
| アウディは独自の方向性へと独自の進化を遂げている |
もはや一部の顧客がついてこれないであろうほどの「未来」っぷりである
さて、アウディが誇る新世代の旗手、A6の先行発表会へ。
この新型A6はアウディが次の10年を見据えて投入した「デジタルと電動化のショーケース」とも言えるニューモデルで、同社の新世代デザイン原語そして最新テクノロジーが与えられたクルマです。
実車を見てきた印象、そして注意を惹かれた部分などを見てみましょう。
新型アウディA6とA6アバント(展示車)の概要
今回展示される車両は「A6(セダン、濃いブルー)とA6アバント(ワゴン、濃いグリーン)」で、A6のほうはオプションてんこ盛り、A6アバントの方はオプション控えめという内容です。
なお、パワートレインはA6がガソリン、A6アバントはディーゼルとなっています。

新型アウディA6とA6アバントのエクステリアを見てみよう
こちらはA6(19インチホイールを装着)で・・・。

こちらはA6アバント(18インチホイール)。

こちらはA6のリアで・・・。

A6アバントのリア。

こちらはA6アバントのテールパイプで「デュアル片側出し」。

こちらはA6。
ガソリン版は「スクエア形状デュアル出し」を採用し、「フェイク」ではなくちゃんとエキゾーストパイプと繋がっていることをこの目で確認済み。

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エクステリアでは「エアロダイナミクスが強化」される
新型A6とA6アバントのエクステリアで特筆すべき点が「エアロダイナミクスの強化」。
これは最新世代のアウディ全てに共通する内容ではありますが、シングルフレームグリルが下まで伸びて大きくエアを取り入れる方向へと動いており・・・。

グリル内には「シャッター」を内蔵し冷却性能と空力性能をバランスさせています。

バンパーサイドにはエアカーテンが設けられ、ここからフロントタイヤ側へとエアを流し、そのエアがホイールハウス内の空気を吸い出してダウンフォースを高めるという構造です(ドアハンドルもフラッシュマウント化され、車体側面の空気の流れをとことんスムーズにしている)。
ちなみに前後バンパーには「ハニカム」がデザインとして用いられていますが、これは(後述の)ヘッドライトやテールランプの内部構造にも反復されることに。

フォーリングス(光りそうではあるが実際には発光しない)は台座、そして車体側と連結した「立体型」となっていて、これは新世代のアウディに共通する意匠でもありますね。
さらに「細長いヘッドライト」もあたらしい世代のアウディ各車に共通するもので、これは2020年代はじめにいくつか提示されたコンセプトカー、「スフィア」シリーズにて採用されたデザインです。
なお、近年のアウディが「エッジ」「怒った顔つき」を採用しなくなったのは「世界情勢」によるものだと以前に(アウディのデザイナーが)コメントしており、コロナ禍、そして(欧州では、より身近に感じられる)ロシアのウクライナ侵攻などによる「不安」を和らげるべく、「柔和でフレンドリーな」デザインへとシフトしたとされています。

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「デジタルライトテクノロジー」はスゴかった
アウディはライティングにこだわることで知られていますが、A6に採用されるテクノロジーも凄まじく、ヘッドライトではこれまでに発表されたモデル同様に様々なアニメーション表示が可能です(ロックやアンロック時、そのほか様々なシチュエーションに応じて様々なグラフィックを披露する)。
なお、デイタイムランニングランプは「8パターン」から選択が可能です。

そして驚くべきはヘッドライトの「内部構造」で、近づいてみるとなんと「ハニカムメッシュ」が挿入されています。

見たところ金属製のエッチングパーツのようですが、アウディはちょっと前に「高級機械式腕時計の要素を(内装に)取り入れる」とコメントしたことがあり、それを発展させてエクステリアに採用したのかもしれませんね。
なお、マトリクスヘッドライトの表現力はさらに「正確に、そして多様化」していて、たとえば路面に様々な情報を映し出すことが可能となっています(凍結しそうな場合などは、雪マークを路面に投影してドライバーに注意を促すことができる)。

さらにテールランプも「とんでもなく」こだわった構造を持っていて、直立したOLEDディスプレイが4枚あり、その下には90度の角度でミラーが備え付けられてこれらを反射することに。

そしてこのテールランプの発行グラフィックも「変幻自在」で、やはり8パターンの発行デザインを選べます。
さらにはテールランプのハウジング内にも「ハニカム構造」を再現したパーツが挿入されており、しかしこちらは「樹脂製」となるもよう。

「ストップランプ」はバー状のLEDランプの下にある縦長のレンズを持つ部位で、ウインカーはLEDバーの中に格納されています。
参考までに、ストップランプが光ると、その上のOLEDのグラフィックも変化して「三角」がいくつか表示され、そしてその三角はもちろん「三角停止板」をイメージしたものであり、後続車に対する注意を促すことを目的としています。

なお、アバントのルーフラインは「(先代に比べて)クーペっぽく」変化し、よりエレガントになったようですね。

そしてA6、A6アバントのリアエンドの形状は・・・。

数年前に発表されたアウディのコンセプトカー、「グランドスフィア」を思い起こさせます。

デジタルステージを体現したインテリア
そして新型A6とA6アバントのインテリアは「先代の上下2画面スクリーン構成」から完全に一新され・・・。
- パノラミックディスプレイ: 11.9インチのバーチャルコックピット(メーター)と、14.5インチのMMIタッチディスプレイを1枚の美しい曲面ガラスでつないだ「Audi MMI パノラマディスプレイ」を採用。
- パッセンジャーディスプレイ(オプション): 助手席側にも10.9インチの画面を追加可能。運転席からは見えない特殊なコーティングが施されており、同乗者が走行中に動画ストリーミングなどを楽しめる
- ChatGPTの統合: 音声アシスタント(Audiアシスタント)にChatGPTが連携され、従来よりもはるかに自然な対話でナビ設定や車両操作ができるように

とにかくこのカーブディスプレイはインパクト大。※その多機能ぶりも凄まじい

なお、物理ボタンがほぼなくなってしまっているのですが、この後に発表されたニューモデルでは物理スイッチが復活しており、(まだ先の話ではありますが)A6のフェイスリフトでは「物理スイッチが復活」するのかもしれません(A6設計時はまだタッチ式が全盛であったのだと思われる)。

一方でドアのスイッチは「ほとんどが物理式」。

そしてこちらはオプションのパノラミックルーフで、電気的に透明度を変更できるエレクトロクロミックガラスを採用しています。※この画像は「透明と不透明」を交互に表示した状態

エクステリアに比較するとインテリアは(他のモデルにて)見慣れた感があるものの、やはりそのスローガン「Vorsprung durch Technik(技術による先進)」は伊達じゃない、といった感じですね。

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