![ランボルギーニ・チェンテナリオ「トラクター」が7300万円で販売中!フェルッチョ・ランボルギーニ生誕100周年の折にアーティストによって5台のみが製造される](https://intensive911.com/wp-content/uploads/2023/04/Lamborghi-i-Centenario.jpg)
| その姿はホットロッドと言ったほうがしっくりくる |
どのような走りを見せてくれるのかは全くわからないが、刺激的な乗り物であることは間違いない
さて、ランボルギーニは2016年に(ランボルギーニ創業者、フェルッチョ・ランボルギーニの生誕100周年記念として)アヴェンタドールをベースとしたスーパーカー「チェンテナリオ」を発表していますが、同じ年にはランボルギーニのトラクターとしての「チェンテナリオ」も誕生しています。
ご存知の通り、ランボルギーニはトラクターの製造・販売業から財を成しスーパーカービジネスへと乗り出しており、しかし現在トラクタービジネスはスーパーカービジネスとは切り離されて別会社として存続しているわけですね。
![62057-957332-car-20230307_062917-dsc_6798](https://live.staticflickr.com/65535/52855755564_b58713940c_c.jpg)
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ランボルギーニ・チェンテナリオ(トラクター)の生産はわずか5台のみ
そしてこのトラクター版「チェンテナリオ」はアーティストのアドラー・カペリが1960年代ランボルギーニ製トラクターのパーツを使って”現代風”に解釈したアート作品ですが、その出来栄えはまさに芸術品と言っていいレベル。
![62057-957332-car-20230307_062922-dsc_6758](https://live.staticflickr.com/65535/52855002877_467e7c0ec1_c.jpg)
なお、生産されたのはわずか5台のみという希少車であり、今回売りに出されている個体はその「4台目」。
![62057-957332-car-20230307_063256-dsc_5144](https://live.staticflickr.com/65535/52855975165_a32fecb8ae_c.jpg)
このトラクター版チェンテナリオを販売しているのはスイスのエキゾチックカーディーラー、「カーテック・オートテクニック」で、その価格はなんと535,713ドル(現在の為替レートで約7300万円)という高価格っぷりですが、2016年には別の個体が3000万円で売りに出されていたので、この7年余りでその価格が倍以上になってしまったということに。
![62057-957332-car-20230307_062920-dsc_6802](https://live.staticflickr.com/65535/52855755534_f99483da21_c.jpg)
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ランボルギーニがそのルーツである「トラクター」にも”チェンテナリオ”発表。限定5台、3000万円
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その姿は「トラクター」というよりもホットロッドと言ったほうがいいかもしれません。
![62057-957332-car-20230307_062924-dsc_5061](https://live.staticflickr.com/65535/52855755494_082b2fa5b8_c.jpg)
搭載されるエンジンは2.2リッター3気筒ディーゼルだそうですが、雰囲気的には「V12」っぽく仕上げられ、片側からは6本のエキゾーストパイプ(ANSA製)が突出しています。
![62057-957332-car-20230307_063300-dsc_6716](https://live.staticflickr.com/65535/52856029683_a250e085f7_c.jpg)
そのうち3本のパイプの内側はレッド。
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当然ながらこれらはワンオフパーツのようですね。
![62057-957332-car-20230307_063240-dsc_5074](https://live.staticflickr.com/65535/52855755524_05a723b541_c.jpg)
エンジンや補機類には塗装を施さず、逆にアンティーク加工にて仕上げられ・・・。
![62057-957332-car-20230307_063311-dsc_6744](https://live.staticflickr.com/65535/52855002772_a79e47a39a_c.jpg)
ボディもいぶし銀加工。
車体のところどころにはアーティストの「洒落っ気」も
ただし、このトラクター版チェンテナリオはただレトロなだけではなく、ところどころに新しいパーツも装着され、それらが目立つように配慮されています。
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ダッシュボードには本来装着されていなかったであろうランボルギーニ・エンブレムにカッコいいグラフィカルなメーターも。
![62057-957332-car-20230307_063304-dsc_6728-3](https://live.staticflickr.com/65535/52855755399_bb6cedc88f_c.jpg)
おそらくこのメーター周辺は独自の加工が施されたものだと思われます。
![62057-957332-car-20230307_063248-dsc_5084](https://live.staticflickr.com/65535/52855583936_213aecb7a0_c.jpg)
そしてフード上にはベルトーネのエンブレムが装着されていて、しかし当然このトラクターはベルトーネの作品であろうはずがなく、よってこれはデザイナーの遊び心ということになりそうですね。
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さらには超ファットなタイヤに・・・。
![62057-957332-car-20230307_062927-dsc_6763](https://live.staticflickr.com/65535/52855002827_985cffeb03_c.jpg)
ちょっと面白いのはこの「灰皿」。
そして灰皿のすぐ下にはヒューズボックスがあり、これはある意味で危険極まりない配置だとも考えられ、これももちろん「意図的な」ものなのでしょうね。
![62057-957332-car-20230307_062941-dsc_5037](https://live.staticflickr.com/65535/52855002807_f45d04a0e2_c.jpg)
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