
| もちろんこれらの動画だけではシリンダー数やエンジン形式を判断できない |
そして気になるのはハイブリッドシステムの有無ではあるが
ニューヨークの桟橋で華々しく世界初公開されたポルシェの次世代ミッドシップ・ビジョンモデル「Mission S」。
伝統の550スパイダーや959、917、GT1の面影を宿す美しいスタイリングで世界の自動車ファンを魅了した同車ではありますが、その心臓部に何が収まるのかについては公式発表では伏せられたまま。
しかしお披露目イベントの会場にて、ゆっくりと走る姿や控えめなレーシング(空ぶかし)サウンドを捉えた映像がSNS(Instagram等)へ続々と投稿されて大きな話題を呼んでいるというのが直近の状況で、動画から漏れ聞こえる官能的なエキゾーストノイズ、そして囁かれる「新開発エンジン」について考えてみたいと思います。
この記事の要約
- ニューヨークでワールドプレミアされたポルシェの新型ミッドシップコンセプトモデル「Mission S」の走行音および空ぶかし(レーシング)サウンドを捉えた動画がSNS上で初公開
- ポルシェ公認の市販車としては初となる新開発「水平対向8気筒(フラット8)」エンジンの搭載噂が浮上しており、動画から響く深みのあるサウンドがその信憑性を高めている
- 「911」の上位に位置する恒常的なミッドシップ・スーパースポーツとして、数年後の市販化に向けハイブリッドパワートレインの組み合わせや運転者中心のコックピット構造が注目されている
ポルシェ Mission Sの概要
「Mission S(ミッションS)」は、ポルシェのフラッグシップ「911」の上に位置する新しいミッドシップ・スーパースポーツ・プラットフォームの可能性を示すビジョン(コンセプト)モデル。
1回限りの限定ハイパーカー(ワンオフ)ではなく、顧客が恒常的に購入・オーダーできるプロダクトラインナップとして”数年後の市販化”を目指し設計・開発が進められている、と報じられています。
そして今回のサウンドチェック動画の登場によって、市販に向けたパワーユニットの開発が確実に進んでいること、そして実際に走行可能な機能を持つことが判明した、というわけですね。
「フラット8」の噂
SNS(MX.LYK、UAESupersport、JustinsCarBlogなど)で共有された短い走行動画からは、従来のフラット6(水平対向6気筒)とは明らかに音質の異なる深みのある排気音を確認でき・・・。
- 新開発「水平対向8気筒(フラット8)」エンジンの疑惑:最も有力視されているのがMission S専用に開発されているという「フラット8(水平対向8気筒)」エンジンの存在で、仮に実現すれば、ポルシェの市販ロードカーとしては初のフラット8採用に(レースカーでは往年のポルシェ・804や908などで実績あり)。動画内のバブリング音や中低音の響きは8気筒特有の重厚さを強く伺わせる
- ハイブリッドシステムとの組み合わせ:純粋な内燃機関(ICE)単体ではなく、電気モーターを組み合わせたハイブリッドパワートレインになる可能性が極めて高く、低速域での静粛性と高回転域での圧倒的なパワーフィールを両立
| 項目 | ポルシェ Mission S(パワートレイン予測・要約) |
| 車両位置付け | 「911」の上位に君臨するミッドシップ・スーパースポーツ |
| 推測されるエンジン | 新開発 水平対向8気筒(フラット8)ガソリンエンジン |
| 駆動方式 | ミッドシップ(MR) + ハイブリッド(AWDの可能性あり) |
| メーター・操作系 | 可動式アナログ針付き5連メーター + MagSafeスマホドッキング |
| エキゾースト配置 | 縦型クアッド(4本出し)エキゾーストパイプ |
競合比較・市場での位置付け
「Mission S」が狙うスーパーカーセグメントは、フェラーリ「849 テスタロッサ」やランボルギーニ「テメラリオ」など、電動化と高出力マルチシリンダーエンジンを組み合わせたライバルたちがひしめき合う「過密」市場。
フェラーリやランボルギーニがV8ツインターボ+PHEVを採用する中、ポルシェが低重心の象徴である「水平対向8気筒(フラット8)」をミッドシップに搭載して対抗するのであれば、ハンドリングとサウンドという官能性において唯一無二のアドバンテージを築くことが可能になるとも考えられます。
補足情報・新しい気付き
今回のエンジンサウンド解禁(走行シーンの露出)から、ポルシェの戦略的な演出が見えてくるかのようで・・・。
- 音で惹きつけるティザーステージ:スペック数値を一切明かさずに実車のサウンドとスタイリングだけをニューヨークで披露することで世界中のファンやコレクターの期待感を最高潮に高める
- アナログ感覚と先進技術の調和:「8,000 rpm」のレッドラインを刻むタコメーターやアナログ調の可動パーツを採用しつつ、パワートレインにハイブリッドや先進エアロダイナミクスを投入するという手法は、単なる懐古主義ではないポルシェ独自の「新しいプレミアム感」を提示している
結論
ニューヨークでの初公開に続き、SNSを通じて世界へ響き渡ったポルシェ「Mission S」のエキゾーストノート。
噂される「新開発フラット8エンジン」とハイブリッド技術の融合が現実のものとなれば、911を超えるポルシェの新たなフラッグシップとしてスポーツカー史に輝く名車となることは間違いなく、数年後と期待される公道デビューへ向け、続報からは目が離せない、といったところでもありますね。
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