| 結果が見えている勝負のはずだったが |
オーストラリアにて開催された「アデレード・モーターフェスティバル」において、F1マシンとチューンドGT-Rとのドラッグレースが開催。
F1マシンは停止状態からのスタートを競うように作られていないためか「ローリングスタート」での勝負となっており、レース条件としてはF1に有利。
意外と日産GT-Rは速かった
なおF1マシンは1994年のアロウズで、車体重量515キロ、V8エンジンは620馬力を発生。
一方で日産GT-R(R34)は1000馬力にまでチューンされ、車体重量は1300キロ。
駆動方式はもちろんF1がMR、GT-Rは4WDとなります。
パワーウエイトレシオはF1マシンが驚愕の0.83、GT-Rは1.3。※F1マシンは軽量なだけに、ドライバーが乗るとパワーウエイトレシオが大きく変わる
結果は数値のとおりではあるものの、GT-Rが意外と頑張っているのがちょっと驚き。
F1マシンは「速くサーキットを走るためだけ」に存在する車で、そもそも公道を走ることは考えていない「ピュアな」レーシングカー。
よってこれよりも速い車は存在しないとは思われるものの、(日産GT-Rの)1000馬力+4WDはあなどれない、といったところです。
なお、最近だとアストンマーティン・ヴァルキリーが「F1マシンよりも速い(しかもヴァルキリーは公道走行が可能)」と公言しており、乗用車に関しても、速く走るテクノロジーは日進月歩なのかもしれません(F1マシンの速度がエンジニアリングと人間との限界に達し、意図的にキャップを課されているということもありますが)。
それでは動画を見てみよう
こちらがその動画、「THE SHOWDOWN! 1000hp R34 GTR vs F1 car - ROLL RACE! At the Adelaide Motorsport Festival」。