| その随所には過去のアルファロメオの要素が散りばめられる |
アルファロメオは今でも多くのデザイナーのインスピレーションを掻き立てるようだ
さて、アルファロメオは「4C」の販売を終了させ、ついに「スポーツカーを持たない自動車メーカー」に。
ただしリッチなモータースポーツの歴史を持つブランドであることには変わりはなく、よって多くのデザイナーがアルファロメオ製の過去のレーシングカーにインスピレーションを求め、数々のレンダリングを作成しています。
イメージはTipo 33 Periscopica
このレンダリング「アルファロメオ・ペリスコピカ」は、フォードのデザインマネージャーであるAditya Narayan氏によってアルファロメオの「111周年」を祝うために製作されたもの。
1960年代のさまざまなアルファロメオのレースカーにモチーフを求めていますが、特に1967年のTipo 33 Periscopica(下の画像)の影響が強い、と紹介されています。
たしかに楕円形のフロントグリルとその中にある盾の意匠、丸形ヘッドライトはTipo 33 Periscopicaそのもの。
そのほかにもフロントフードのエアアウトレット、カプセル状のフロントスクリーン、その後ろのシュノーケルなど多くの共通点が見られます。
ホイールにはエアロカバーが取り付けられて「BBS」のロゴも。
リアを見るとオリジナル要素が強く、大きな円形テールランプ、リアディフューザー、デュアルテールパイプも目を引くところですね。
そのデザイン的見どころはインテリアにあった
ただ、このアルファロメオ・ペリスコピカ最大の見どころは(ぼく的に)インテリア。
おそらくは競技用をイメージしているのだと思われ、シンプルなインテリアを持っていますが、そのディティールはかなり未来的です(マニュアル・トランスミッション採用というところが渋い)。
アルファロメオだけに「四つ葉」をイメージしたディスプレイが秀逸で、ここに多くの情報が表示されるようですね。
ステアリングホイールはフラットトップとフラットボトムを持ち、その奥にあるのは円形のインストルメントクラスター。
反対から見ると宇宙船のようでもありますね。
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参照:CARSCOOPS