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ミニクーパー「アイコンドロップ」第6弾、「1998 GT」登場。パワーではなく「走り」と「ハンドリング」を突き詰めた特別、「1275 GT」の精神がいま蘇る

ミニ1998GTエディションのヒーロー画像
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| ミニは「こまめに限定モデルを発表」することで希少性を担保しつつ販売を拡大 |

これは「個性」を重視するミニにしかできない戦略かもしれない

Mini USAが展開する限定カスタムコレクション「Icon Drops」シリーズの第6弾として、新たな特別仕様車「1998 GT Edition」が発売されることに。※すでに現地では事前予約が開始されており、今秋より順次納車が開始される予定

近年の特別仕様車といえばパワーアップや高出力化がトレンドとなる傾向にありますが、この「1998 GT」が掲げるテーマは「パワーではなくハンドリングの追求」で、かつての伝説的なモデル「1275 GT」のスピリットを現代に蘇らせた1台、そして”純粋にドライビングの楽しさを求めるファンにとって見逃せない存在”となっています。

ここでその内容を見てみましょう。

この記事の要約

  • Mini USAが限定モデル「1998 GT Edition」を発表。車名はエンジン排気量(1,998cc)に由来。
  • ベース車はCooper C 2 Door(161馬力)で、JCW製サスペンションおよびブレーキシステムを追加装着。
  • 最高出力の向上ではなく、足回りの強化による「俊敏なハンドリングと操縦安定性」を重視したコンセプト。
ミニ1998GTエディションのリア
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Mini 1998 GT Editionの概要

「1998 GT」という独特なネーミングは「搭載されている直列4気筒エンジンの総排気量である1,998 cc」から名付けられたもので(つまり年号ではない)、パフォーマンスとしての数値を誇るのではなく、エンジンそのものの存在とライトウェイトな走りのパッケージングを表現した”かなり”意図的な命名です。

ボディカラーは「ミッドナイト・ブラック・メタリック」のみのモノトーン展開となり、GT専用デカールやJCW(ジョン・クーパー・ワークス)スタイルのエアロパーツ、17インチのブラックホイールが装着され、精悍で引き締まったスタイルに仕上げられていますが、この「ブラックにオレンジ」というカラーリングは「997世代のポルシェ911GT3 RS」を連想させるもので、ぼくとしては「かなり惹かれる」仕様です。

特徴・スペック・デザイン

ベースとなっているのは現地仕様の「Cooper C 2 Door」、そして最高出力やトルクなどのパワートレイン性能はベース車を踏襲しつつも足回りにはJCW製のサスペンションと強化ブレーキシステムを移植。

直線での加速力よりもコーナーでのボディコントロール性と力強い制動力を最優先したシャシーセッティングが施されていますが、ここ最近のミニは「通常ラインアップにJCWの足回りを移植する」例が少なくはないもよう。

ミニ1998GTエディションのサイド
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項目スペック・詳細
ベース車両Mini Cooper C 2 Door
エンジン2.0L 直列4気筒 ターボエンジン(排気量: 1,998 cc)
最高出力161 hp
最大トルク184 lb-ft
トランスミッションパドルシフト付 7速ダブルクラッチ(DCT)
足回り装備JCWサスペンション、JCWブレーキシステム
エクステリアミッドナイト・ブラック・メタリック、専用GTデカール、JCWエアロパーツ、17インチブラックホイール
車両本体価格36,875ドル〜(約550万円〜 / 配送手数料1,350ドル除く)

競合比較・市場での位置付け

「1998 GT」の価格は36,875ドルからに設定されており、ベースとなるCooper Cより高価であるだけでなく、上級グレードである「Cooper S」と比較しても約4,075ドル高いという位置づけです。

エンジン出力のみを比較すると上位グレードのCooper Sに対して控えめな数値となりますが、本モデルの真価は標準で装備されたJCW足回りパーツによる俊敏なフットワークにあり「パワーを誇示するのではなく、シャシー性能を引き出してコーナーを攻める」というコンセプトに価値を見出せるドライバーに向けた、非常に尖った市場ポジションを確立しています(実際、このモデルを購入するのは”かなり”コアなファンであろう)。

ミニ1998GTエディションのシート
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補足情報:伝説の「1275 GT」から脈々と受け継がれる哲学

Miniにおいて「GT」の名を冠した軽量・ハンドリング重視の特別仕様車は今回が初めてでははく、1969年から1980年にかけて生産されたオリジナルの「1275 GT」は排気量1,275 cc・最高出力わずか59馬力という控えめなスペックながらも優れた足回りと扱いやすさで多くのドライバーを魅了したことで知られます。

また、2020年にはその精神を継承した「Cooper 1499 GT」も登場しており、今回の「1998 GT」も馬力競争から一歩引き、シャシーの完成度と足回りの強化によってドライビングプレジャーを最大化させるという、歴代Mini GTモデルの伝統的な方程式を正確にトレースする存在でもあるというわけですね。

結論

Mini 1998 GT Editionはパワー競争やハイスペック化が進む現代のスポーツモデル市場において、「シャシーバランスとハンドリング性能こそが走りの本質である」という明快なメッセージを投げかける特別仕様車。

JCWの本格的な足回りをまとったこのコンパクトモデルは、ダイレクトなステアリングレスポンスを楽しみたい熱狂的なMiniファンやドライビング愛好家にとって非常に魅力的な選択肢となることは間違いなく、日常のドライブからワインディングロードまで”格好の相棒”となってくれるのでは、と考えています。

ミニ1998GTエディションのリア
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参照:MINI USA

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