13台のみ限定生産、チューナーによるポルシェ911ターボ「フルカーボンボディ」が中古市場に登場！目に見える部分はすべてカーボン、その価格は1億円ナリ

｜　さらにはアクラポヴィッチ製エキゾーストやホイール交換、インテリアのフルカスタムなどチューニングメニューには事欠かない　｜

この出来栄えを見るならば、1億という価格も高くはないかも

さて、ロシアのチューナー、トップカーが13台のみ製作したポルシェ911ターボのコンプリートカー「スティンガーGTRカーボンエディション」のうちの一台が中古市場に登場し、699,000ドル（現在の為替レートで約1億200万円）というプライスタグを掲げていることでちょっとした話題に。

このスティンガーGTRカーボンエディションは、ボディだけで85ものパーツを（ノーマルのボディパーツと）入れ替えており、さらにこのカーボンファイバーは4層のクリアペイントにて仕上げられるというこだわりの仕様を持っています。

こちらはそのパーツ構成ですが、これを見るとAピラーやルーフもカーボン化されており、早い話が「見える部分は全部カーボン」ということですね。

ポルシェ911 スティンガーGTRカーボンエディションはパーツ代だけでも1460万円

なお、このスティンガーGTRカーボンエディションに使用されるカーボンファイバーパーツは「素のままでも」10万ユーロ（約1460万円）という価格設定を持ち、取り付けに際してはカーボンファイバーへのクリアペイント、取り付け工賃が発生するため、「外装のカスタム費用総額」だとさらにここから数百万円が必要になると言われます。

今回この個体を売りに出しているのは、アメリカはカリフォルニア州拠点のエキゾチックカーディーラーですが、このポルシェ911スティンガーGTRカーボンエディションはアメリカに1台しか存在しないといい、その希少性がこの異常な価格設定につながっているのかもしれません。

そしてこのポルシェ911 スティンガーGTRカーボンエディションの場合はオプション設定となるアクラポヴィッチ製カスタムエキゾーストシステム（8,126ドル）、そして高度にカスタマイズされたインテリア（50,000ドル）が装着されている、とのこと。

もちろんホイールも変更されているので、かなりお金がかかったカスタムだということになりそうですね。

さらには仕上げのレベルも非常に高く、その金額を出せる人にとっては「1億円」も高くはないかも。

その仕上げは価格に見合うだけのものを持っている

なお、カーボンファイバーの織り目の向きはしっかりと合わせられ、フロントフェンダーとフューエルフィラーキャップの「柄」もバッチリ。

ヘッドライトやテールランプは（ポルシェ純正プションの）ブラック仕上げが選択されて全体を引き締めており（ウインカーもスモークにペイントされている）、リアウイング翼端にはトップカーが好んで用いるサメのマークが入っています。

リアガーニッシュは「PORSCHE」から「STINGER」文字へ。

フロントフード上のポルシェクレスト（エンブレム）もトップカー仕様ですね。

ウイングやフィン、リップ、リアディフューザーはブラックカーボン（それぞれのフィンのカーボンの織り目もぴったり合っている）。

サイドシルの文字を見ると、この個体は限定13台のうち、2番めに製造されているもよう。

あまりに高価ではあるものの、視覚的に大きな変更が加えられているということもあって大きな満足考えられるのは間違いなく、非常に興味深い一台だと思います。

なお、パフォーマンス面でのアップグレードについては言及されておらず、しかしおそらくは「カーボンファイバー採用にて軽くなったぶん」運動性能が向上していると考えて良さそうですね。

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参照：alphamotiv3