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米にて2020年モデルのホンダ・シビック・タイプR発表。装備・機能に変更なし、しかし価格アップのナゾ

2019/07/14

| 北米にて、シビック・タイプRは2年で27万円の値上がり |

北米にてシビック・タイプRの2020年モデルが発表され、その毎年値上げされていると話題に。
なお、ホンダ・シビック・タイプRが北米で始めた発表されたとき(2018年モデル)は34,775ドルで、そして今回発表された2020年モデルの価格は37,230ドル。

その間には2,455ドル、つまり27万円ほどの価格差があり、値上がり率で言えば6.6%ほどとなります。

ホンダはあまりアップグレードに熱心なメーカーではない

なお、ホンダ・シビック・タイプRは発売から現在まで内容自体はほぼ変わっておらず、「機能や性能が向上しないのに値上げ」というのも消費者にとっては理解できない理由のひとつ。

北米市場だとスバルWRS STIの価格が37,480に設定されているのでシビック・タイプRとほぼ同じ、そしてフォルクスワーゲン・ゴルフRの価格は41,290ドル(日本だとシビック・タイプRは450万円、WRX STIは386万円、VWゴルフRは55万円なので、北米とはかなり事情が異なる)。

北米での価格を見ると、シビック・タイプRはWRX STIやゴルフRと近い価格を持つということになりますが、シビック・タイプRは「FF」、WRX STIとゴルフRは「4WD」という大きな差異があり、よって北米ではますますクエスチョンマークが大量に発生しているようですね。

同じように「価格が上がり続けるハイパフォーマンスカー」だと日産GT-R(R35)があり、これは登場時にはポルシェ・ケイマンくらいの価格だったのに、今ではポルシェ911くらいの価格に。
ただ、GT-Rの場合は性能も大きく向上しているので、その値上げについては十分理解できるところ。

ちなみに2018年モデルから2019年モデルに移行するときには「インフォテイメントシステムの音量調整がタッチパネルからツマミになった」「アップル・カープレイとアンドロイド・オートが標準装備になった」「ボディカラーが増えた」程度で、2019年モデルから2020年モデルへの移行にあたっては「変更なし」。※日本では欧州や北米で選べるようになった「ソニックグレーパール」が選べないが、値上げもなされていない

アメリカでは年度ごとに大きくそのクルマの内容が変わることも珍しくはなく(というか当然)、よって「変更なし」「にもかかわらず価格上昇」というのはちょっと理解しがたい、と考えているには想像に難くないところ。

ホンダ・シビック・タイプRについてはここ最近、ニュルブルクリンクにて謎のテスト車両が目撃されていますが、それらが発売されるとなると「さらなる値上げ」が待っているのかもしれませんね。

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