タグ・ホイヤーが「カレラチーム イクザワ BY バンフォード」を発売。カレラ、生沢徹、娘の生沢舞、そしてバンフォードにポルシェも関係する「スーパーコラボ腕時計」

｜　プレスリリースが届いたときにはさほど気にしていなかったが、よくよく内容を見るとスゴいコラボ腕時計だった　｜

残念ながら、もうこの腕時計を手に入れることは非常に難しいだろう

さて、タグ・ホイヤーが新作腕時計「タグ・ホイヤー カレラチーム イクザワ BY バンフォード（CBN201F.EB0356 / 968,000円）を発売。

これは「カレラ」「チーム イクザワ」「バンフォード ウォッチデパートメント」のトリプルコラボ製品となり、日本市場限定モデルとしてのリリースです。

生沢 徹は言わずと知れた日本のモータースポーツ界のレジェンドであり、日産スカイラインGTやポルシェ906を走らせたことでも知られていますが、1967年のレースにて「ポルシェ906にて他メーカーのレーシングカーをことごとく打ち負かした」ことによりポルシェの名を日本中に轟かせることになります。※よって、ポルシェにとっても生沢 徹は重要人物である

タグ・ホイヤー カレラチーム イクザワ BY バンフォードはこんな仕様を持っている

タグ・ホイヤー カレラチーム イクザワ BY バンフォードのベースとなるのは42ミリサイズのステンレススティールケースを持つ「カレラ」で、チーム イクザワのイメージカラーであるホワイトとレッドにて彩られていることが最大の特徴。

ダイヤルはホワイトオパーリン、クロノグラフ針や時針と分針の一部はレッド、そしてスケールもレッド。

「CARRERA」「TAG HEUER」レターもレッド、そして9時位置のサブダイヤルもレッドという鮮やかな仕上げを持っています。

そしてやはり目を引くのは6時位置の「TEAM IKUZAWA」文字であり、タグ・ホイヤーがここまで自社以外のロゴを大きく文字盤上に記すことは非常に珍しいかもしれません。

「タグ・ホイヤー カレラチーム イクザワ」にはバンフォードが一枚噛んでいる

そしてこの腕時計のもう一つの特徴は「バンフォードが噛んでいる」こと。

なお、バンフォードはロレックスのカスタムにて一躍その名をあげていますが、「ブラックとブルー」を多用することが一つの特徴で、以前にもタグ・ホイヤーとのコラボレーションによって限定バージョンのモナコをリリースしたことも。

G-SHOCKとも2度ほどコラボ作品をリリースしたことがあるほか、ベントレーはバンフォードの創業者であるジョージ・バンフォードのためにワンオフモデルを製作したことがあり、今やウォッチカスタマイザーの領域を超えて影響力を発揮する人物そしてブランドであると言って良いかと思います。

ただ、今回の「タグ・ホイヤー カレラチーム イクザワ BY バンフォード」に関しては、その爽やかなカラーリングからヴァンフォードらしさを感じ取ることが出来ず、その理由はどうやら実際にこの腕時計をデザインしたのが生沢徹の娘である生沢舞であることに起因するもよう。

生沢舞はクリエイティブディレクター、アーティストなど様々な肩書を持つ人物ではありますが、ジョージ・バンフォードとは友人関係にあるといい、それが今回の「複雑な（バンフォードがどう関わっているのかちょっとわかりにくい）」コラボレーションに結びついたようですね。※生沢徹の父親も芸術家である

そしてこちらはタグ・ホイヤー カレラチーム イクザワ BY バンフォードの専用ケース。

やはりホワイトとレッドを貴重としていますが、交換用としてホワイトカーフスキンストラップ（Team Ikuzawaのロゴ入り）、そして1967年のレースを走った「カーナンバー8」のポルシェ906もセットされていて、この内容を見るに「タグ・ホイヤー カレラと、生沢徹、そして生沢舞、さらにはバンフォード、おまけにポルシェ」との関連性が感じられるコラボウォッチということに。

ケースバック（画像は公開されていない）はスケルトン、そして「Team Ikuzawa」「BAMFORD WATCH DEPT.」の文字が刻印され、シリアルナンバーも付与されるそうですが、100本限定のうち「1番」は生沢徹、「100番」は生沢舞が所有することになるのだそう。

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参照：TAG HEUER