Motor1にて、フェラーリF40における6つのトリビアが公開に。
知っていても得をすることはなさそうですが、いずれもなるほど、と思えるものです。
まずはリアハッチのルーバーですが、これはプロトタイプでは「左右に10本、合計で20本」のスリットがあるものの、市販モデルでは「左右5本づつ、下に1本の合計11本」になっている、とのこと(見えにくいですが、それにより上の画像は市販モデルと判別可能)。
完全に無駄な知識ではありますね。
次いでリアバンパーサイドのスリット。
プロトタイプはこれが5本、市販モデルでは4本(やはりこの画像は市販モデル)。
そしてタイヤのセンターロックナット。
これは一般的な「六角形」ではなく「八角形」。
燃料タンクについては欧州スペックが樹脂製、USスペックがアルミ製(法規の関係による)。
樹脂製タンクについては7年に一度の交換が義務付けられている、とのこと。
これも法規の関係により、US、スペックは樹脂製のバンパーが追加。
ポルシェでもUS仕様にはバンパレットが追加されていますが、F40では前後バンパーの黒い横線部分にちょっと出っ張った樹脂製のバンパーが目立たないように装着されています(画像は欧州スペック)。
加えてフロントリップも大型化しているようですね。
最後はドアインサートの横板。
これはどこを指すのか不明ですが、US仕様においては当初オプション扱いで、しかし後期になり入ってきたものはこれが装備されている、とのこと。
F40について、スペチアーレが272〜500台という生産台数に抑えられるのに対し、F40は1311台と相当数が生産されており、そのために他スペチアーレよりも相場が安価。
ボディカラーは(公式には)レッドのみの生産でエンジンはツインターボV8(ドッカンターボ)、重量はわずか1089キロ、0-100キロ加速は当時としては驚愕の3.9秒、そして世界で初めて時速200マイル(322キロ)の壁を突破した市販車としても(そして運転が非常に困難な車としても)有名ですね。
おなじみジェイ・レノ・ガレージにフェラーリF40が登場。
かなりメジャーな車ではありますが、多くのオーナーが完全に「保管態勢」に入っており、意外とその細部が紹介されることが少ない車でもあります。
製造は1987-1992年で2.9リッターV8ターボエンジンを装備しますが、この排気量で478馬力という数時から想像できる通りの「ドッカンターボ」。
生産は1311台とかなり(フェラーリのスペチアーレとしては)多く、歴代限定モデルの中では突出した数字です。
フロントカウルを開いたところ。
簡単なケブラー素材のように見えますね。
エンジンルーム。
こちらも市販車というよりはレーシングカー、といった感じ。
その後はオッサン二人でドライブ。
なお、車両提供は「すべてロッソで」フェラーリの5大スペチアーレをコンプリートした男、デビッド・リー氏のようですね。