| アストンマーティンとヨットはまさに「ベストマッチ」 |
アストンマーティンが「Henley Royal Regatta」とコラボレーションを行い、ワンオフにてカスタム仕様のDB11を制作(もちろん担当したのはカスタマイゼーション部門の”Q”)。
ボディカラーは「ディアボロ・レッド」、ルーフはサテンシルバーとなっており、アクセントとしてやはりサテン仕上げのカーボンファイバーをフロントスプリッター、サイドシル、リアディフューザー等に使用しています。
全体的に落ち着いた印象を演出するためはホイールはグロスブラックにペイントされ、テールランプはスモーク仕上げに。
エンジンは標準モデルと変わらず、5.2リッターV12ツインターボ、600馬力となっており、0-100キロ加速は3.9秒、というスペックです。
なおアストンマーティンやロールスロイスといった「貴族的な」車についてはカスタムのモチーフにヨットやボートが使用されることも多く、その他高級車ブランドにおいてもヨットとのコラボレーションはかなり多いようですね。
ざっと思いつく範囲でもポルシェ、メルセデスAMG、ランボルギーニ、アバルトなどがありますが、さらにメルセデス・ベンツやパガーニは飛行機(ファーストクラスやプライベートジェット)の内装を手がけたり、ベントレーはホテルの内装デザインを行う、ということも。
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「Q」は言わずとしれた映画「007」の秘密兵器開発担当者(前任)の名前を取ったカスタマイゼーション部門ですが、さすがはアストンマーティンらしい命名ですね。
なお同様のカスタムを行うメーカー純正部門としてはランボルギーニの「アド・ペルソナム」、フェラーリの「テーラーメード」、マクラーレンの「MSO」、メルセデス・ベンツの「デジーノ」、アウディ/ポルシェの「エクスクルーシブ」等があります。
今回のストンマーティンDB11についてはその可能性を示すためにカスタムされたと思われ、その内容はこれまでにないほど盛りだくさん。
ボディカラーはZaffre Blue、ホイールもブラックとブルーに塗り分けられ、サイドブレードやドアミラーはカーボン製。
エンブレムはフォージド・カーボン製のようですね。
内装は2パターン公開。
ブラックレザーにブルーのアクセントとステッチ、ベージュ&キャメルレザーにウッド。
後者はシートのパターンが非常にユニークで、シルプレートも一風変わった柄のウッド仕上げとなっていますね。
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アストンマーティンがスニーカーを発売。
高級自動車メーカーにとって、こういった「ライフスタイル製品」は比較的利益が大きいようで、フェラーリやランボルギーニ、ポルシェも大々的に展開しているところですね。
加えてベントレーやアストンマーティンでは家具も扱うなど、その範囲も広いようです。
ちなみにアストンマーティンは以前にボンデージ系のセクシーランジェリーも展開していたものの、それらは批判を受けて中止した模様(一応007がテーマだった)。
現在はロンドンのアストンマーティン・ライフスタイル・ブティックにてアパレルや家具を扱っているとのことですが、今回のスニーカーも「ブティック限定」。
価格は現在のところ未公開、しかし限定数量は300足、カラーは4色とアナウンスされています。
なお製造を行うのはイタリアの「ホーガン」。
日本でも多くの製品が販売されており、中心価格帯は4-5万円程度となっているものの、アストンマーティンとのコラボモデルはもっと高いであろうことが容易に想像できます(ブガッティとジョルジオ・アルマーニとのコラボ製品だと、ジャケットは数百万円レベル)。
イタリアは他にも多くのスニーカーメーカーを擁しますが、ぼくが真っ先に思いつくのは、サイドに「ホ」の字がある「プレミアータ」。
これは見た目のインパクト(ちょっと気合の抜けた”ホ”)が相当にありますね。
ちなみにイタリアはこれだけ高級スニーカーメーカーがあるにもかかわらず、「リストランテ」ではスニーカー不可。
ジーンズはOKなのですがスニーカーを履いての入店は一般的にタブーとされているようで、スニーカーの地位が高いのか低いのかよくわからない部分も。
ただしいかにイタリアのスニーカーが高価とは言え、レザーシューズはさらに高価なので(マグナーニやベルルッティなど)、そこには超えられない序列があるのかもしれませんね。
※イタリアでいう「リストランテ」は日本では「レストラン」というよりは「高級レストラン」といったかんじ。リストランテの下にトラットリアやオステリアといった「一般向け」レストランも存在するなど、確固たるヒエラルキーがある