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BMW i8がフォーミュラEのセーフティカーに。足回り+ボディ剛性強化に加えワイヤレス充電に対応

2018/02/11

| BMW自らがサーキット用に改造したi8 |

BMWがフォーミュラEのセーフティカーとして新しく改装を施したBMW i8を投入。
231馬力のガソリンエンジンと143馬力のエレクトリックモーターはそのままに、サーキット向けにサスペンションを強化しカーボンセラミックディスクブレーキ、M4GTS譲りのバケットシート、4点式シートベルト、ロールケージ、カーボン製エアロパーツの他、もちろんルーフ上にはエマージェンシーランプも装備しています。

ワイヤレスチャージはぜひ市販モデルでも導入を

ただし最大の相違点は「非接触式(ワイヤレス)充電システム」で、これは専用プレートの上にi8を停めておくだけで充電が可能に。
1時間でバッテリー容量の80%までを充電できるようですが、これはフォーミュラEのパートナーでもあるクァルコム(Qualcomm)の提供した技術だと報じられています。

現在EV全般における最大の問題は「バッテリー」で、とくにスポーツ走行をするとバッテリーが一瞬で消耗することに。
よって充電やバッテリー交換については各メーカーが頭を悩ませるところではあるものの、BMWやメルセデス・ベンツが非接触式の充電システムを開発したり(現段階ではピュアEVのバッテリー容量に対応できず、PHEV飲みの対応)、イスラエルでは路上からの非接触充電にて「走りながら」充電するバスの実験開始も。

↓リアウインドウはポリカーボネートっぽい。リアウイングのハイトもかなりある

それでもバッテリー問題を根本から解決できず、今のところ実用化されそうなもので有用なものはポルシェの「ターボ・チャージング・システム」。
これは20分でバッテリー(480キロ走行できる)の80%まで充電できるというものですが、こういった技術はまだまだ発展途上なのかもしれません。

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