リーボックは以前にも「エイリアン」とのコラボモデルを発表している
リーボックが限定スニーカー「エイリアン ファイター ビショップ [ALIEN FIGHTER BISHOPS]」を発売。
これは文字通り映画「エイリアン2」劇中にてアンドロイドのビショップが履いていたもので、すでに限定発売されたエイリアンストンパーに続く「エイリアンシリーズ」と言えそうですね。
なお、発売は「エイリアンの宇宙船を発見した惑星”LV-426”」にちなんで4月26日、価格は17,286円（もう売り切れてるけど）。
当時の映画は、制作側が勝手に市販の製品を使用することが多かった
なお、映画「エイリアン2」製作当時（1986年）はまだ企業とのタイアップがあまり一般的ではなく、この傾向（タイアップ）が顕著になるのは1990年代に入ってから。
よってエイリアン2では既存の製品をスタッフが購入してきて「小道具（プロップ）」とするのが通例で、よって劇中に登場した「リプリー」「ビショップ」がリーボックのスニーカーを履くことに。
全開発売された「エイリアンストンパー ミッドPL」は劇中の仕様ではなく、映画に登場した「パワーローダー」と「エイリアン・クイーン」をモチーフにしたものでしたね。
ただし今回発売される「エイリアンファイター ビショップス」は実際に劇中にて使用されたシューズを再現したもの（ヴィンテージ加工も施されている）。
そして内部には、リプリーたちの乗る宇宙船を所有していた、そして雇用主でもある「ウェイランド・ユタニ」のロゴ入り。
なお、劇中の設定では「ウェイランド社」はイギリスに拠点を置く多国籍企業で、CEOはチャールズ・ビショップ・ウェイランド。
アンドロイド（シンセティック）のビショップはこのCEOの外見に似せて作られ、その名も頂戴している、ということになります。
そしてウェイランド社には2つあって、上の「ウェイランド社」について正確には「ウェイランド・インダストリーズ」。
その後ピーター、ウェイランド（チャールズ・ビショップ・ウェイランドとの関係は不明）が興したのが「ウェイランド・コープ」で、これは映画「プロメテウス」にて”エンジニア”にあっさり殺されてしまった人ですね。
そしてその後ウェイランド・コープは業績が悪化し、日系企業の「湯谷社」と合併したのが「ウェイランド・ユタニ」。
このあたりにはもっと複雑な背景があるのですが、たぶん誰も興味がないと思うので、このあたりにしようと思います。
ちなみに「エイリアン2」に使用された小物で有名なのは、このリーボックのスニーカーのほか、「セイコー×ジウジアーロ」腕時計も。
1983年当時、セイコーはジウジアーロとのコラボレーションによって下記のシリーズを発売していますが、劇中にて一番左が「ビショップ」、その右横が「リプリー」が身につけていたもの。
なお、今回リーボックが製品ページに記載している「エイリアンファイター・ビショップス」の紹介は下記の通りです。
1986年に公開された映画『エイリアン2』の劇中で着用されたスニーカー「ALIEN STOMPER（エイリアン スタンパー）」の特別モデル「ALIEN FIGHTER BISHOPS（エイリアン ファイター ビショップス）」を、映画『エイリアン』公開40周年を記念して、映画の舞台である惑星「LV-426」にちなみ、2016年より“エイリアン・デー”となった4月26日（金）に発売。今回のモデルは、今年『エイリアン』が公開40周年を迎えることを祝した2017年以来の特別モデルであり、1986年に公開された『エイリアン2』の劇中で、アンドロイドの“ビショップ”が着用しているシューズがミッドカットであることにちなんで、「ALIEN FIGHTER BISHOPS」という名前での発売となります。素材には、上質なエイジドレザーを使用することで肌触りの良さを高めつつ、地下室に保管されていたようなヴィンテージ風に仕上げています。またデザインは、クリームホワイトに深いレッドと濃炭色のコントラストが際立つ、ヴィンテージ感のあるカラーリングを施しました。細部には『エイリアン』シリーズに登場する、悪名高き“ウェイランド・ユタニ社”の、コンセプト時の「Ｄ」の文字がそぎ落とされた、幻のロゴが施されています。こうして、1986年の名作シルエットの解釈をアップグレードし、バックストーリーを付与した、デザインが完成しました。
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