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ランボルギーニ・ウラカンEVO RWDはじめての給油!オンボードではリッター8.3キロ、ウラカンLP610-4に比較すると35%くらい(現時点で)いいようだ

2021/01/11

ブルーのランボルギーニ・ウラカンEVO RWD

| 思いのほか、ウラカンEVO RWDの燃費は良かった |

さて、ランボルギーニ・ウラカンEVO RWDはじめての給油。

そこで気になる燃費ですが、オンボードコンピューター上ではリッター8.3キロ、そして満タン法での計測だとリッター8.5キロという数字です。

現時点ではまだ「慣らし」運転の最中なので回転数を上げてはいないものの、これは「5.2リッターV10エンジンを積むスーパーカー」としてはかなりいいんじゃないかと考えています。

なぜウラカンEVO RWDの燃費はいい?

この「かなりいい」とした根拠ですが、以前に乗っていたランボルギーニ・ガヤルドLP560-4の燃費がリッター6.14キロ、ウラカンLP610-4がリッター6.19キロであったため。

なお、この二台は4WDであり、しかしウラカンEVO RWDは2WDなので「多少は」これらよりいいだろうと考えてはいたものの、この「リッター8.3〜8.5キロ」というのはまさに望外。

ランボルギーニ・ウラカン

参考までに、エンジンが発生した出力がタイヤに伝わるまでには「トランスミッション、デフ」など様々なロスが生じることになり、一般に駆動ロスはFFやMRだと「10-15%」、FRや4WDだと「20-25%」だとされています。

4WD車のロスが大きい理由について、2WDに比較すると”フロントからリアもしくはリアからフロントに駆動力を伝えるための「プロペラシャフト」、そしてその駆動力をデフにて左右に分割するための「デフとドライブシャフト」”が存在すること、さらにはフロントホイールとタイヤという大きな質量を持つ物体を駆動するために要求されるトルクが必要なことだとされています。

これらについては思ったよりも大きいようで、たとえばスズキ・ジムニー(マニュアル・トランスミッション車)の場合、まずは2WDにて運転し、その後に4WDモードに入れてクラッチをミートすると「全然感覚が違う」ことに驚かされ、2WDと同じ要領でクラッチをミートすると一瞬でエンストしてしまうこと。

つまりはそれくらい必要とされるトルク(パワー)が2WDと4WDとでは異なるということになり、そのぶん4WDのほうが多くのガソリンを消費するということになりますね。

理論上では2WDと4WDとの燃費差は20%くらい

なお、上述の通り、FFやMRだと「10-15%」、FRや4WDだと「20-25%」の駆動ロスが生じるとなると、逆算すればFR/MRだと「85−90%の出力がタイヤに伝わり」、4WDだと「75−80%の出力がタイヤに伝わる」。

つまりFF/MRのほうが、4WDに比較すると20%くらい効率がいいと言い換えることもでき、となるとウラカンEVO RWDは、ウラカンLP610-4に比較するとリッター7.4キロくらいが妥当ということになりそう。

ただ、今のところは20%を超えて35%くらいの差があり、今後この差が「一般的に考えられる20%に落ち着くのか、それとも35%のままなのか」には注目したいところです。

実際にウラカンLP610-4のフロントへのトルク配分は強かった

なお、実際に運転した感覚だと、ウラカンLP610-4のほうが「フロントタイヤが車体を引っ張る」印象がかなり強かったようで、ウラカンEVO RWDに乗ってみると、いかに「それがなくなったか」を実感可能(停止からのスタート、高速カーブでそれは顕著)。

ウラカンLP610-4に採用されている世代のハルデックス(4WDシステム)は前後可変トルクスプリットとなり、0:100〜50:50にまで可変するそうですが、燃費がガヤルドLP560-4(ビスカスカップリングによって前後35:65の固定)とほぼ同じなので、平均するとウラカンLP610-4の前後トルク配分も35:65あたりだったのかもしれません。

ランボルギーニ・ウラカンEVO RWDを天保山にて撮影

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