
Image:Rimac
| やはりリマック、通常のRCカーを発売するだけには終わらない |
「走行ロジック」すらも自身で考えプログラムできるようだ
最高時速400km/hオーバー、最高出力1,914馬力を誇る世界最高峰の電動ハイパーカー「リマック・ネヴェーラ(Rimac Nevera)」。
その驚異的なEV構造を1/18サイズにて、そして自分の手で組み立ててプログラミングまで体験できるという公式DIYキットが登場することに。
これはクロアチア発のSTEMテクノロジー企業「CircuitMess(サーキットメス)」と「Rimac Automobili(リマック・アウトモビリ)」のコラボレーションにより誕生したもので、ラジコンや模型の枠を超え、本格的な自動車工学と電子工作を学べる教育用キットとして注目を集めています。
【この記事のポイント】
- 本格DIYキット:1/18スケールでシャシー、EVモーター、ステアリング機構、Li-Poバッテリーを自作。
- プログラミング対応:組み立て後はCircuitBlocks(ブロックコーディング)やC++言語でライト点灯や走行ロジックを自由に開発可能。
- 専用コントローラーも付属:ブーストモードを搭載したタイムアタック仕様のコントローラーも手作りで組み立て。
- 手頃な本格STEM教材:実車は数億円のハイパーカーでありながら、本キットは手軽な価格にて最先端EV構造と制御システムを学べる究極の知育アイテム。

Image:Rimac
リマックとサーキットメスが仕掛ける「作って学ぶ」EVイノベーション
今回のコラボレーションはともにクロアチアに拠点を置き、テクノロジーの限界に挑み続ける2つの企業の想いが結実したもので、リマックは「従来の自動車工学の限界を突破する」という信念のもと創業し、一方のサーキットメスは「仕組みを理解することで難解なテクノロジーを身近にする」という理念を掲げています。
2017年の設立以来、30万台以上のDIYデバイスを世界中に届けてきたサーキットメスの知見が注ぎ込まれた本キットは「組み立て工程そのものが本物のEV製造ラインをミニチュアサイズで追体験できる」ように設計されているといい・・・。
組み立てからプログラミングまで。キットの主な特徴
- シャシーからの本格組み立て:電動モーター、サーボ制御式ステアリング機構、ホイール&タイヤ、LEDヘッドライト、そして実車と同じ基本技術であるリチウムポリマー(Li-Po)バッテリーシステムをゼロから組み上げ
- 高度なコード制御とカスタマイズ:完成後はPCに接続し、初心者向けの「CircuitBlocks」または上級者向けの「C++」を使ってコーディングが可能。独自の走行アルゴリズムの設定、コントローラー入力の変更、LEDを用いたライトショーのデザインまで行える
- 専用「Time Attack」コントローラー:キットには実車さながらの疾走感を再現する「ブーストモード」を備えたコントローラーも同梱されており、そのコントローラー自体も組み立てプロジェクトの一部として楽しめる

Image:Rimac
実車「リマック・ネヴェーラ」と「サーキットメス 組み立てキット」とのスペック比較
世界記録を塗り替え続けるモンスターハイパーカー「ネヴェーラ」の実車スペック、そして今回登場したDIYモデルのスペックを比較してみると以下の通り。
| 項目 | 実車:リマック・ネヴェーラ | DIYキット:CircuitMess Rimac Nevera |
| スケール/サイズ | 全長 4,745 mm(実物大) | 1/18 スケール |
| パワートレイン | 4輪独立電動モーター(1,914馬力) | 高精度小型電動モーター |
| バッテリー | 120 kWh リチウム・マンガン・ニッケル | 充電式Li-Po(リチウムポリマー)バッテリー |
| 最高速度/特徴 | 最高時速 412 km/h / 0-100km/h 1.81秒 | ブーストモード機能、Wi-Fi / Bluetooth内蔵 |
| 制御システム | オールホイール・トルクベクタリング | CircuitBlocks / C++ による制御プログラム開発 |
| 価格帯 | 約220万ドル〜(約3億3,000万円以上) | 限定版 約149〜159.99ユーロ(約2万5,000円〜) |
知育教材(STEM)としての市場価値と関連知識
近年、自動車産業は「CASE(電動化・自動運転・コネクテッド・シェアリング)」と呼ばれる大変革期を迎えていて、自動車エンジニアに求められるスキルも従来の機械工学(メカニクス)から電子制御(エレクトロニクス)やソフトウェア開発(プログラミング)へと急速にシフトしているというのが現在地。
そこで本キットは「クルマの形をしたおもちゃ」を組むのではなく、以下のような現代EVの根幹技術を体感的に学べる点が画期的だと評されているわけですね。
- バッテリマネジメントと電力供給の基本
- サーボモータによるステアリング制御の仕組み
- マイコン基板を通じたセンサーとアクチュエータの連携
将来の自動車産業を担う子どもたちへの教材としてはもちろん、最新EVの構造に興味がある大人のガジェットファンにとっても、手軽に体験できる一級の知育プロダクトと言えそうです。

Image:Rimac
結論
リマック・アウトモビリとサーキットメスが送り出す「CircuitMess Rimac Nevera」は数億円クラスの超絶ハイパーカーのテクノロジーをデスクの上で手軽に体験できる革新的な組み立てキット。
ハードウェアの組み立てから、ソフトウェアによる電子制御・カスタムプログラミングまでを一気通貫で体験できるため、クルマ好き・電子工作好きの好奇心を強烈に刺激することは間違いなく、最新EVの仕組みを深く知り、自分だけのロジックで走らせる感動を体験するには「もってこい」の素材だといえそうですね。
合わせて読みたい、リマック関連投稿
-
-
リマックがテスラを出し抜く? 「常に世界を改変する男」、メイト・リマックのロボタクシー「ヴェルヌ」が配備目前。「私のほうが先だったな」と勝利宣言
| ハイパーEVの天才が仕掛ける都市交通の革命 | リマックが「ヴェルヌ」を発表した後、しばらくは音沙汰がなかったが 最高速度480kmを誇るモンスターEV「ネヴェーラ」を世に送り出した「革命児」、メ ...
続きを見る
-
-
リマックの技術によってBMW i7が覚醒、航続距離と充電速度を劇的に向上。「EVの聖地」中国にて詳細を発表予定、BMWの反撃が始まる
| かねてよりリマックとBMWとは提携関係にはあったが | 今回「ピンポイントで」リマックの技術がBMWへと注ぎ込まれることに BMWのEVラインナップの頂点に君臨する「i7」がさらなる進化を遂げるこ ...
続きを見る
-
-
ポルシェがブガッティ・リマックの全株式を売却しコアビジネスへ集中すると発表。ブガッティは「独立」によって呪縛から解き放たれ、より高い次元を目指すことに
| 以前からなされていた協議の結果がついに「決定」 | ポルシェは多額の現金を手にすることで「より」大きな展開が可能に ポルシェAGが2026年4月24日、「ブガッティ・リマックおよびリマック・グルー ...
続きを見る
参照:Rimac











