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ヒュンダイがカッコいいSUV「ツーソン」発表!まるでコンセプトカーのようなルックスで2021年から販売開始

| さすがに世界中から著名デザイナーをスカウトしてきただけのことはある |

さて、ヒュンダイがフルモデルチェンジ版となる新型SUV、「ツーソン(Tucson)」を発表。

このツーソンはかつてヒュンダイが日本市場でも販売されていたころ、ぼくのイニシャルと同じ「JM」という名で販売されていたわけですが、海外市場においては一貫して「ツーソン」を名乗っています。

今回の新型ツーソンは通算4代目となり、先代が2015年に登場したということを鑑みるに、かなり早めのフルモデルチェンジ。

その理由は不明ではあるものの、ヒュンダイ/ジェネシスは他モデルにおいてもフェイスリフト/モデルチェンジのサイクルを早めており、デザインやプラットフォームの刷新を図り、前倒しにて新世代への移行を図っているのかもしれません。※一部のヒュンダイ車は中国車とあまり見分けがつかず、中国での競争力を考えてもデザインで差別化してゆくことが好ましい

ツーソンはヒュンダイの最新デザインを体現

この新型ツーソン最大の特徴はなんといってもフロントグリルに埋め込まれたヘッドライト。

ホンダやマツダ、メルセデス・ベンツ「EQ」のようにヘッドライトとグリルとの連続性をもたせる例は少なくないものの、グリル内に目立たないようヘッドライトを埋め込んだのはこれが「初」かもしれません。※ヒュンダイはAVANTE、GRANDEURにて似たようなデザインを採用しているが、ここまで「ヒドゥン」ではない

グリル内には三角形状のエレメントが見え、グリル左右においては、このエレメントが「ヘッドライト」になっている、ということですね。

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現在ヒュンダイが採用するのは「Sensuous Sportiness」なるデザイン言語ですが、これは統一した明確なデザインを各モデルに与えるものではなく、そのモデルに合ったデザインを用いることで実現を図っているようです(ヒュンダイはドイツの自動車メーカーの採用する”金太郎飴”ではなく、トヨタ型の”モデルごとに独立したデザイン”方式を採用)。

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そしてヒュンダイはデザインに対して非常に高いプライオリティを設定していますが、そのために元ランボルギーニやベントレー、ブガッティほかのデザイナーを多数獲得。

少し前までヒュンダイのデザイン部門を統括していたのはランボルギーニ/ベントレーにてデザイン部門を統括していたルク・ドンカーヴォルケ氏ですが、時期的なものを鑑みるに、このツーソンも同氏が絡んでいる可能性が高そうです。

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全体的に見て非常に筋肉質なデザインを持ち、メリハリの効いたボディを持つという印象ですが、リアバンパーのアンダー部などはダイヤモンド調の造形が与えられたり、と装飾的な部分も。

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そして装飾的といえばホイールも同じで、スポークはなかなかに凝ったデザイン(最近のアウディにもよく似ている)を持っており、ホイールアーチの形状、樹脂製クラディングに設けられたスリットなども、デザインオリエンテッドなヒュンダイの方向性が感じられる部分ですね。

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ツーソンに積まれるパワートレインは2.5リッター4気筒(187馬力)、トランスミッションは8速AT。

後に1.6リッターターボエンジンにハイブリッドを組み合わせたモデルも追加される、とアナウンスされています。

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ヒュンダイはかつて「SUVラインアップが少なく時代について来ていない」と言われたこともありましたが、現在はVENUE、KONA、TUCSON、SANTA FE、PALISADEといったSUVを揃えており、その存在感を高めているようですね。

ヒュンダイ・ツーソンのインテリアはこうなっている

そしてこちらはヒュンダイ・ツーソンのインテリア。

広がりを強調したデザインを持っており、ダッシュボード中央に設置されたインフォテイメントディスプレイは上位モデルだと10.25インチ、エントリーモデルだと8インチ。

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最新のクルマらしくアンビエントランプも装着され、64色からカラー選択ができるようですね。

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正直言うと韓国車には抵抗がありますが、そのブランドに対する先入観を除けば「カッコいい」と思えるSUVだと思います。

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