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ベントレーが新型スーパースポーツ専用のカラーリングを公開。「左右非対称、しかもグラデーションによってカラーが変化する」とんでもなく手が込んだ塗装に

ベントレー スーパースポーツ専用のグラデーションカラー(レッド×ブラック、マリナー)〜フロント

Image:Bentley

| このところのベントレーの勢いは凄まじい |

今までのイメージを覆すレベルでの変貌ぶりである

イギリスの高級車ブランドであるベントレー(Bentley)。

今回は最高峰スポーツモデル「スーパースポーツ(Supersports)」専用のカラーリングとして、同社のビスポーク(テイラーメイド)部門である「マリナー(Mulliner)」が手掛ける「デザインテーマ・バイ・マリナー(Design Theme by Mulliner)」を発表することに。

このカラーにおける最大のトピックはベントレー史上初となる「ボディの左右で色が変化するグラデーション(Paint Fade)」を採用したことで、伝統的な気品の中に”モータースポーツの熱狂と圧倒的な個性を注入し”、愛車に「唯一無二の芸術性」を求めるエンスージアスト(熱狂的なファン)の心を揺さぶる仕上がりとなっています。※2026年の「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」で実車がお披露目される予定

ベントレー スーパースポーツ専用のグラデーションカラー(レッド×ブラック、マリナー)〜リア

Image:Bentley

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この記事の要約(30秒チェック)

  • 前代未聞のペイント: ベントレー史上初の「サイド・バイ・サイド(左右)グラデーション」を採用。運転席側を鮮烈なハイライトカラー、助手席側をダークトーンでシームレスに繋ぐ、徹底したドライバーファースト仕様
  • 選べる3つの世界観: 官能的な赤と黒の「ドラゴン」、深みのある青の「エレクトリック」、現代的で洗練された「ブロードガー」をラインナップ
  • ストイックな2シーター内装: 運転席側と助手席側でカラーを大胆に分けた非対称の2トーンレザーを採用し、コックピットの緊張感を演出
  • 伝統へのオマージュ: フロントグリルにはベントレーのレース史を象徴する「ナンバー8」を配置

徹底された「ドライバーファースト」の視覚的演出

「デザインテーマ・バイ・マリナー」の根底にあるのはスーパースポーツが持つ「純粋な走りの楽しさ」の強調。

左ハンドル仕様であれ右ハンドル仕様であれ、常に「運転席側」に鮮やかなハイライトカラーが配置され、そこからボディ中央を横切って反対側(助手席側)に向かって滑らかにダークトーンへとフェード(グラデーション)していく手法が取られています。

ベントレー スーパースポーツ専用カラーリング(レッド×ブラック、マリナー)

Image:Bentley

さらに、助手席のラインに合わせる形でフロントからリアまでオフセンター(中心を外した位置)に一本のハイライトストライプが貫かれており、これによってグラデーションがいっそう引き締まるかのようですね(カーボンルーフにはグラデーションが適用されないようだ)。

ベントレー スーパースポーツ専用のグラデーションカラー(レッド×ブラック、マリナー)

Image:Bentley

さらにディテールにも抜かりはなく、フロントグリルにはル・マン24時間レースなどで活躍した往年のベントレー・ボーイズを彷彿とさせる「ナンバー8(白の8の文字)」が再現され、カーボン製のリアディフューザー、フェンダーブレード、サイドシルにはボディのグラデーションを引き締める繊細なピンストライプが施されることに。

ベントレー スーパースポーツ専用のカラーリング(レッド×ブラック、マリナー)〜フロントグリル

Image:Bentley

3つの特別なマリナー・カラースペック

今回用意されたテーマは内外装がトータルコーディネートされた3つのバリエーション(今回公開されたのはこの中の”ドラゴン”のみ)で・・・。

① ドラゴン(Dragon)

  • エクステリア: ドラゴンレッド(Dragon Red)からブラッククリスタル(Black Crystal)への情熱的なフェード
  • インテリア: ホットスパー(Hotspur/赤)とベルーガ(Beluga/黒)の組み合わせ
  • 印象: モータースポーツの純粋なエネルギーを最も強く感じさせる、アグレッシブな仕様
ベントレー スーパースポーツ専用のグインテリア(レッド×ブラック、マリナー)

Image:Bentley

② エレクトリック(Electric)

  • エクステリア: エレクトリックブルー(Electric Blue)からダークサファイア(Dark Sapphire)への洗練されたフェード
  • インテリア: インペリアルブルー(Imperial Blue)の気品ある室内をベースに、クラインブルー(Klein Blue)の鮮烈なアクセント
  • 印象: 日差しによって妖艶に表情を変える、エッジが効きつつも気品を失わない仕様

③ ブロードガー(Brodgar)

