>アストンマーティン

アストンマーティンがDBX 707をリフレッシュ。インテリアはDB12とヴァンテージ同様の最新世代へ、さらにDBXならではの追加装備を与えることでいっそう高級に

アストンマーティンがDBX 707をリフレッシュ。インテリアはDB12とヴァンテージ同様の最新世代へ、さらにDBXならではの追加装備を与えることでいっそう高級に

| アストンマーティンDBX707は潜在的な「超高級・超高性能SUV」に対するニーズを掘り起こしたと言っていい |

現時点ではこの価格帯のSUV市場における「勝者」と考えていいだろう

さて、アストンマーティンが発売以来高い人気を誇るハイパワーSUV、DBX707のアップデートを実施。

今回のアップデートの内容は(アストンマーティンいわく)「包括的」であり、メカニズム面での変更は非常に小さく、しかしインテリアではインフォテイメントシステムを中心に大幅な変更が行われているもよう。

今回の変更に際し、アストンマーティンのグローバルチーフブランド兼コマーシャルオフィサーマルコ・マティアッチ氏は新型DBX707について次のように述べています。

クラス最高のパフォーマンスとダイナミクス、ワールドクラスのデザイン、そして最高レベルの高級感により、DBX707は発売されるやいなや新しい超高級車、SUVのベンチマークとしての地位を確立しました。 最先端のテクノロジーとまったく新しいインテリアでアップグレードされたDBX707は、ゲームを再び前進させ、すべての基準をさらに高めます。

AstonMartin-DBX707 (4)

アストンマーティンがヴァンテージを発表。出力は先代比で155馬力アップの655馬力に、限定ハイパーカーOne-77を意識したディティールも【動画】
アストンマーティンが新型ヴァンテージを発表。出力は先代比で155馬力アップの655馬力に、限定ハイパーカーOne-77を意識したディティールも【動画】

Astonmartin | 最近のアストンマーティンは自社の強みを極限まで生かした製品開発を行うようになり、非常に魅力的なクルマを作るようになった | 加えて自社ラインアップ間での差別化も適切に行われ ...

続きを見る

新型アストンマーティンDBX707はこう変わった

上述の通り新型アストンマーティンDBX707のハイライトはインテリアにあり、ここではアストンマーティンが自社開発した最先端のインフォテインメント システムと新しいキャビン アーキテクチャが採用されています。

この革新的な機能強化については、”完璧なデザインと贅沢さとを、コネクテッドカーテクノロジーと組み合わせた、技術とイノベーションの模範的な展開を示した結果”と紹介されていますが、アストンマーティンはDB12にて新しい内装デザインとインフォテイメントシステム、さらにコネクテッドテクノロジーを取り入れており、続くヴァンテージでも(DB12と同じ思想に基づいた)新しいインテリアを採用し、そして今回はDBX707がさらに続いた、ということになりますね。

AstonMartin-DBX707 (2)

この次世代インフォテインメント システムの核をなすのは「完全にオーダーメイドにて設計され、ダッシュボードに統合されたマルチスクリーン システム」で、ワイヤレスによるApple CarPlayとAndroid Autoへの接続に加え、複数のUSB-C接続、さらにアストンマーティン・カスタマーアプリによってサポートされるコネクティビティを備えています。

各種情報はシングルフィンガーおよびマルチフィンガージェスチャーコントロールを備えたタッチスクリーンテクノロジーを使用して表示され、インストルメントクラスター(メーター)は12.3インチのスクリーンで、これはDB12やヴァンテージに採用されるものより1.5インチ大きく、10.25インチのセンターインフォテインメント ディスプレイ スクリーンが新しいダッシュボードとセンター コンソールとの間へと統合されています。

AstonMartin-DBX707 (3)

このタッチスクリーンに加え、ギア選択、ドライブモード、エアコンなど「すぐに、そして頻繁に操作する機能」については物理スイッチが残されており、これは「デジタルとアナログのコントロールを完璧に融合させる」というアストンマーティンの哲学を継承したもの(そのほか、サスペンション、ESP、エキゾーストシステム、レーンキープアシスト、パーキングディスタンスコントロールも”物理スイッチ”にて操作が行われる)。

新しいインテリアそのものは上述のようにDB12とヴァンテージでデビューした新世代のデザインを持ち、品質を強調したクリーンで現代的な構成、そして新しいダッシュボードの上部と下部を二分する水平デザインラインを持つことが特徴です。※ダッシュボードの高さが低くなり、見通しが良くなっている

