ドナルド・トランプが「私が大統領になったらイーロン・マスクを閣僚に」とコメント。ファンも多いが「全米でもっとも嫌われる2人」のタッグが吉と出るか凶と出るか

｜　正直、ここ最近のドナルド・トランプの動きは支持する気にはなれない　｜

このままだと「トランプ離れ」が大きく加速する可能性も

さて、ドナルド・トランプ氏とテスラCEO、イーロン・マスク氏との”奇妙な関係”がたびたびウワサとなっていますが、今回はドナルド・トランプ氏が「イーロン・マスクを閣僚に起用する意思がある」とコメントし大きな話題に。

これは同氏がロイターによるインタビューの場で述べたもので、同時に（現在バイデン政権が導入している）EV購入者に対する税制控除措置を「意味のないものである」と述べ、少し前には「自身が大統領に当選し就任すれば即日廃止する」とも。

現在、大統領選の雲行きは「ちょっと怪しい」

現在大統領選はちょっと「読めない」様相を呈しており、しかしちょっと前だとドナルド・トランプ氏の狙撃事件によって（強いアメリカ、不屈の精神を体現するとして）同氏の支持率が上昇すると見られていたものの、その後カマラ・ハリス副大統領が民主党の大統領候補となったことで一気に流れが変わってしまい、現在は（有色人種であり、より民衆に近い立場を取っている）カマラ・ハリス副大統領のほうがやや優勢だと見られています。

ただ、イーロン・マスク氏がドナルド・トランプ氏の支持を表明したのは「カマラ・ハリス副大統領が民主党の大統領候補となる前」であり、ドナルド・トランプ氏が次期大統領に選ばれる可能性が高いと目されていた頃で、イーロン・マスク氏は「（EV否定派の）ドナルド・トランプが大統領になるとテスラの立場が危うくなる」と判断し”トランプ支持”の立場へと移行したのだと思われますが、もしかすると（現在のカマラ・ハリス副大統領優勢の状況を見て）イーロン・マスク氏は「判断を誤ったか」と感じているのかもしれません。※今だったらイーロン・マスク氏はカマラ・ハリス副大統領を支持するかもしれない

pic.twitter.com/CaH0yXMO0k

— Donald J. Trump (@realDonaldTrump) August 15, 2024

それはさておき、イーロン・マスク氏はドナルド・トランプ陣営に対し多額の政治献金を行っているとも報じられ、これによってドナルド・トランプ氏はEVを否定したこれまでに￥の姿勢を変更し、「私はガソリン車も好きだが、EVも好きである」というコメントを発するに至っていて（しかしEVの優遇税制は廃止する意向は変わらない）、現在はこういったイーロン・マスクCEOの「商業主義的な動き」、そしてドナルド・トランプ氏の「日和見的な姿勢」が有権者にとって「信用できない」と映ってもいるわけですね。

ちなみにですが、ドナルド・トランプ氏、イーロン・マスク氏ともに熱狂的な支持者が多い反面、アンチが多いことでも知られており、つまり今回は「全米でもっとも嫌われる2人」が手を組んだという捉え方もでき、よってこれがますます大統領選の行方を不確かなものとしています。

ドナルド・トランプはテイラー・スウィフトの「フェイク画像」をソーシャルネットワークサービスに投稿

そしてドナルド・トランプ氏についてもうひとつ報じられているのが「テイラー・スウィフトのフェイク画像をソーシャルネットワークサービスに投稿した」というもの。

この画像は複数存在するようで、テイラー・スウィフトがドナルド・トランプ氏への投票を呼びかけるもの、テイラー・スウィフトのファンがドナルド・トランプ氏を支持しているかのように見せかけるものなど多種多様。

Republican presidential candidate bombards Truth Social with pictures of ‘Swifties for Trump’ but it is unclear whether he knew they were false ⬇️ https://t.co/GsrFnzq5UH

— The Times and The Sunday Times (@thetimes) August 19, 2024

現時点でテイラー・スウィフトからは何らコメントが出されていないようですが、テイラー・スウィフトは以前に「トランプに投票しないよう」ファンに呼びかけたこともあり、よって今回の「無断でのテイラー・スウィフトの意思の改変」については本人はもちろん、スウィフティー（テイラー・スウィフトのファン）が黙ってはいないのかもしれません。

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参照：Reuters, AFPBB