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| 日常的に使うのは難しそうだが、相当に楽しい車であるのは間違いなさそうだ |
さて、度々登場する「魔改造」。
今回はポルシェ550スパイダーの「センターシート」コンバージョンを紹介したいと思いますが、これは本物の(希少な)550スパイダーを改造したものではなく、「レプリカ」ベースのカスタムとなっています。
製作したのは以前にも「トランク内にフェイクの札束が詰まった」550スパイダーを作ったショップのようで、ベースとなったのは Vintage Motorcarsの発売するレプリカキット。
【動画】わずか4ヶ月でゼロから作った「ポルシェ550」のレプリカが話題に。エンジンはスバルWRX STIからスワップ、350馬力にまでチューン
「ウケ狙い」のハンパなクルマではない
なお、この550スパイダーは一見すると「遊び」で作ってみたという印象を受けるものの、細部を見ると熱い情熱そしてこだわりが感じられるものであり、細部を見ると「おお」という感銘を受ける仕上がりに。
ここでその内容を見てみましょう。
まず、ボディカラーはトヨタ純正色。
カラー名には触れられていませんが、カムリなどに採用されるメタリックブラウン「グラファイトメタリック」かもしれませんね。
もちろんコクピットは「センター」、それに伴いウインドシールドも真ん中に取り付けられています。
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ホイールはポルシェ伝統の「フックス」風ですが、これはワンオフのカスタム仕様だそう。
なお,タイヤにはオレンジにてラインとレターが入ります。
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リアにはスピードスターカバー風のコブ、そしてキャブ仕様であるために吸気用ファンネルが飛び出ています。
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インテリアにはオレンジのハイドレザーが使用され、ヘッドレストにはポルシェクレスト(エンブレム)がエンボス加工にて再現。
ステアリングホイールはアルミのビレット製で、ドライバー側にはレザーが巻かれます。
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ステアリングホイールのセンターにもポルシェクレスト、メーターは3眼、そして左右にはストップウォッチも。
フロントフードはクラシカルなレザーストラップにて固定され、中央には給油口が見えます。
シフトノブはポルシェ伝統の「バルサ材を使用したコンビ」が採用されており、ポルシェの歴史にも敬意を払っていることがわかります。
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こちらはフロントフード内。
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ルイ・ヴィトンのバッグには各種ワッペン。
各種シェやメルセデス・ベンツ、そしてこの550スパイダーを模したと思われるものも。
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インテリアは「美しい」と言ってもよく、レザー部分にはストレートもしくはクロスステッチが採用され、一部にはチェック柄の生地も。
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パーキングブレーキやペダルは美しく仕上げられた金属製。
ポリッシュと金メッキが採用されています。
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美しさという点ではエンジンルーム内もまた負けていないところ。
やはりポリッシュそして金メッキにて仕上げられ、車体を構成するパイプ、トランスミッションもゴールドにペイントされています。
なお、エンジンそのものはフォルクスワーゲン・タイプ4の水平対向4気筒ですが、排気量は2.6リッターへとボアアップされ、出力は200馬力に。
ちなみに車体重量はわずか590kgとのことなので、驚くべき運動性能を発揮するのは間違いなさそう。
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ここまで美しさにこだわったクルマも珍しく、製造そしてカスタムにはかなりな時間を要したのは間違い、と思います。
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フロントフード内には電動ファンそしてバッテリー。
ボディパネルはFRP製で、フロントカウル内側にもダイヤモンドステッチの入る内張りが貼られていることがわかります。
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VIA: Hoonigan AutoFocus