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アルファロメオが「レトロ仕様」の2022年F1マシン「C42」を公開!中国人初のF1ドライバー、チョウ・グァンユを迎えランキング上昇を狙う

アルファロメオが「レトロ仕様」の2022年F1マシン「C42」を公開!中国人初のF1ドライバー、チョウ・グァンユを迎えランキング上昇を狙う

| アルファロメオは昨年を10チーム中9位という不本意な結果で終えている |

新レギュレーションと新ドライバーラインナップによって一気に浮上を狙う

さて、2022年シーズンのF1マシンにつき、「最後の発表」となったアルファロメオ。

今回はその2022年のチャレンジャー「C42」を発表することとなっていますが、なぜここまで発表が遅くなったのかはちょっとナゾ(バルセロナテストでもカモフラージュ付きの車両を走らせている)。

なお、ドライバーはバルテリ・ボッタスとチョウ・グァンユで、バルテリ・ボッタスは引退するキミ・ライコネンの後任としてメルセデスから移籍し、チョウ・グァンユはアントニオ・ジョヴィナッツィの後任としてF2からのステップアップとなります(F1初の中国人ドライバーでもあり、中国での販売不振に悩むアルファロメオにとっては起爆剤となるのは間違いない)。

Alfa-Romeo-C42 (8)

C42は「アルファロメオらしい」カラーリング

10チーム中最終となったアルファロメオC42ですが、そのカラーリングはレッドとホワイトの美しい塗り分けを持っており、「(2018年から続く)いかにもアルファロメオ」という雰囲気。

ただし例年とは異なり、アルファロメオのマークではなく、クラシカルな「Alfa Romeo」という文字が用いられるレトロ仕様であり、90年代のカラーリングに回帰したフェラーリ同様といった印象ですね。

Alfa-Romeo-C42 (7)

なお、ホイールカラーは10チーム中ではもっとも「こだわった」グラフィックを持つように思います。

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リアウイング下にはイタリア国旗カラー、そしてAlfa Romeoの文字。

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C42は大きなエアアウトレットを備える

なお、C42は上から見ると大きなエアアウトレットを持つことがわかりますが、このカラーが「ブラック」であることからアグレッシブな印象も。

Alfa-Romeo-C42 (6)

サイドポッド周辺はハースVF-22に近いデザインを持ち、下部がブラック(カーボンファイバー)ということもあって車体そのものがコンパクトに見えるように感じます。

Alfa-Romeo-C42 (4)

ノーズとフロントウイングはかなり立体的な形状を持っており、センターインテークは分割式、そしてリヤサスペンションはプッシュロッド。

アルファロメオF1チームのチーム代表であるフレデリック・ヴァスール氏によると、「シーズンの始まりはいつも、多くのスタッフが長い時間をかけて取り組んできた成果を見ることができる、エキサイティングな瞬間です。アルファロメオC42は、レースがより緊迫しスリリングになる新しいレギュレーションに沿って製作された我々の最初のマシンであり、このマシンがチームランキングの前進に貢献するという確信を持っています」とのこと。

Alfa-Romeo-C42 (2)

なお、アルファロメオは2021年シーズンをコンストラクターズランキング(10チームのうち)9位で終え、ドライバーズランキングにおいてもキミ・ライコネンの16位が「最高」となっており、かなり不本意なシーズンだったと言ってよさそう。

今年はバルテリ・ボッタス(2021年ではドライバーズランキング3位)の獲得という心強いニュースもあるものの、両ドライバーともにはじめてのアルファロメオで戦うことになり、かつバルセロナのテストではトラブルによって周回を重ねることができず、わずか175周を走ったにとどまっていて、序盤でのイキナリの活躍を期待するのは難しいかもしれませんね。

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