3000万円の中古フェラーリを購入すると毎月の支払いはいくら？フェラーリは新車から7年間メンテ無料、そしてリセールも高いのでむしろ「ポルシェ911やBMW M3/M4よりお得」かも

｜ フェラーリの新車購入のハードルが上がる一方、中古フェラーリの購入の敷居はぐっと下がっている ｜

フェラーリは昔から「フェラーリのエントリーモデルとは、中古のフェラーリ」であると位置づけている

先ごろには「2000万円で購入できる中古のフェラーリ」、カリフォルニアTの支払いがどんな感じになるのかを紹介しましたが、今回は「3000万円くらいで購入できる中古のフェラーリ」、488GTBの購入について見てみたいと思います。

488GTBは2015年に登場したミドシップV8スーパースポーツで、誉高き3.9リッターV8ツインターボ（670馬力）エンジンを搭載し、7速デュアルクラッチを介して後輪を駆動します。

先代は458イタリア、後継モデルはF8トリブートという人気シリーズの系譜でもあり、非常に高い人気を誇るものの、現在の中古市場では自然吸気エンジンを積む458イタリア、最新モデルであるF8トリブートの影に隠れている感も否めず、しかしそのうち488GTBが再評価されるときが来るとも考えています。

フェラーリ488GTBの購入イメージはこんな感じ

そこでフェラーリ488GTBの購入そして支払いイメージについて、まずは購入金額から見てみましょう。

中古車両であれば（新車注文時に装着する）メーカーオプションを装着する必要はなく、よって車両本体価格と支払総額との差がぐっと小さくなります。

下記のほか必要となるのはレーダー探知機の取り付け、任意保険、そしてボディコーティングやプロテクションフィルムの施工費用くらいかと思います（最初からこれらが取り付けられていたり施行されていればラッキー）。

3000万円の中古フェラーリをローンで購入するとどういった支払いイメージなのか？

そしてここからは実際にローンにて支払った場合、毎月の支払いがどれくらいになるのかを見てみましょう。

例として「A（頭金0円）」「B（頭金100万円）」「C（頭金300万円）」を挙げていますが、見てのとおり「（非常に大まかな計算ではありますが）頭金が100万円増えると毎月の支払額が2万円ちょっとづつ減ってゆく」といったイメージです。

今回の例は2019年モデルなので「3年落ちということになりますが、その残価は「3年で75％」となっていて、これはフェラーリの人気を反映して非常に高い設定だと言えますね。※現状の様々な要因を考慮するに、3年後に「75％」を切ることはないと考えている

そしてこの「残価75％」を差し引くと、支払えばいいのは32,780,940円引く23,850,000円なので8,930,940円ということになり、極言すればこの価格でフェラーリを購入できると言ってよく、かつ同じ金額で購入できるどのクルマよりも値下がりが小さいと考えられ、同程度の金額を投じてスポーツカーを購入しようと考えている人は「一考の余地あり」ということに。

さらにフェラーリは新車登録から7年間のメンテナンスが無料であり、そしてこの車両は2019年モデルなので、2026年まで基本メンテンス費用がかからないと考えてよく、そう考えると「買わない手はない」ようにも思えてきますね。

今回の例は認定中古車なのでトラブルの心配もなく、そしてメンテンナンスコストも最小限に収まり、かつ「いつ売ってもまず損失は最小限（もしかしたら利益が出る可能性も）」と考えると、とりあえず買ってみるという軽いノリでフェラーリを購入してみてもいいのかもしれません。

「フェラーリの購入（とくに中古車）」というと、トラブルやその維持費を心配してなかなか購入に踏み切ることができない人も多いかとは思いますが、こうやって見ると「これほど買いやすく、かつ（売り買いのトータルを考慮すると）負担が少ない」クルマはほかにないのかも。

とくに新車/中古車のポルシェ911やBMW M3/M4を購入しようとしている人は（それらと同じか、それ以下の負担で中古フェラーリを購入できると考えているので）中古フェラーリを検討してみてもいいんじゃないかと考えており、それに何よりも「自分はフェラーリのオーナーになったのだ」という満足感は他に代えがたいだろう、とも思うわけですね。

なお、今回の支払いプランについてはオートカヴァリーノさんにお願いして作成してもらっています（ありがとうございます）。

あわせて読みたい、スーパーカーのローン関連投稿