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なぜ?一旦は落札された「バチカン仕様ランボルギーニ」が懸賞の景品として登場

2018/12/08

| 一度は1億円近くで落札されたのになぜ? |

ランボルギーニは以前に「バチカン仕様」のランボルギーニ・ウラカンをワンオフにて製作していますが、これは2018年5月にRMサザビーズが開催したチャリティオークションにて、861,575ドルという高額にて落札されています。

その落札代金はバチカンが行なっている様々な慈善活動の費用に充てられることになりますが、今回はなぜかそのランボルギーニ・ウラカンが「Omaze」というサイトが提供する「景品」として登場することに。

当選者はバチカンに招待され、ローマ教皇から直接キーを授与される栄誉に

このランボルギーニ・ウラカンは後輪駆動仕様の「ウラカンRWD」をベースとし、バチカン市国の国旗をモチーフとしてホワイトのボディにゴールドのラインを入れたもの。
ただしそのラインはオプションで用意されるものとは全く異なり、フロントフード、フロントバンパー、ドアやピラー、リアエンドにもボディ形状に沿ったデザインにて描かれることになり、その特別さを強調。
さらにサイドステップも「グロスブラック」が採用され、これも通常のウラカンRWDとは異なる部分で、まさに「ワンオフ」となる個体。

もちろんインテリアも特別仕様となり、やはりバチカン市国の国旗をイメージしてブラックをベースにホワイトが用いられ、ステッチのカラーも「ゴールド」が用いられています。

そしてこのウラカンにはフランシス教皇のサインがフロントフードに入れられて競売にかけられ、9438万円という価格で落札されたわけですね。

このウラカンをもともと落札したのはランボルギーニ自身?

そこで疑問なのが「世界でもっとも祝福され、かつアンタッチャブルな」はずのランボルギーニ・ウラカンがなぜまた他の人の手に渡ることになったのかということですが、どうやら先のオークションにて「最高値で落札したのはランボルギーニ自身」ではないか、と言われています(これは推測の域を出ない)。

そしてランボルギーニがその落札代金を支払ってチャリティに回し、所有権はランボルギーニにあるままなので、これを他のことに役立てることができないか?と考えてバチカンと相談し、今回の「懸賞の景品として提供」されることになったというのが事の真相である模様。

そしてこのランボルギーニ・ウラカンをゲットするには「Omaze」のサイトにて募金を行うということで「獲得権利を得る」ことになり、その権利を持つものの中から「選ばれた一人」だけがウラカンに乗れる、ということになります。

その選ばれた一人は(世界中どこへ住んでいようとも)バチカンへと招待されて4つ星ホテルへと宿泊でき、その人のためだけに授与イベントが開催されてなんと「直接」ローマ教皇からこのウラカンのキーを手渡されると栄誉に浴することが可能。
その場にはランボルギーニCEO、ステファノ・ドメニカリ氏も同席するとされ、「とてつもない価値を持つ記念行事」になりそうですね。

なお、この懸賞への応募として集まったお金は「チャリティ・エイド・ファウンデーション・オブ・アメリカ(CAFA)へと寄付されて戦争にて破壊された村の復興に役立てられることになり、再び多くの人を救うことになる、と報じられています。

ランボルギーニとしてはウラカン本体に加え、落札代金の1億円を支出したことにはなりますが、その1億円はバチカンへと寄付され、前回のオークションによってより価値を高めたウラカンが今回の募金によってさらに多くのお金を集めることになるのは間違いないと思われ、そのお金がまた人々の救済に役立てられることになりますね。

ちなみに応募は10ドルからでき、さらに25ドル、50ドル、100ドル、250ドル、500ドル、1000ドル、2500ドル、5000ドルといったコースがあって、もちろん金額が大きいほど当選確率は上がる模様。
Omazeではほかにもチャリティのために色々な懸賞を開催しており、なかなかに面白い、そして多くの人が幸せになれるシステムだと思います。

VIA:Omaze

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