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| TRD Proシリーズとは?ひと目でわかるタフなトヨタ車 |
この「ウェーブメイカー」は今までのアース系TRD Pro専用カラーとはまったく異なる
さて、現在いくつかの自動車メーカーが「ハイパフォーマンスシリーズ」を用意しており、それらの多くには「専用の仕様(構造やデザイン)」「専用のカラー」「専用のグラフィック」などが与えられ、「ソレ」とわかるように識別のための要素が付与されています。
たとえばメルセデスAMGであればストロボライン(全てのモデルに与えられるわけではない)、ホンダ タイプRのチャンピオンシップホワイト、ジェネシス「マグマ」のオレンジなど。
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トヨタが用意するTRD Pro専用カラーは「ウェーブメイカー」
そして今回トヨタがタフなオフロード性能と独自のビジュアルで人気のハイパフォーマンスグレード、「TRD Pro」に対して設定した専用カラーが「ウエーブメイカー」。
TRD Proシリーズは専用のチューンドサスペンション、パフォーマンスマフラーを持つことが特徴ですが、今回設定されたこの専用イメージ色つまり「ヒーローカラー」が注目を集めています。
対象モデルは以下の4車種で、無償カラーとして設定されるとのこと(選ばない手はない)。
- 4Runner(フォーランナー)
- Tacoma(タコマ)
- Tundra(タンドラ)
- Sequoia(セコイア)
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2026年の新色「Wave Maker(ウェーブメイカー)」は“水”と“宇宙”がテーマ
2026年モデルとして新たに登場した「ウェーブメイカー」は、過去のTRD Proカラーとは全く異なるコンセプトで誕生し、非常に美しい発色を誇りますが、残念なことにこのウェーブメイカーは「2026年モデルのみに採用される限定カラー」なのだそう。
■ カラー開発はCalty Designチームが担当
まず、この「ウェーブメイカー」は米国にあるトヨタのデザイン拠点「Calty(キャルティ)」のアナーバーオフィスによってデザインされたもの。
チームのジェネラルマネージャーであるベンジャミン・ヒメネス氏は、以下のように語っています。
「ウェーブメイカーは、これまでの地球の風景に基づくトーン(Terra や Mudbath)から離れ、未踏の冒険地や極地、さらには地球外の領域にまでインスピレーションを広げたカラーです。」
■ 氷河のような深いブルーの“異次元感”
「ウェーブメイカー」は淡いメタリックブルー系のカラーで、まるで氷河や空、そして未知のフロンティアを想起させる仕上がりに。
その色味はこれまでのTRD Pro専用カラーとは一線を画しており、ある意味ではポルシェっぽいという印象も(マイアミブルーやリビエラブルーを連想させる)。
ヒーローカラーは2026年で11代目、歴代の伝統も継承
実のところ、TRD Proのヒーローカラーは、2015年に登場した「インフェルノ(Inferno)」を皮切りに、毎年1色ずつ発表されており、2026年の「ウェーブメイカー」は通算11番目のカラーとなりますが、これまでのいずれとも異なる「明らかに何かが違う」印象を醸し出しているように思います(それまでのヒーローカラーは「それがヒーローカラーであることを知らないと」通常ラインアップと区別がつかないような既視感があった)。
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まとめ|TRD Proが描く次元を超えた冒険の色
トヨタTRD Proシリーズの2026年ヒーローカラー「Wave Maker」は、“水と宇宙”をテーマにした新境地のカラーとして登場。
その淡いブルーはこれまでの大地系カラー(TerraやArmy Greenなど)とは全く異なり、TRD Proの冒険心とイメージ戦略を象徴する存在と言え、もし(並行輸入などで)日本の路上でこのカラーを見かけたら、それが“冒険と未知を求めるカラー”であることを思い出すことになりそうです。
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