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現在中国では40もの自動車グループ会社が存在し99ものブランドが競争している!2016年以降では50社が誕生、今年だけでも最低9ブランドが登場の予定

2023/04/30

現在中国では40もの自動車グループ会社が存在し99ものブランドが競争している!2016年以降では50社が誕生、今年だけでも最低9ブランドが登場の予定

| そして中国の自動車メーカーの58%以下が創業10年未満 |

現在はまだまだ市場拡大中ではあるものの、どこかで淘汰の時代に入るのは間違いない

さて、アメリカでは2008年から2011年にかけての金融危機、欧州では2010年から2013年にかけての経済不況を経験しており、その際には多数の自動車ブランドの消滅や売買がなされており、実際にGMではブランド数を9つから4つへと減少しています。

さらにはクライスラーやフォードもプリムス、イーグル、マーキュリーを廃止し、ヨーロッパでは、ローバーやサーブといったブランドが消滅に追いやられた、といった現状も。

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一方、中国では新興自動車メーカーのラッシュが続く

しかしながら中国では全く異なる状況があり、2000年代はじめには25ブランドのみしか存在しなかったものの(外国の自動車メーカーとの合弁含む)、現在ではなんと99ものブランドが存在するのだそう。

加えて、これを「自動車ブランド」ではなく「自動車メーカー」へと絞った場合、それでも2016年以降には50社が新しく登場しているというので、とにかく中国では「自動車バブル」といった状況が見られるのかもしれません。

参考までに、中国では「EVメーカーが400社もある」と報じられていますが、中国の自動車メーカー(ガソリン含む)では58%がなんと10年未満の社史にとどまる、とも報じられています。

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なお、現在「99ブランド」あるうち、たとえば2001年から2010年にかけては14の自動車ブランドが登場し(2008年に中国は「自動車生産台数世界ナンバーワン」となっている)、2011年から2015年の間だと計12の新ブランドが(Maxus、Beijing Auto、VGV、Haval、Xpeng、Nio、Cowin=現Kaiyi、Hozon、Leap Motor、Weltmeister、Enovate、Li Auto)が誕生しているというので、ブランド数は「加速度的に」増えていると言っていいのかも。

加えて、今年だけで6つのブランドが誕生し、認可を受けている範囲では年内にさらに3つのブランドが誕生するというので、あっという間に「100ブランド」を超えるクルマが中国市場にてひしめき合うことになるわけですね。

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その背景には政府の後押し、参入障壁の低さも

こういった「雨後のタケノコ」のように新参自動車メーカー(そのほとんどはEV専業)が増えている背景としては、電気自動車に対する中国政府の強いコミットメント、そして(電気自動車は)ガソリン車に比較すると構造が容易であるという参入障壁の低さがあるとされ、加えて中国では以前から「電動バイク」が広く普及しているので、電動化技術に関するノウハウを持つ企業が多いのかもしれません。

ただ、もっとも大きな要素としては「市場が拡大している」というものがあり、現在中国の自動車市場は年間約2500万台が販売されるという世界最大規模に成長しています(そのうちの32%がEVであり、総販売台数はアメリカ、インド、日本、ドイツの合計販売台数に匹敵するほどである)。

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よって中国の自動車市場は「多くの企業にとって」開かれたチャンスであることは間違いなく、そのため(70年代、80年代のアメリカ市場がそうであったように)異なるブランドやポジショニングを持つ共有モデルをより多く導入することでオファーを拡大すれば、そのぶんリターンを得られる可能性も出てきます(同じ車体を、ちょっとだけ味付けを変更して販売することによって、小さいコストにて広い市場をカバーできる)。

しかしもちろんすべてのブランドが成功しているわけではなく、現在「99」存在するブランドはおよそ40の自動車グループに集約され(それでも異常に多い)、中には販売不振によって撤退するブランドも出てきているといい、この状況が続けば「会社自体をたたむ」例も出てくる可能性もあり、このサバイバルレースの行方には注目が集まるところですね(そしてこれらの中には、欧州や米国、日本へと進出し、現地自動車メーカーを脅かす存在も出てくるものと思われる)。

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参照:Motor1

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