ペルソールのサングラス、しかし珍しい「メタルフレーム＋樹脂テンプル」の組み合わせを買う。レンズは今どき見かけなくなった「ゴールドミラー」

｜　最近のサングラスの流行は「薄いブルーあるいはグレー」であり、ミラーはトレンドから外れつつある　｜

しかしミラーレンズはボクの大のお気に入りでもある

さて、イタリアのサングラスブランド、ペルソール（Pel Sol）のサングラスを購入（いまでもメイド・イン・イタリーを貫いている）。

ペルソールにしては珍しい「メタルフレーム」そして「ミラーレンズ」を採用するモデルです。

ちなみにぼくは「ミラーレンズ」が大好きなのですが、最近ミラーレンズを作るのはオークリーなどスポーツサングラスメーカーが中心となってしまい、それ以外では「ほとんど」見られない状況です。

よってサングラスを購入後、「別途、レンズをミラーに入れ替えようと」考えたりするものの、それでも最近はあまりミラーレンズの供給がなく、よって「ミラーレンズを持つサングラス」を見つけた場合、（それが気に入れば）積極的に購入するようにしているわけですね。

今回購入したペルソールのサングラスはこういった仕様を持っている

そして今回したのは「ゴールドミラー」をレンズに持つモデルで、すでに製造が終了してしまった一本。

フレームはクローム、そしてラウンド型ではあるものの少し「ティアドロップ」にも近い形を持っています。

ちなみにレンズは樹脂全盛の現在において非常に珍しい「ガラス」ですが、ペルソールはサングラスにはじめて強化ガラスを採用したサングラスメーカーだと言われるので、そこは同ブランドの矜持を保つのに必要な部分なのかもしれませんね（さらにペルソールはレンズにUVカットを取り入れた最初のサングラスメーカーでもあるらしい）。

そしてこのサングラスは「メタルフレーム」を採用するものの、テンプルには「樹脂」を使用するという珍しいスペックを持っていて、それはどうしてもテンプルでこの”古代の剣士の剣に着想を得た”シルバーアローを再現したかったからなのかもしれません。

というのも、樹脂製フレームを持つペルソールだと、こういった具合に「全面に」シルバーアローが用いられているものの、メタルフレームだとそうもゆかず、よってテンプルまでメタルにしてしまうと、「ペルソールであること」がわからなくなることを恐れた可能性も（実際のところ、樹脂フレーム＋メタルテンプルも存在し、ペルソールでもメタル製テンプルの採用例がある）。

ただ、フレーム部分にもこんな感じで「シルバーアロー」。

さらにテンプル裏側にも「シルバーアロー」。

そしてこの樹脂製テンプルに仕込まれるもうひとつのペルソールらしさがこの「フレキシブルテンプル」。

これは金属と樹脂とを組み合わせ、テンプル全体が「しなる」ように考えられた特許技術であり、視覚的にその構造、さらにはこの構造をもって「ペルソールである」と判断する事が可能です。

そしてこういったシルバーアロー、フレキシブルテンプルは美しく樹脂製テンプルに「ツライチ」に組み込まれ、ここがペルソールの技術力の高さ、そしてこだわりを感じさせる部分でもありますね。

これらを総合して推測するに、やはり「メタルフレーム＋樹脂テンプル」という奇特な組み合わせは「ペルソールであることを主張するがため」のものなのかもしれません。

さらにペルソールのサングラスにはこんな特徴がある

なお、ペルソール全体の特徴として「レンズが小ぶり」であることのほか、「レンズとレンズの間隔が狭い」というものがあり・・・。

フレームとブリッジとのバランスを見ても分かる通り、レンズそのものが「内側に」寄っています。

これは他のサングラスメーカーにはあまり見られない特徴で、そのため実際に着用したときに「顔の中央にレンズが寄るので」独特の印象を演出することとなるわけですね。

ただ、これは人によって「似合う / 似合わない」がはっきりするところだとも思われ、実際に試着してみることをオススメします。

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