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「究極の空冷ポルシェ」を目指して作られた993ベース「400R」の実車公開。価格は「億」?

2017/11/11

★空冷ポルシェ最後の世代、993をハードに、かつ美しくカスタムした「400R」★

993世代のポルシェ911をカスタムした「400R」がSEMAに登場。
5000万円を超えるカスタムカーとなり(結果的に「億」くらいの販売価格になってしまったという話も)、それもそのはずでエンジンは911GT3の4リッター自然吸気を使用し、ボディパネルは全てカーボン製(プリプレグ)。
あらゆる部位こだわったカスタムが施されています。

かつて無いほどの盛り上がりを見せるクラシックポルシェのチューン

ジンガーが先鞭をつけたクラシックポルシェの「レストア兼カスタム」ですが、現在は一つの大きなムーブメントに。
というのもジンガーの提供するポルシェには「数に限りがあり(あまりに製作に手間がかかるので大量生産できない)」、そして「あまりに高価」。
そこで、「そこまでこだわらなくても」より手軽な価格で、より短い納期でクラシックポルシェのカスタム&レストアを提供しよう、という会社が登場したわけですね。

その流れの中で、顧客の要望も「贅沢な作りはいらないので、とにかくシンプルに軽く、戦闘力のあるマシンに仕上げたい」「そんなに高い速度で走るわけではないが、ハンドリングを楽しみたい」「あまり飛ばさないので運動性能はそこそこに、しかし優雅な雰囲気を楽しみたい」と言った感じで多様化しており、現在はそれぞれの要望に対応するチューナーが存在する、というのが現在の状況。

さらにそれぞれの「要望」のひとつである”走り”をとことん追求したチューナーも登場しており、今回「400R」を公開した Gunther Werksもその一つ。
なお、チューナーによってはジンガーやRWBのように「顧客の要望を聞き、打ち合わせをしながら」カスタムカーを作り上げてゆくところもあり、逆にチューナー側が「こういったものを作りたい」ということでコンプリートカー的(決まったパッケージでの)提供となる場合も。

Gunther Werksはその「中間」といったイメージで、性能・機能的な部分はある程度固定されており、しかしインテリアの素材/仕上げや、ボディペイントについてはある程度選択の自由度が高められているようです。

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