この力強い直線的なテーマは、クロム素材の使用量増加、現代的なパネルと簡素化されたセンターコンソールによってインテリアの雰囲気を印象的なモダンなものとしており、高級感とスポーティーさとの完璧なバランスを達成した、とも説明されていますが、その再デザインの範囲は新しいステアリングホイールからドアリリースハンドル、エレガントな垂直エアベントにまで及んでおり、インテリアのあらゆる領域が強化されている、と説明されています。

AstonMartin-DBX707 (6)

なお、今回のアップデートに際し、アストンマーティンはDBX707の外装にも(微細ながら)変更を加えており、 イプシロン ブラック、ヘリオス イエロー、スプリント グリーン、マラカイト グリーン、オーラ グリーン、ポディウム グリーン(DBX707 AMR23 エディションのみ)が追加され、ホイールにも新しく2つのフィニッシュが追加されています。

アストンマーティンがDBX707「AMR23エディション」発表!最速・最強にして超高級SUVがF1にインスパイアされた仕様へ。同社F1チームの活躍を祝した特別モデル
アストンマーティンがDBX707「AMR23エディション」発表!最速・最強にして超高級SUVがF1にインスパイアされた仕様へ。同社F1チームの活躍を祝した特別モデル

| アストンマーティンDBX707 AMR23の仕様はF1メディカルカーよりも過激だった | まさかF1開幕当初はここまでのアストンマーティンの躍進を予想していなかったが さて、アストンマーティンが ...

続きを見る

その他の目に見える変更には、新しい「プレゼンテーション」ドアハンドルと、フラッシュガラス製スイベルヘッドドアミラー(より洗練された先進運転支援システム =ADASの採用により、3Dパーキングカメラ機能をサポートするための形状変更がなされている)。

AstonMartin-DBX707 (5)

このスイベルヘッドドアミラーは「調整可能なミラー面が固定された外側シェル内で移動する古い設計とは異なり、ミラーとシェルのアセンブリ全体が一体となって回転して調整を行う」とされるので、文字通りドアミラーと鏡面とがフラッシュサーフェス化されるという革新的な構造を持っており、こういったこだわりも芸術性を追求するアストンマーティンならではだとも考えられます。

パワートレーンに変更はなく、しかし電子制御式ダンパーとエアスプリングには新しいキャリブレーションが施され、その結果として、応答性、精度、信頼性が向上したことについても言及されているので、いっそうのパフォーマン向上が実現したと捉えて良さそうですね。

新型アストンマーティン DBX707の変更点を紹介する動画はこちら

あわせて読みたい、アストンマーティン関連投稿

アストンマーティンDBX
最強・最速SUV、アストンマーティン DBX 707試乗イベントへ!その価格3119万円、まずは内外装を見てみよう【動画】

| アストンマーティンは高級感の演出方法をよく知っている | 価格は高くとも、モロモロ考えれば通常のDBXよりもDBX 707を選びたい さて、現時点で世界最強のラグジュアリーSUV、アストンマーティ ...

続きを見る

アストンマーティンが「夜の高速道路やミーティングなど日本の自動車文化をイメージした」DBX707 ミッドナイト ポディウム エディションを11台のみ限定発売
アストンマーティンが「夜の高速道路やミーティングなど日本の自動車文化をイメージした」DBX707 ミッドナイト ポディウム エディションを11台のみ限定発売

| 内外装ともに「アストンマーティンらしい」仕様を持つDBX707がここに誕生 | DBX707は「現在、ボクがもっとも優れたSUV」だと考える一台である さて、アストンマーティンが日本国内限定モデル ...

続きを見る

アストンマーティンDBXはこうやって製造される。ライバルとは異なりその大部分が手作業によって行われているようだ【動画】
アストンマーティンDBXはこうやって製造される。ライバルとは異なりその大部分が手作業によって行われているようだ【動画】

| アストンマーティンによれば「完璧なシートを作れるのは人間だけ」でありロボットでは製造できないそうだ | さらには制振材は防音材も人の手によって丁寧に配置される さて、アストンマーティンDBXを製造 ...

続きを見る

参照:Astonmartin

この記事が気に入ったら
いいね ! しよう

->アストンマーティン
-, , , ,