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ジャガーがそのブランド「初」となるEV、I-PACEを公開。
バッテリーパックは90Kwh、航続可能距離は475キロ。
85分で容量の80%まで充電でき、急速充電器を使用すれば40分で同様に80%までの充電を完了するという実用的なEVです。
なおEVというとどうしてもエコなイメージがありますが、ジャガーいわく今回のI-ペイスについて「ドライバーズEV」だと表現し、ガソリン車に劣らない楽しみを持っている、と表現。
ジャガーI-PACEはこんなクルマ
なおジャガーは早い段階からフォーミュラEに参戦するなど「エレクトリックの可能性」に注目してきたメーカー。
日本でも「シビれるジャガー」のキャッチコピーでI-PACEのプロモーションを行っていますね。
レイアウトとしては、前後アクスルにモーターを一個づつ搭載する4WD。
合計で400馬力を発生するというパワフルな車で、0-100キロ加速はわずか4.5秒(ポルシェ911カレラの4.6秒よりも速い)。※4.9秒としている媒体もある
EVという性質上、フロアをフラットにできるほか、パワートレーンの入る場所を考えなくていいということもあって設計の自由度は高く、捻り剛性についてはジャガーブランド中「最も高く」、かつ前後重量配分も50:50と理想的。
オプションではエアサスも用意され、ジャガーは「快適な乗り心地とドライビングダイナミクスとの融合」を強く主張しています。
外観はSUVともクーペともいえない、なんとも「新しい」デザイン。
諸事情で生産されなかった(しかし007に登場した)スーパーカー、C-X75のデザイン要素を採り入れており、力強さとシャープさとをうまくバランスさせているようですね。
おそらく悩んだであろう部分は「フロントグリル」で、EVである以上はガソリンエンジンのようなクーリングを考える必要はなく、テスラのように「本来は不要」。
しかしながらジャガーとしてのアイデンテティを保つために設けられたのだと思われ、そしてグリル内部には「クーリングと空気抵抗」を両立するために可変式シャッターを持つようですね。
ボディサイズは全長4682、全幅2011、全高1565ミリ、最小回転半径は5.99メートル。
全幅が異常に広いのは「ドアミラー含む」ためかもしれません(でないと、さすがにデカすぎる)。
I-PACEの内装はこんな感じ
内装についてはEVならではの「広々とした」もの。
インフォテイメントは「タッチプロ・デュオ」に進化し、EVナビゲーションシステムなどの「EVならでは」の機能も。
なお、インフォテイメントシステムのアップデートは「オンラインで」できる、としています。
メーターはフルデジタルのようですね。
イギリスでの価格は63,495ポンドからで、日本でもページは公開済み(いまのところ価格は未公開)。
グレードはI-PACE S、I-PACE SE、I-PACE HSEの3つがラインナップ。
なお「63495ポンド」は日本円に換算すると930万円ほど。
かなり高価な車だと言え、やはりEVは現段階ではどうしても高価にならざるをえない、と改めて実感させられます。