  • エクステリア: ペールブロードガー(Pale Brodgar/淡いブロンズ系)からブロードガー(Brodgar)へのグラデーション
  • インテリア: キャメル(Camel/気品ある茶系)とベルーガ(Beluga/黒)の組み合わせ
  • 印象: 現代のトレンドを反映した、シックで都会的なオルタナティブ・ラグジュアリー

究極の2シーターインテリア仕様

コックピットに足を踏み入れると外装のテーマがそのまま反映されていることにも気づかされ、インテリアにおいても左右非対称の2トーンレイアウトを採用しており、運転席の周囲を明るいカラーが包み込み、一方の助手席側は落ち着いたダークトーンでまとめられています。

  • シート構成: 2人乗り(2シーター)専用設計(後席を排し、軽量化と走りの空間を追求)
  • レザー仕様: フルレザー・コンフィギュレーション(ドアインサートとシートには、スーパースポーツ専用の特別なパーフォレーション((細かなパンチング穴))パターンを配置)
  • ディテール: シフトレバーのレザーは運転席側のシートカラーと同色にコーディネート。ダッシュボードやヘッドレストには職人によるコントラストステッチ(飾り縫い)が施される
ベントレー スーパースポーツ専用のインテリア(レッド×ブラック、マリナー)〜シート

Image:Bentley

スーパースポーツ・デザインテーマの仕様比較

今回の「デザインテーマ・バイ・マリナー」の登場によってスーパースポーツのカスタマイズの選択肢はさらに深みを増していて、以前から設定されている「レベル1」および「レベル2」パッケージとの違いを比較することにより、今回の限定仕様がいかに特別な位置付けであるかが分かろうというものですね。

パッケージ名内装の構造主な特徴(インテリア)主な特徴(エクステリア)カラー展開
レベル 13トーンキャビンパンチング加工Dinamica(スエード調素材)、コントラストステッチ、3スポーク3トーンステアリング22インチ・グロスブラック&ダイヤモンドターンホイール、ボディキットへのピンストライプ、ドア下部ロゴスカイ、メテオライト、デイブレイク、スノーストーム、ナイトフォール(5色)
レベル 23トーンキャビンレベル1の装備に準拠、ヘッドレストへの刺繍加工などレベル1の装備に加え、リアクォーター(後部フェンダー周辺)へのリバリー・ストライプ(グラフィック)を追加同上(5色)
デザインテーマ・バイ・マリナー(今回追加された内容)左右非対称 2トーン(2シーター専用)運転席と助手席で色分けされたフルレザー、専用パーフォレーション、運転席同色のシフトレバー世界初の左右非対称フェードペイント、グリルへの「8」ロゴ、カーボンパーツへのピンストライプドラゴン、エレクトリック、ブロードガー(3種)※Mullinerによる完全特注も相談可
ベントレー スーパースポーツ専用のグラデーションカラー(レッド×ブラック、マリナー)

Image:Bentley

従来の「レベル1&2」が、リバリー(ストライプのデカール等)やホイールの変更による「力強いドレスアップ」だったのに対し、今回のマリナー仕様はボディペイントの塗装技術そのものをアートの域に高めた「ビスポークの極み」とも言えるもの。

ポルシェの「PTS(ペイント・トゥ・サンプル)」やフェラーリの「アトリエ」など、他社のハイエンドモデルと比較しても、今回ベントレーが提供する「左右非対称フェード(グラデーション)」というアプローチは唯一無二の個性を放つもので、ある意味ではマンソリーが手掛けるカスタムにも通じるところがあるのかもしれません(グラデーション、左右シート色違いという手法はマンソリーとよく似ている)。

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結論

自動車のボディペイントにおいて、フロントからリアへのグラデーションやストライプなどのグラフィックを施す例は珍しくありません。

しかし、「左右で色が異なる、かつそれが完璧にシームレスに融合している」というデザインは、量産車の常識では考えられないほどの高い塗装技術、そして何層ものクリアコートを均一に研ぎ澄ます職人の熟練の技(マリナーの職人技)が必要です。※縦ラインのほうが長い距離にペイントする必要があり、より多くのパーツをまたぐことになるため

ベントレーが誇る最高峰のグランドツアラー「スーパースポーツ」にこの芸術的な選択肢が加わったことは、ただ選択肢が増えたというレベルに留まらず、EV化やデジタル化が進む現代だからこそ、職人の手仕事と、”ドライバーが主役である”という「走りのエモーション」を視覚で表現したアナログの極致であるとも考えられ、まさに「(ドライバーオリエンテッドでガソリンオンリーの)スーパースポーツにこそふさわしい」フィニッシュということになりそうですね。

ベントレー スーパースポーツ専用カラーリング(レッド×ブラック、マリナー)

Image:Bentley

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