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| MINI × Vagabundの「野生と音楽」が融合した衝撃作 |
ミニはたびたび「非常に魅力的な」ワンオフモデルを発表する
MINIがオーストリアのデザインスタジオ「Vagabund(ヴァガブンド)」とタッグを組み、カントリーマンをベースにした驚愕のワンオフモデルを「2モデル」発表し、「あまりにも魅力的」だとしてぼくの中で話題に。
この記事のポイント
- 究極のサウンドマシン: リアウィンドウを廃止し、屋外へ音を届ける専用サウンドシステムを車体に直付け
- 「スピーカー」を模した足回り: 3Dプリンタ製の密閉型20インチホイールがまるで巨大なウーファーのような迫力を演出
- 対極のコンセプト: 軽やかな「メルティング・シルバー」と重厚な「ミッドナイト・ブラック」の2台体制で音楽の多面性を表現
- 遊び心の塊: 最新技術の中に、あえてアナログな「ウォークマン」を内蔵するMINIらしいユーモア

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フェス会場を独り占め?「音」を纏った冒険者のためのMINI
MINIとVagabundが提示したのは「クルマ」というパーソナルな乗り物の範囲を超え、コミュニティが集まる「ステージ」そのもの。
今回のコラボレーションではカントリーマンS ALL4をベースとしてアドベンチャー精神と音楽カルチャーを融合し、特に注目すべきは、車体そのものが巨大な楽器のように設計されている点です。

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新型MINI x Vagabundの詳細:細部に宿る「音楽」へのこだわり
外観:タフでワイドな「音の要塞」
一目でタフさを感じるワイドなフェンダーフレア、そしてリフトアップされた車高がオフロードへの渇望を掻き立てますが、これらのモディファイは「野外フェス(時期的にはコーチェラ)」を強く意識したものだと思われます。
- 3Dプリンタ製ホイールカバー: 20インチの巨大なホイールは、あえて「密閉型」のデザインを採用。これはスピーカーの振動板(コーン)をイメージしており、走行中も圧倒的な存在感を放つことに
- ルーフラック: レーザーカットされたアルミ板とステンレスメッシュを組み合わせ、スピーカーグリルを彷彿とさせる造形を採用

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サウンドシステム:車体をスピーカー化
このクルマの最も狂気じみた(そして最高な)特徴はリアサイドウィンドウを「ポリマーグラナイト(人造御影石)」製のスピーカーハウジングに置き換えたことで・・・。
- 屋外プロジェクション: ツイーターとミッドレンジをボディに統合。バックドアを開ければ大型サブウーファーが唸りを上げ、2台のMINIが揃うことで「どこでも没入感のあるライブステージ」へと変貌
- アナログへのオマージュ: 片側の車体には専用の3Dプリンタ製ケースに収められたカセット式のウォークマンを搭載。デジタル音源主流の中、あえてアナログを対用いるという、MINIらしいウィットに富んだギミックを採用

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車種概要とカスタマイズの内容
主要スペック比較
MINI x Vagabundではベース車両のポテンシャルを活かしつつ、視覚と聴覚を刺激する変更が加えられています。
| 項目 | MINI x Vagabund (One-Off) | 備考 |
| ベース車両 | MINI Countryman S ALL4 | 第3世代 新型カントリーマン |
| ホイールサイズ | 20インチ(専用3Dプリントカバー付) | スピーカーデザインを継承 |
| 足回り | 専用リフトアップキット | オフロード性能の向上 |
| オーディオ | ポリマーグラナイト製 外部出力システム | 車体一体型デザイン |
| 特別装備 | 内蔵ウォークマン、VAGABUND立体ロゴ | 3Dプリント技術の多用 |

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カスタムにおける「個」の重要性
近年、自動車業界では「パーソナライゼーション(個人化)」が最大のトレンドとなっており、とくにMINIは伝統的にこの分野を得意としてきましたが(この分野の先駆者でもある)、今回のVagabundとのプロジェクトはその極致とも言えるもの。
今回のカスタム内容は単純なパーツ交換ではなく、「オーナーのライフスタイル(音楽・旅・コミュニティ)をどう表現するか」という問いへの回答でもあり、もしかすると今回のプロジェクトがなんらかの形で市販車(純正オプション)に降りてくることもあるのかもしれません。

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「ポリマーグラナイト」が車に使われる理由とは
今回、スピーカーハウジングに採用された「ポリマーグラナイト(人造御影石)」はオーディオファンにはお馴染みの素材です。
一般的なプラスチックや金属に比べ、極めて振動減衰性に優れており、音の濁りを最小限に抑えることが可能となることでも知られていて、通常は高級オーディオのベースなどに使用される素材ではあるものの、これを車体のパーツとして、しかもデザインの一部として取り込むセンスは、Vagabundの真骨頂と言えそうです。

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2026年の北京でベールを脱ぐ「未来の遊び場」
この「MINI x Vagabund」は、2026年4月に開催される北京モーターショー(Auto China 2026)で一般公開がなされる予定。
市販予定のないワンオフモデル(展示車)ではありますが、ここで提示された「3Dプリンタによる外装パーツ」や「特殊素材を用いた音響システム」は、将来のカスタマイズのあり方を予見しています。
「クルマはただ乗るものではなく、自分を表現し、仲間と楽しむためのツールである」。
そんなMINIの不変の哲学がこの2台にはこれでもかというレベルにて詰め込まれているようでもありますね。

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