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BMWが1936年発売の「R5」を現代によみがえらせたバイク”R18”発表!1800cc、世界最大の二気筒エンジン搭載

2020/04/06

| 出力はBMWの二気筒史上最大を誇る |

BMWのバイク部門であるBMWモトラッドより、かねてより噂の「R18」が正式発表。

これはBMWのバイクにおけるルーツを追求した、ピュアでシンプルなクルーザーだとアナウンスされていますが、1936年にリリースされた「R5」に強い影響を受けたデザインや構造を持っています。

フレームはダブルループ式チューブラー、タンクはティアドロップ、クラシカルなワイヤースポークホイール、フィッシュテール型のマフラーを持っており、一見するとこれがメーカー純正、しかも最新のバイクとは思えないほど。

こちらがかつてのR5と並んだ図。

完全にその雰囲気を再現しているといって良さそうですね(R5のドライブシャフトはけっこう細いのが印象的)。

ちょっと不思議なのは、バイクに関してはこのR18や、ホンダのCB400スーパーフォアのように「モロに昔っぽい」デザインを採用した製品がラインナップされ比較的人気であるのに対し、クルマだと「ネオレトロ」「リバイバル」デザインは存在するものの、「ど真ん中ストレート」でクラシックなデザインを持つ製品が見られない、ということ(例外はモーガンくらいか)。

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こういったノスタルジー溢れるデザインを持つクルマがあってもいいのになあ、とぼくはいつも考えるわけですが、デザイナーの立場からすると、過去のデザインをそのまま採用するのは自身のアイデンテティの否定につながるので避けたいらしく、なかなかクルマだとこういったデザインが実現しそうにありません。

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このBMW R18がハーレー・ダビッドソンのような「アメリカン」と異なるのはフロントタイヤが太いということ。

これはちょっと前の「スクランブラー」あたりから続く一つのブームでもあり、ホンダ「レブル」もこの系統だと言えそうです。

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なお、今回のBMW R18については単なるレトロではなく、ヘッドライトはじめ灯火類がLED化され、ブレーキも4ピストンキャリパーを持つディスクブレーキに改められるなど現代的要素も含まれています。

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なお、オフィシャルフォトにて公開されたのは初回限定モデルの「ファーストエディション」で、各部がブラック仕上げとなり、シートには「First Edition」のバッジが付与される、とのこと。

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エンジンは1.8リッター水平対向二気筒(一気筒あたり900ccもある・・・)で、これはBMW史上最もパワフルな二気筒エンジン。

その出力は90馬力だとアナウンスされています。

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BMWが量産史上最大クラス「1気筒900cc」、2気筒1800ccボクサーエンジンを発表。エンジンと言うよりもスター・ウォーズに出てくる宇宙船のようだと話題に

さらにBMWは「走行性能に関する部分については、できるだけハイテク電子制御を排除してピュアさに務めた」と語っており、シンプルさをアピール。

ただし使いやすさや安全性については抜かりなく、スタビリティコントロールやヒルスタートコントロール、リバースアシストは標準装備となるようです。

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BMW R18の価格は北米だと17,495ドルに設定されており、およそ190万円くらいということに。

おそらくハーレーダビッドソンとはまた異なる客層が購入するとは思われるものの、いくばっかの顧客が流れることになりそうですね(意外とBMWはハーレーダビッドソンを意識していて、過去にもクルーザーを投入したことがある)。

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BMW R18にはカスタムパーツも多数用意

そしてR18の一つの特徴が「カスタムパーツが豊富」なこと。

これはR nineTあたりから見られる一つの傾向で、カスタムパーツをラインアップし、カスタムを推奨することでBMWの利益を最大化しようということなのだと思われます。

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こういったビジネスモデルは「スーパースポーツ」とはまた異なるもので、よって各バイクメーカーとしては「ライフスタイル系」を拡大したいと考えているのかもしれません。

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こちらはエイプハンガーっぽいハンドルを装着したカスタム例。

まさかBMWがこういったカスタムをするとは、と驚かされます。

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エンジンヘッドやマフラーがブラックに。

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ヘッドライトベゼルにもサンドブラストっぽいブラックのパーツが用意されており、好みによって「クロームパーツをブラックに」変更できるようですね。

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