>マツダ(MAZDA)

マツダが欧州にて新型CX-80発表、現地価格は940万円から。「マツダ最大の室内スペース、高い品質によって既存プレミアムカーブランドに対抗できるクルマ」

マツダが欧州にて新型CX-80発表、現地価格は940万円から。「マツダ最大の室内スペース、高い品質によって既存プレミアムカーブランドに対抗できるクルマ」

| マツダはかねてよりプレミアム化、そしてレクサスやメルセデス・ベンツ、BMW、アウディに対する挑戦の姿勢を明らかにしてきた |

このCX-80によってマツダが新しい客層を開拓できることは間違いない

さて、マツダが欧州市場にて新型CX-80を発表。

これはCX-60、CX-70、CX-90に次ぐ、エンジン縦置き後輪駆動レイアウトをベースとする「ラージ商品群」最後のパズルのピースということになりますが、主に欧州と日本市場をターゲットとしたSUVです。

イメージ的にはCX-60に近く、しかしより優雅で上品、そして余裕のあるルックスを持っているように見えますね。

Mazda-CX-80 (12)

新型マツダCX-80はこんなクルマ

このCX-80は(CX-90が導入されない試乗では)フラッグシップモデルとしての位置づけとなり、3列シートを備え、これまでマツダがヨーロッパで提供した中で最も広々としたSUV。

ヨーロッパ市場で確立されたプレミアムブランドに挑戦するために高品質のキャビン、技術的な先進性を備えるドライブトレイン、エレガントなデザインを持ち、マツダがかつて言及したように「レクサスやメルセデス・ベンツ、アウディ、BMWと肩を並べる」べくして生まれた存在だと言えそうです。

Mazda-CX-80 (9)

マツダ
マツダはさらにプレミアム路線を推し進めて高級車ブランドになりたいようだ!「第二のレクサスになり、メルセデス、BMW、アウディと比較検討されることを目指す」

| マツダのプレミアム化、高級ブランド化は1980年代からの「悲願」でもある | マツダはそのための「武器」を慎重に選択せねばならない さて、マツダは「プレミアム化」を掲げて上位マーケットへの移行を狙 ...

続きを見る

搭載されるエンジンはCX-60 と同じSKYACTIV-G 2.5リッター4気筒ガソリンエンジン、これに組み合わせられるのが129kWを発生するエレクトリックモーターと17.8kWhの容量を持つバッテリーを組み合わせたプラグインハイブリッドシステム。

このほか、直列6気筒(254馬力)3.3リッター”e-Skyactiv D”ディーゼル エンジンもラインアップされており、どちらのパワートレインを選んだ場合でも駆動方式は全輪駆動。

Mazda-CX-80 (8)

ホイールベースが(CX-60比で)250ミリ延長され、全高が26ミリ高くなることで3列目シートスペースが「実用的な」ものとなり、リアセクションはCX-60に比較するとボリューミーに。※標準仕様だと7人乗り、オプションにて6人乗りも

Mazda-CX-80 (6)

英国でのグレード展開は「エクスクルーシブライン」、「ホムラ」、「タクミ」、「ホムラプラス」、「タクミプラス」の5つとなり、顧客がシートレイアウトや装備をカスタマイズできるオプションパックが付属しており、価格設定についてはのちに詳細が発表されるとアナウンスされていますが、開始価格は48,920ポンド(現在の為替レートにて約940万円)に設定されるとのこと。

Mazda-CX-80 (13)

インテリアにおいてマツダが「重要」だと語るのは(ホイールベースの延長により)ショルダールーム、ヘッドルーム、ヒップポイントの間隔、前列から2列目までのカップルディスタンスがすべてCX-60と比較して増加していること、そして新たなハイライトとして音楽、エアコン、ナビゲーション等においてAlexaによるコントロールが可能となること。

Mazda-CX-80 (11)

新型マツダCX-80のビジュアルはCX-60をベースとしつつ「よりエレガント」に

新型マツダCX-80は、正面から見ると兄弟車であるCX-60とビジュアル的には一致しているものの、サイドから見るとCX-80の全長の長さを最大限に活かしたエレガントな表現がなされ、とくに拡張されたサイドウィンドウとDピラーに採用される直線的な厚いサラウンドを特徴としています(これは3列目シートの存在を強調している)。

