「ポルシェ911不買の誓い」を破ってしまいそうだ！新型ポルシェ911の見積もりを取得した（乗り出し2143万円）

｜　ポルシェ911カレラSもついに2000万円を超えるようになったか　｜

さて、先日試乗した新型ポルシェ911（992）。
ぼくは「もう911は買うまい」という911不買の誓いを立てていますが、それは「ぼくの腕が未熟であり、リアエンジンレイアウトの911をうまく走らせることができず、怖い思いをしたため」。

よって911（997）を売却した後は同じポルシェでも981ボクスター、718ケイマンというミドシップ、そしてランボルギーニ・ガヤルド/ウラカンという、ミドシップ＋4WDといった安定志向のスポーツカーを選んでいます。

つまり、それだけ「RRは怖い」という認識がぼくの中にあるわけですが、今回の新型911試乗ではまったく不安を感じさせず、「911不買の誓い」もどこへやら。

そこで取得したのが新型ポルシェ911の見積もりですが、ここでその内容を見てみましょう。

【試乗：ポルシェ911（992）】　ポルシェはいつも、ボクらの期待の「ずっと上」を行く。これだけバランスの取れたスポーツカーは他にない

ボクはポルシェの「ベースグレード」はもっともお買い得だと考えている

今回ぼくが選んだグレードは「911カレラS」。
現在新型911にはカレラSとカレラSとカブリオレが用意され、それぞれのカブリオレもラインナップ。

ただ、ぼくは911については高橋兄弟（弟）のように「余計なものはついていないほうがいい」と考えているので、4WDではなくRRを選んでいます。

さらに言うと、ぼくは「ポルシェのベースグレード」は非常にお買い得だと考えていて、それはつまり「上位グレードの恩恵を受けているから」。
911シリーズはターボやターボS、GT3やGT2といったハイパフォーマンスモデルを展開することを前提に設計が行われており、車体はもちろん多くのパーツも「共有」していて、そういった状況の中だと「ベースモデルは（もちろんコストダウンはあれど）上位モデル譲りの設計やパーツを持っている」とも考えられます。※ポルシェはベースグレードに行くほど原価率が高い

つまりポルシェのベースグレードは「ホテルのランチ」のようなもので、ディナーと同じ材料を使用しながらも割安にそのホテルのシェフの腕を楽しめる、ということですね。

そして今回ぼくが選んだポルシェ911カレラはこういった仕様。

ボディカラーは「マイアミブルー」、そしてブレーキはPCCBなのでキャリパーはイエロー、インテリアはブラックとベージュとのコンビでトリムは「ウッド」。
シートベルトにはウッドトリムと同じブラウンを選び、メーターはキャリパーとマッチした「イエロー」を選んでいます。

これまでぼくが選んできたカラーコンビネーションとはかなり異なる方向性ですが、ちょっとエレガントというかリゾートっぽい仕様をイメージしています。

新型ポルシェ911の見積もりはこうなっている

そして以下が新型ポルシェ911の見積もり。
乗り出しで2143万円という「911カレラ」らしからぬ価格となっています。

ポルシェ911カレラSに装着するオプションの詳細はこうなっている

そしてこちらが今回ポルシェ911カレラSに対して選択したオプション。
正直、「削って削って削りまくって」も411万円という価格となっており、いかにポルシェのオプションが高価であるかがわかります。

なお、これでもインテリアに関するオプションは相当に厳選しており、たとえばこの他にもシートをレザーにすると（さらに）＋65万円、アルカンターラのライニングで＋19万円、ブルメスターハイエンド サラウンドサウンドシステムが＋75万円といったものがあり、ホイホイとオプションを選ぶと「トンデモナイ」額になってしまうということに。

よって、「411万円」でもぼくにとっては最小限で、これは相当に痛い出費でもあります。