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凄いなランボルギーニ!2019年の販売台数は2018年比で43%UP、2017年比だと2倍以上という驚異的な伸びを見せる。日本は4番目の市場に

2020/01/14

| ウルスは2019年に5,000台近くを売り、単一車種てに2018年に「ランボルギーニ全体で販売した5705台」に迫る勢い |

さて、ランボルギーニが2019年通年での販売台数を公開し、「8,205台」であったと発表。
昨年の販売台数が5,750台であったので「驚くべき成長(43%)」ということになりますが、8,205台のうちなんとウルスは60%を占める4,962台を販売することに。

さらにランボルギーニは2019年で「9年連続」の成長となったこと、もちろん2019年は「過去最高の販売」となったことについても言及し、「世界全域での販売増」となったとも述べています。

ランボルギーニ・ウルスは発売3年目

なお、今回の成長に寄与したウルスはまだ発売3年目。
2017年には121台、2018年には1,761台を記録していますが、2019年には生産が軌道に乗ったということもあって4,962台。
この4,962台というのは、2017年のランボルギーニ全体の4,056台を遥かに超え、2018年のトータル5,750台に迫る勢いですが、「若い顧客を獲得できたこと」「ソーシャルメディアのフォロワーが大幅に増加したこと」も成功の一因だと述べています。

そのほかモデル別だとアヴェンタドールが1,104台、ウラカンが2,139台という構成となるものの、ちょっと心配なのは、2018年だとそれぞれ1,209/2,710台を販売していて、つまり2019年はスーパースポーツの販売が「減っている」ということ。
ウラカンは「EVO」に移行するにあたり一時的に(前モデルであるウラカンの)生産が中断されていたことが影響しているかもしれませんが、アヴェンタドールが減ったのはちょっと心配。

ただ、ランボルギーニは「希少性を維持するため」にアヴェンタドールやウラカンといったスーパースポーツの販売を抑えたい意向を持っており、それでも「販売を伸ばす」ための策がウルスだとも述べているので、これはこれで「思い通り」の結果なのかもしれませんね。

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ランボルギーニがスーパーカーの生産を限定。年間3500台に絞る見込み

2019年の販売構成はこうなっている

現在ランボルギーニは51カ国にて161ディーラーを構えるに至り、EMEA(ヨーロッパ/中東/アフリカ)は3,206台(+28%)、アメリカは2,837台(+45%)、アジアパシフィックでは2,162台(+66%)を販売し、つまりはいずれの地域でも成長しています。

ランボルギーニのようなプレミアムカーメーカーは「販売地域の偏り」があると、かつてのリーマン・ショック時のように「急激に販売が落ち込む」ことになるため、こういった「地域ごと」でバランスよく販売することが重要であり、2019年においては台数が伸びただけではなく、「バランスも良くなった」ことも特筆すべき点ですね。

国別に見てゆくと、アメリカは2,374台でトップ、次いで中国/香港/マカオが770台で二番目に、次いでイギリス(658台)、日本(641台)、ドイツ(562台)、中東(387台)、カナダ(376台)、イタリア(370台)。

ちなみに「ウルス発売前」だと日本は米国に次ぐ2位であっのに対し、ウルス発売直後の2018年では中国に抜かれて3位に、そして2019年は前年ながら4位に。
これはおそらく「日本ではウルスのサイズが大きすぎる」ため、他の国に比較してウルスの販売が鈍いのだろうと考えています。

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ランボルギーニは2018年に51%成長し5,750台を販売!日本はアメリカ、イギリスに次ぐ「3番目」のマーケット

ランボルギーニ1台あたりの平均販売価格は3070万円!2018年の売上高が前年比+40%、14.2億ユーロであったと発表

VIA:Lamborghini

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