーが手掛けるメルセデス・ベンツGクラス(ゲレンデ)、ランボルギーニ・ウルスなどに比較するとずいぶん大人しくも感じられますが、それはレンジローバーの客層を意識してのことなのかもしれません。

393634580_18392558761004831_169975937748609505_n

サイドギルもカーボンファイバーへと交換され、前後ホイールアーチにはオーバーフェンダー、それをつなぐサイドステップも。

ドアミラーにもカーボン製のカバーが装着され、ホイールはディッシュ(24インチなので相当な迫力がある)、そしてタイヤは295/30サイズを装着しています。

マンソリーからの言及はなく、しかし見たところ車高も大きく落とされているようですね。

391708948_18392558800004831_5689051034067762191_n

リアだとテールゲートスポイラー(上下)、そして巨大なリアディフューザーが取り付けられ、F1スタイルのバックフォグに大きな4本出しテールパイプ(もちろんエキゾーストシステムも変更されているはずである)。

391692291_18392558770004831_8198675561410085033_n

なお、レンジローバーSVの一つの特徴(というか個性)は「リアから見た時の”一枚物の壁”っぽい」スタイリングにあるとも考えていて(他のクルマに混じったレンジローバーのリアを見るとその異質さがよく目立つ)、それはデザイナーであるジェリー・マクガバン氏がこだわった「段差や継ぎ目を極力排除した」ツルツル感にあると考えているのですが、マンソリーとしては何かを付与しないわけにはゆかなかったのかもしれません。

もちろんそうしないとマンソリーの存在意義が失われてしまい、顧客に対して価格納得性を提示することができなくなるからだと思われるのですが、一方でジェリー・マクガバン氏は常々チューナーに対し、「自分の作品を汚さないで欲しい」というコメントを発していて、同氏の憂鬱はまだまだ続くことになりそうです(逆に、ゴテゴテとパーツを取り付けるのではなく、逆にパーツ構成をシンプルに、そしてツルっとしたクルマを作るチューナーがあってもいいんじゃないかとは思う。シュトロゼックやリンスピードは一部それに近かったが)。

391714922_18392558788004831_3697309882296935414_n

レンジローバーSV「マンソリー・ヘリテージ」のインテリアはこうなっている

そしてこちらは「チャールズ・ブルー」と命名された淡いブルーで彩られたレンジローバーSV「マンソリー・ヘリテージ」のインテリア。

シートはもちろんダッシュボード、フロアカーペット、フロアマット、ピラー内張りにルーフなど、何から何まで張り替えられた内装を持っていて、「ユニオンジャックっぽい」モチーフがステッチやパーフォレーション(穴あき加工)にて再現されています。

391694515_18392558812004831_4856524745242018359_n

センタートンネルのサイドには「MANSORY」文字がパーフォレイト加工にて再現され、カーボンファイバー製のテーブルも。

なお、マンソリーは実に多種多様なカーボンファイバーを揃えており、その「織柄」についても非常に多くのバリエーションを持っています。

391685649_18392558830004831_2043680486116606899_n

ルーフにはおなじみ「スターライト」。

シートベルトも内装レザー同色へ、そして「MANSORY」のロゴ入りへ。

391680044_18392558854004831_8635166791005588481_n

前席から見るとこう。

このレンジローバーSV「マンソリー・ヘリテージ」のオーナーは、夜が訪れるたびにこのクルマを買ってよかった、とあらためて実感することになるのかもしれません。

391720163_18392558875004831_8349899004104327937_n

あわせて読みたい、マンソリー関連投稿

マンソリーがメルセデス・ベンツGクラスをハードにカスタム。ルーフには大型LED4灯、ホイールはボディ同色の「ディッシュ」
マンソリーがメルセデス・ベンツGクラスをハードにカスタム。ルーフには大型LED4灯、ホイールはボディ同色の「ディッシュ」

| メルセデスAMG G63 マンソリー・グロノス4x4は限定10台のみの販売となり、価格は「億」に限りなく近いものと思われる | マンソリーのカスタムは最新作になればなるほど過激さを増している マン ...

続きを見る

マンソリーの新しい標的はフェラーリ296GTB。「テンペスタ=嵐」の名が示す通り、フェラーリのエレガントさが吹き飛んでアグレッシブなルックスへ
マンソリーの新しい標的はフェラーリ296GTB。「テンペスタ=嵐」の名が示す通り、フェラーリのエレガントさが吹き飛んでアグレッシブなルックスへ

| 賛否はあるだろうが、こういったクルマを必要としている人がいることも間違いはない | 実際に少なくはない台数がこの仕様へとコンバートされるものと思われる さて、マンソリーは自身のチューニングプログラ ...

続きを見る

マンソリーがメルセデスAMG SLを「ワイドボディ」化。なおボディカラーはアウディの人気色「ナルドグレー」、コンプリート価格は新車二台分
マンソリーがメルセデスAMG SLを「ワイドボディ」化。なおボディカラーはアウディの人気色「ナルドグレー」、コンプリート価格は新車二台分

| やり過ぎ感否めないが、どうせならこれくらいカスタムしたほうが楽しそうだ | これだけ次々新作を発表するということは、そのぶんの需要があるのだと思われる さて、ドイツのチューナー、マンソリーがメルセ ...

続きを見る

参照:MANSORY(Facebook)

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->レンジローバー/ランドローバー(RangeRover)
-, , , ,