さて、フェラーリは年一回、そのオーナーが集まってミーティングとロードトリップを行うイベント「カヴァルケード」を開催していますが、カヴァルケード10周年を迎えるにあたり、フェラーリは特別な5台のモデルを製作する、と発表。
これらのモデルは既存車種をベースとしてフェラーリのパーソナリゼーションプログラム「テーラーメイド」によってカスタムされることになり、第一弾として公開されたのは「ブルー・カプリ」」なる特別色にペイントされた812コンペティツォーネ。
そのイメージは「カプリ島」から
もちろん、このネーミングから想像できるとおりインスパイア元は「カプリ島とそれを取り囲む海」。
ブルー・カプリは青みを帯びたグリーンの色合いを持ち、フェラーリによると "強烈な玉虫色の青で、海からインスピレーションを得たさまざまなニュアンスを示している "とのこと。
現在公開されている画像はレンダリングにとどまり、まだ実車が製作されたわけではなさそうですが、ブルー・カプリのボディカラーにはエメラルドグリーンのような明るい色味を持つストライプとハイライトが組み合わせられています。
ドアには「39」のレターとアメリカ国旗があり(反対側のドアにはイタリア国旗)、これを見るとアメリカ人のオーナーに引き渡されることが決まっているのかもしれません(当然、一般人には購入権が与えられないものと思われる)。
ホイールはマットブラックのように見え、ブレーキキャリパーはイエロー。
リアエンドにも明るいグリーンのハイライトが入っているようですね。
フェラーリ812コンペティツォーネはこんなクルマ
812コンペティツィオーネは812スーパーファストのハードコアモデルで、フェラーリのV12史上最強の830馬力を発生する自然吸気6.5リッターV12を搭載し、許容回転数は9,500rpm、そして0−100キロ加速は2.85秒というスペックを誇ります。
エアロダイナミクス、ビークルダイナミクス、軽量化のほかトランスミッションにも変更が加えられ、シフトチェンジのスピードが5パーセント向上するなど全域に渡って強化が図られることに。
812コンペティツィオーネ(クーペ)は999台、オープンモデルであるアペルタを599台製造する予定ですが、当然ながら発表の前にはすべて「完売」しており、目にすることすら難しいクルマのひとつでもありますね。
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参照:Ferrari