加え、ルーフへとシームレスに統合されたルーフレールは、CX-80 のキャビンの長さをさらに印象的なものとするなど、様々なディティールにて「3列シート」をアピールしているようですね。※一方、リアウインドウはそれほど直立しておらず、これはマツダが「エレガントさ」を重視したためだと思われる

Mazda-CX-80 (4)

新型CX-80の投入にあわせ、英国ではアーティザンレッド(プレミアムメタリック)とメルティングコッパーという2つの新しいペイントが導入され、メルティング コッパーは”溶かして再び硬化させた銅の表面に軽いサンドブラストを施した様子”を再現しているのだそう。

9

そのほか、新型CX-80 のボディカラーは、ジェット ブラック、ディープ クリスタル ブルー、プラチナクォーツ、アークティック ホワイト、ロジウムホワイト、マシングレー、ソウルレッドクリスタルが用意され、合計で9色の構成となります。

Mazda-CX-80 (5)

マツダが新色「アーティザンレッドプレミアムメタリック」発表!初代匠塗(TAKUMINURI)、ソウルレッドプレミアムメタリックから10年目の「最新技術を用いた集大成」
マツダが新色「アーティザンレッドプレミアムメタリック」発表!初代匠塗(TAKUMINURI)、ソウルレッドプレミアムメタリックから10年目の「最新技術を用いた集大成」

| マツダはボディカラーと車体とを同時にデザインし、そのカラーにペイントした際に「どう見えるか」までを考えている | 今後もまだまだこの「プレミアムレッド系」は進化しそう さて、マツダは「ボディカラー ...

続きを見る

英国マツダにてモーターズマネージングディレクターを務めるジェレミー・トムソン氏によれば「新型マツダCX-80は、当社の新しいフラッグシップSUVであり、当社のラインナップの最上位に位置する車です。 英国において、スペース、実用性、豪華さ、際立ったデザインのユニークなブレンドを提供します。 日本の美学に基づいた進歩的なデザインと、品質、スタイル、柔軟性、優れた技術を提供する卓越した車内設備を組み合わせ、すべてのマツダが提供する特徴的な走行性能を組み合わせています」。

Mazda-CX-80 (7)

さらに同氏は以下のように語り、新型CX-80に対しては非常に強い自信を持っているようですね。

新型マツダCX-80は、マツダの欧州ラインナップの中で最も室内空間が広い高級SUVとして、英国市場で確立されたプレミアムブランドに挑戦できるクルマです。 これにより、3列大型SUVのスペースと実用性を必要とする英国の顧客にマツダブランドが開かれることになり、この秋にこのクルマが我々ディーラーに到着するのが待ちきれません。

Mazda-CX-80 (10)

新型MAZDA CX-80 公式プロモーション動画はこちら

あわせて読みたい、マツダ関連投稿

マツダ
マツダが「どの角度からどう見ても、そしてどう光が当たっても」レッドに見える新しい塗装の特許を出願。マツダのレッドに対するこだわりは凄まじい

| この新しいレッドは複数の層を持ち、様々な光の入力に対し、様々なレッドの出力を返すようだ | おそらくは目をみはるような美しさを持つレッドとなることだろう さて、マツダは「ボディカラーもデザインの一 ...

続きを見る

マツダ
北米にてマツダ・ロードスターの販売が急落、第1四半期では45.5%減。なおソフトトップは66%減ってスープラの販売台数を下回り、RFは23%販売減少

| ここ数ヶ月のスポーツカーの販売減少はあまりに急激である | これには様々な要因が考えられるが、明確な理由はわからない さて、北米におけるマツダ・ロードスターの販売が急落したとの報道。ロードスターは ...

続きを見る

マツダが中国にてナゾの新型車の発表を予告。これまでとは異なるデザインを持ち、Mazda6後継モデル、あるいは中国専売の「EZ6」か
マツダが中国にてナゾの新型車の発表を予告。これまでとは異なるデザインを持ち、Mazda6後継モデル、あるいは中国専売の「EZ6」か

| もしマツダが中国専用の独自デザインを採用するとすれば、それはそれで衝撃ではある | プラットフォームは現地パートナーの長安汽車による設計、もしかすると長安車のバッジエンジニアリングか さて、中国に ...

続きを見る

参照:MAZDA

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->マツダ(MAZDA)
-, , , ,