| いかにホモロゲーションモデルといえど396万円~456万円の1.6リッターハッチバックがこんなに売れるとは |
オートカーによると、新型GRヤリスの受注が驚くべきレベルで増加中。
まず1月10日の発売から8時間経過後には356台の受注を獲得したと報道されているものの、その後3日でこれが1,000台を超えた、とのこと。
ヴィッツのハードコアモデル、「ヴィッツGRMN」の限定台数は「150台のみ」、そして一瞬で完売してしまいましたが、ホットハッチを求める人々がけっこう多いことにも驚かされます。
加えて購入者層は40~50代の男性が中心だとしており、グレードについては「RZ」「RZパフォーマンス」とあるうち、上位モデルのRZハイパフォーマンスが80%を占めているようですね。
なお、GRヤリスにかかわらず、スポーツカーについて「真っ先に」注文を入れるのは40~50代男性が多く、かつ最上位グレードを注文する傾向があるように思います。
なお、GRヤリスについて、RZの価格は396万円、RZパフォーマンスだと456万円。
エンジン含むパワートレーンに関して相違はなく、ただしRZパフォーマンスだと(RZに対し)トルセンLSD、冷却スプレー機能付空冷インタークーラー、ブレーキダクト、JBL製スピーカーが追加にて装着され、タイヤがダンロップ製SP SPORT MAXX 050からミシュラン・パイロットスポーツ4Sへ、シートがプレミアムスポーツシート(リアシートは合皮)へ、さらにホイールがエンケイ製からBBS製へ変更され、そしてレッド仕上げのブレーキキャリパーが標準装備に。
現在GRヤリスは先行予約受付中
現在GRヤリスは先行予約を受け付けていますが、今予約できるのは「RZ」「RZ Performance」ともに初回限定モデルの「1st Edition」のみ。
ただし限定台数についての言及はなく、申込期間(2020年6月30日まで)内であれば注文をすべて受け付ける「期間限定受注モデル」なのかもしれませんね。
なお、1stエディションと通常モデルとの相違は「ラジエターグリル、フロントサイドディフューザー、リヤスポイラー及びリヤバンパーの一部がマットブラック塗装になる」というところで、1stエディション、通常モデルでの価格的相違は「ナシ」。
先行予約方法については専用サイトから申し込むことになり、予約期間が終了した後、7月から商談が可能に(2020年7月1日~7月31日)。
予約については10万円のデポジットが必要となり、生産については商談を行い、成約した順番に行う、とのこと(予約順ではない)。
ちなみにキャンセルの場合は返金手数料5,000円を差し引いた95,000円が返ってくる模様。
予約特典としては「WRCジャパンのチケットや特別応援席など特別な体験を提供」「メールアドレス登録にて、開発秘話などのスペシャルコンテンツを、納車待ちの間に配信」「GR Yaris 1st Editionオリジナルミニカープレゼント」の3つが紹介されています。
ボディカラーは「スーパーホワイトII」が標準、「プラチナホワイトパールマイカ」「エモーショナルレッドII」「プレシャスブラックパール」はメーカーオプション扱いです。
GRヤリスの生産についてはレクサスLFAを作っていた愛知県の元町工場にて行われ、通常のヤリスが生産される岩手工場とは異なることからも、やはりGRヤリスは「ヤリスとは別物」ということがわかりますね。
なお、6月には「(通常モデルのハイパフォーマンス版として)ヤリスRS」が追加されるというウワサもあり、こちらのトランスミッションは「CVT」が与えられるとも言われ、ぐっと購入のハードルが下がりそう。