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その名はブガッティ「スパルタカス」!ブガッティ初のSUVをイメージしたレンダリングが公開

2019/07/24

| けっこうブガッティの特徴をよく捉えている |

CGデザイナー、 Sajdin Osmancevic氏による「ブガッティのSUV」が公開に。
ブガッティ自身はSUVに対して否定的な考え方を持っていて、「SUVの発売はない」と公式にステファン・ヴィンケルマンCEOが発言したことも。

その反面、「ウルスをベースにしたSUVを(ブガッティが)発売する」という報道もあり、なんとも判断ができない、というのがブガッティのSUV。

なお、ブガッティが「SUVはない」としている理由としては「ブガッティのクルマは究極の運動性能を備えていなければならない」「そこでSUVを発売すると、ブランドのコアが曖昧になる」というものだと考えられます。

ただ、かつてのように「1000馬力を超えたのはブガッティだけ」「世界最高速度の記録ホルダーはブガッティ」という状況は変わりつつあり、新興メーカーがどんどんブガッティの馬力や速度を追い越すことに。

そういった状況においてはもはや最高速や馬力を追求することは無意味でとなってしまい、そこで最近のブガッティはその方向性をちょっと変更しており、パワーと最高速のプライオリティを下げ、 「究極の芸術そしてドライビングパフォーマンス、そして快適性」 を現在の柱として掲げています。

つまり、これまでの「ドライビングパフォーマンス」に対して「芸術性」「快適性」が加わったことになりますが、こういった状況を考えると「SUVもアリなんじゃないか」と思ったり。

現在各自動車メーカーとも「初」のSUVを発売しており、ベントレー「ベンテイガ」、マセラティ「レヴァンテ」、ジャガー「Fペイス」、ランボルギーニ「ウルス」、ロールスロイス「カリナン」等。

しかし、それでブランドのイメージが悪化したかといえばそうではないと考えていて、むしろロールスロイスの場合は「究極の贅沢」というイメージが(カリナン発売で)さらに強くなったんじゃないかと思えるほどです。

そういった意味で、ブガッティが「芸術」「快適性」を新たな要素に加えるのであれば、SUV発売も「ぜんぜんズレてない」と考えるわけですね。

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そして今回発表されたレンダリング「ブガッティ・スパルタカス(Spartacus)」ですが、画像を見る限りでは十分に「ブガッティらしい芸術性、快適性」を感じさせるもので、さらには力強いフェンダー、タイヤ/ホイールにて「弩級のパフォーマンスを持つ」であろうことも想像できます。

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なお、現代のブガッティは、その伝統として、車名やシリーズ名に対し、ブガッティに縁のある人物、ブガッティに乗って活躍したドライバーや、それに因んだ名称を採用するのが通例。

「ヴェイロン」「シロン」「ディーヴォ」もかつてブガッティを駆った名ドライバーで、ヴェイロンの限定モデル「レンブラント」「ブラック・ベス」もやはり同じ。

ただしこういった「命名法則」にとらわれない限定モデルも多数あり、「WRC」「ロル・ブラン」等はその代表例。

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なお、スパルタカス(スパルタクス)はかつてローマに存在したとされる剣闘士で、「スパルタクスの反乱」の主導者として有名。
ローマの奴隷であったものの、その待遇に耐えかねて仲間とともに放棄したとされ、つまりは「革命の闘士」ということになりそうです。

その意味では、現代ブガッティに革命を起こす「反乱者」としてその名はふさわしいのかもしれませんね。

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