「世界初」ノビテックが手掛けたフェラーリ SF90 XXついに公開、外観の変化は最小、しかし出力は＋30馬力の1,070馬力へ【動画】

｜　たとえノビテックといえどもフェラーリSF90 XXのチューニングは困難であっただろう　｜

さすがにハイブリッドシステムは「そのまま」、しかしエンジン出力は30馬力アップ

さて、現在フェラーリのチューニングを手掛けるチューナーとして知られるのはノビテックそしてマンソリー。

前者性能や機能を向上させる「ハードコア」、そして後者は内外装の見栄えを向上させる「コスメチューン」的という印象がありますが（ただしマンソリーも非常に大きな出力向上を提供している）、今回はノビテックより（おそらく）初となるフェラーリ SF90 XXのチューニングプログラムが発表されています。

フェラーリ SF90 XXは「すでにハードコア」な存在ではあるが

なお、このフェラーリSF90 XXはもともとサーキット性能を極限まで追求して開発されたSF90のハードコア版で、そのためノビテックにとっても”すでに完成度の高い”このマシンをさらにブラッシュアップするのは至難の業だったのかもしれません。

そしてSF90 XXは非常に高いレベルの、そして妥協を排したエアロダイナミクスを持っており、これらはフェラーリがXXプログラム、そしてF1からのフィードバックによる高度なノウハウと技術によって再現されたもの。

よってさしものノビテックといえどもここに手をいれることは難しかったのだと見え、そのためか「外観はほとんど変わらず」。

外観における変更点はホイール、サスペンション、そしてエキゾーストくらいであるように思われ（まだ詳細は公開されていない）、足元にはVossen製のNF11センターロックホイールを装着し、フロント21インチ／リア22インチという迫力のサイズに。

サスペンションにはノヴィテック製のスプリングを採用し、車高を標準モデルより2cmダウンさせており、より低められた重心による鋭いコーナリング性能を実現しています。

ちなみにエキゾーストシステムは一見するとノーマルのようにも感じられ、しかしその奥に潜むのはもちろんノビテックオリジナルのエキゾーストパイプにマフラーです。

ハイブリッドシステムはそのままに、しかしガソリンエンジンの出力を向上させることでシステム合計だと（ノーマル比30馬力アップの）1,070馬力。

これにより、0-100km/h加速はわずか2.3秒、最高速度は320km/h（199mph）に達する、とアナウンスされています。

ノビテックによる世界初「フェラーリ SF90 XX」のチューニングプログラムを紹介する動画はこちら

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参照：NOVITEC（Youtube）