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クストスの腕時計でも買ってみるか。見た目はリシャール・ミルっぽいものの価格は1/10

2019/01/07

ただしリシャール・ミルとは素材やムーブメント、何から何まで違う

最近ふと「クストス(CVSTOS)」の腕時計でも買ってみるか、と考えています。
クストスとはラテン語で守護神という意味だそうですが、2005年設立の比較的新しいブランド。
スイスでの創業となり、ビジネスマンのサスーン・シルマケス氏、腕時計デザイナーのアントニオ・テラノヴァ氏とがはじめたブランドだと紹介されていて、このあたりの背景を見るに「デザイナーズ腕時計ブランド」だと考えて良さそうですね。

リシャール・ミル、フランクミュラーとよく比較されるが

なお、クストスはそのスケルトンダイアルをメインとしたデザイン、トノー型ケースを持つことからリシャール・ミル、そしてやはりトノー型ケースという共通点からフランクミュラーと比較されることも。

リシャール・ミルとクストスはこう違う

ただ、リシャール・ミルとの比較だと、素材がたとえ同じチタンやカーボンと言えどもその素材のグレードや加工品質が全く異なり、ムーブメントもリシャールミル が「自社製」となるのに対してクストスは「ETA社製を流用カスタム」したもの。

リシャール・ミル、クストスとも同じように「コンセプトありき」で作られる腕時計ではあるものの、似て非なるものだと考えています。
もちろんそのぶん価格も全く異なっていて、リシャール・ミルの平均価格帯は1700万円ほどですが、クストスはその1/10くらい(すごいなこの価格差・・・)。

フランクミュラーとクストスはこう違う

そしてやはり「コンキスタドール」のようなエッジの効いたトノー型ケースを持つフランクミュラーともよく比較されるのがクストス。
たしかに並べてみるとよく似ている部分もあり、しかしブランドとしてのフランクミュラーは、腕時計技師であるフランク・ミュラーが設立したウオッチメゾンで、つまり「ファッションブランド」的性質を持ち、汎用ムーブメントを使用するクストスとは全く性質が異なる、とも言えます。

ただ、ここで留意する必要があるのは「フランクミュラー」はテクノウォッチ社の持つブランドのひとつであり、そのテクノウォッチ社はヴァルタン・シルマケス氏とフランク・ミュラー氏とが設立した会社であることと、クストスはそのヴァルタン・シルマケス氏の息子であるサスーン・シルマケス氏とそのビジネスパートナーが設立した会社であって、「クストスもフランクミュラー同様に、テクノウォッチ社の一つのブランドである」ということ。

つまりクストスはフランクミュラーと直接の関わりはないにせよ、「同じ傘下にあるブランド」ということになりますね。※フランクミュラーも参考商品としてクストスっぽいスケルトンモデルを出品しており、両者の”見た目”は今後近づくのかも

そしてフランクミュラー、クストスの価格は比較的近く、そしてクストスの方がちょっと高い、という印象。
しかしながら上述のように「フランクミュラーは自社製ムーブメント」、クストスはETA製ということを考えると、クストスはかなり高価だと言えるかもしれませんね(よって腕時計マニアから見るとクストスの評価は高くない。ただしぼくはムーブメントよりも腕につけた時の満足感を追求するので問題はない)。

クストスを買うなら「チャレンジ ジェットライナーⅡ」一択

なお、クストスを購入するなら「チャレンジ ジェットライナーⅡ」がベスト、と考えています。
そのほかにも「チャレンジ シーライナー」「チャレンジ クロノ」等があるものの、チャレンジ ジェットライナーⅡがもっとも安価で(機構が簡単ということもある)コストパフォーマンスに優れる、と考えているため。

加えてジェットライナーⅡ以上の価格を出すのであれば、オーデマピゲ・ロイヤルオーク・オフショアダイバー、パテックフィリップ・アクアノートを購入するべきだろう、とも考えています(つまりくるトスというブランドは、ジェットライナーⅡ以上の価格に見合うとは考えていない)。

kvstos

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