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マツダが「SKYACTIV-X」搭載のCX-30発売!SKYACTIV-Gとの価格差70万円、ボクがCX-30は割安だがSKYACTIV-Xは買いではないと考えるその理由

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| マツダはそもそもCX-30の価格を安く設定しすぎた |

マツダが従来のCX-30のラインアップ(SLYACTIV-G/SKYACTIV-D)に加え、新型エンジン「SKYACTIV-X」を搭載するマツダCX-30を発売。
マツダCX-30は発売以来好調にセールスを伸ばしていて、2019年12月では国産車登録ランキング18位に入り、「マツダでもっとも売れたクルマ」に。

この理由としてマツダは 「市街地での取り回しが容易な、丁度よいサイズ」、「デザインと居住性、静粛性・オーディオが高次元でバランスされた、質感の高い室内空間」、「特徴的で美しいエクステリアデザイン」、「運転がしやすく、今までより遠くまで行きたくなる」というユーザーの意見を挙げ、洗練されたスタイリング、機動性やパッケージングの評価が高い、と述べています。

CX-30発売時、価格の近いマツダCX-3はモロにあおりを食らうだろうなとも考えていましたが、実際にCX-3は国産車販売ランキングTOP50から姿を消してしまうことになったほどの人気っぷりです。

問題はSKYACTIV-X搭載車の価格

今回SKIACTIV-Xエンジンが搭載されたCX-30は、グレード別に「X PROACTIVE(3,294,500円~)」「X PROACTIVE Touring(3,415,500円~)」「X L package(3,447,100円~)」という価格設定。

SKYACTIV-Xエンジン搭載車は、燃費と出力に優れる新設計のエンジンに加えてM Hybrid(マイルドハイブリッド)を搭載し、従来型ガソリンエンジン搭載車に比較して経済的、かつ力強い走りを体感できることが特徴です。

ただ、これまでのガソリンエンジン(SKYACTIV-G)搭載車(今後も併売)は「20S PROACVIVE(2,612,500円~)」「20S PROACTIVE Touring(2,733,500円~)」「20S L Package(2,794,000円~)」というプライシングなので、SKYACTIV-GとSKYACTIV-Xとの価格差は653,000円~682,000円もある、ということに。
比率でいうとSKYACTIV-Xは「33%くらい高い」値付けを持っているという計算となり、つまりは「相当に高くなっている」といえますね。

この価格上昇の理由について、以前にマツダは「新技術を盛り込むとどうしても高くなるので、高くても納得できるような機能・装備を盛り込み、”さらに高くなるが、それでも納得してもらえる”ようなクルマをつくる」とコメントしており、メルセデス・ベンツやBMW、アウディの購入を考えている人々にも訴求できるようなクルマを目指すとも。
実際にマツダ3の場合、SKYACTIV-Xエンジン搭載車の価格は3,198,148円~3,668,463円に設定されていて、これはフォルクスワーゲン・ゴルフの2,589,000円~を大きく超え、メルセデス・ベンツAクラス(3,280,000円~)、BMW 1シリーズ(3,340,000円~)、アウディA1(3,650,000円~)と完全にかぶる価格帯。

ちなみにトヨタ・カローラスポーツは2,169,000円~なので、いかにMAZDA3が高価であるかがわかります(もっとも安価な、従来型ガソリンエンジン搭載モデルの最も安いグレードでも2,221,389円)。
さらに言うと、欧州車はカーナビが「標準」ですが、マツダ3の場合はデータの入ったSDカードを別途購入する必要があるので、さらに「割高」になるわけですね。

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正直言うと、いかにデザインに優れ、新型エンジンを積んでいるとはいえど「この価格はちょっと」とぼくは考えていて、(実際に試乗した経験を踏まえても)メルセデス・ベンツAクラス、BMW 1シリーズ、アウディA1、マツダ3の中だったら「アウディA1」を選ぶだろう、と考えています。

なお、現時点ではマツダ3のリセールについては不明ではあるものの、ジャーマンスリーよりも高いとは考えられず、その意味でもやはりマツダ3は割高かもしれません。

CX-30だと事情は異なる

ただ、CX-30の場合はマツダ3とはちょっと事情が異なっていて、というのも「ジャーマンスリーに比較すると割安感がある」プライシングを持っているから。

CX-30のSKYACTIV-Xエンジン搭載車の価格は3,294,500円からという設定ですが、メルセデス・ベンツGLAは4,220,000円~、BMW X1は4,380,000円~、アウディQ2は3,122,000円~。

つまりアウディQ2を除くとCX-30のほうがぐっと割安で、つまり「競争力がある」ということになり、「リセール」についても優位性があるとも考えています。
なお、SUVは自動車メーカーにとって「儲けネタ」でもあり、なぜかというと「人気セグメントなので高い値付でも通る」「大きくアクティブなイメージがあり、中身がコンパクトカーのリフトアップであっても付加価値が高いように見え、ベースとなるクルマよりも高い値付けができる」から。

よってメルセデス・ベンツ、BMWともに「ベースとなるAクラスや、1シリーズよりガツンと値段を上げている」わけですが、マツダCX-30は「MAZDA3との価格差が小さく(10万円くらいしか変わらない)」、よってかなり割安感が感じられるクルマ(マツダはもっと高い値付けをすべきだったが、これより高いとCX-5と被ってくる)。

基本的にSUVのリセールは非常に良く、現実的にマツダでもCX-5は(これまでのマツダでは考えられないほどの)高リセールバリューを誇っており、CX-30もまずCX-5と同等もしくはそれ以上の価値を維持することになる可能性が大。
対してメルセデス・ベンツGLA、BMW X1は例の「自社登録問題」もあって中古相場が大きく崩れていて、購入価格に対する売却価格がかなり低くなってしまうわけですね(得失点差が大きい)。

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ただ、いかに自社登録の影響にて「安くなる」といえども中古車店頭価格がそこまで下がることはなく、そしてマツダCX-30(SKYACTIV-X)の中古価格もこれらの中古価格と同じくらいになる可能性もありそう(GLA、X1は新車を400万円超で購入して中古価格が300万円弱、マツダCX-30は300万円超で購入して中古価格はやはり300万円弱というイメージ)。

よってマツダCX-30はおそらく「買った値段と売るときの値段」との差が小さく、マツダ車にしては珍しく「買って損はない」クルマだと考えています。

ただ、それでも気になるのは「通常のガソリンエンジンと、SKYACTIV-X搭載車との価格差70万円」。
中古となると「安い方」に相場が引っ張られる可能性があって、両者の中古価格は40万円くらいにとどまるんじゃないかと予想しており、つまり「SKYACTIV-Xを買って売ると、その差額である30万円は損」。
もちろん、いかにSKYACTIV-Xの燃費がSKYACTIV-Gに比較して良くとも30万円のモトを取ることは難しく、色々考えてゆくと、CX-30の「ベストバイ」は(ほかと競合しにくく、根強い需要のある)ディーゼルモデル(SKYACTIV-D)、もしくはライバルや、SKYACTIV-Xに比較して割安感があり、値落ちしにくい通常ガソリンエンジン搭載モデル(SKYACTIV-G)なんじゃないかとも考えています。

VIA:MAZDA

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