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ポルシェが新型カイエンGTS/カイエンGTS クーペを発表。先代比+40馬力、内外装は「GTS」のレシピに従いつつも新しい要素を取り入れてカスタマイズにも対応

ポルシェが新型カイエンGTS/カイエンGTS クーペを発表。先代比+40馬力、内外装は「GTS」のレシピに従いつつも新しい要素を取り入れてカスタマイズにも対応

| 新しいカイエンGTS、カイエン クーペGTSはよりパワフルに、そしてより高級に |

さらには「制振・防音材を削減する」ことが可能なライトウエイトオプションを導入

さて、ポルシェがカイエン(SUVボディ)とカイエン クーペに「GTS」を追加。

この「GTS」はグランツーリスモスポーツを表し、両車とも同じ4リッターV8ツインターボエンジンを搭載し500馬力を発生させます。

そしてこれらカイエンGTS、カイエン クーペGTSは「より」オンロード志向のチューニングがなされており、車高が(ベースモデルのカイエンに比較して)10ミリ低くなり、ポルシェ アクティブ サスペンション マネジメント (PASM) やポルシェ トルク ベクタリング プラス (PTV Plus) 、アダプティブ エアサスペンションが標準装備されていることが大きな特徴。

さらにはポルシェ トラクション マネジメント (PTM) や、オプションのポルシェ ダイナミック シャーシ コントロール (PDCC) など、すべてのシャシーコンポーネントと制御システムは、”最適な路上パフォーマンス”を実現するため、GTS専用として特別に再設計されている、と発表されています。

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新型カイエンGTS、カイエン クーペGTSはこんなクルマ

上述の通り、カイエンGTS、カイエン クーペGTSは「オンロード」にフォーカスしたモデルとなりますが、これらに採用される2バルブダンパー技術は優れた応答性を実現し、2チャンバーエア サスペンションは車両に対し非常にダイナミックなスプリング レートを与え、同時にドライバーの快適性を確保することに。

さらにはカイエンGTS/カイエン クーペGTSのフロントアクスルに採用されるピボットベアリングは、カイエン ターボGTから派生したもので、他のカイエンと比較し、ホイールのネガティブ キャンバーを0.58度増加させることとなりますが、その結果として”驚くほど機敏なコーナリングと卓越したハンドリングダイナミクスが実現”されると説明されています。

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これらチューニングを受けたシャシーコンポーネントに加え、大幅にアップデートされた4リッターV8エンジンもカイエンGTS/カイエン クーペGTSのキャラクター付けに大きな役割を果たしていて、先代に比較すると40馬力もの出力向上を達成し、最大トルクは40Nm向上の660Nmへ。

8速ティプトロニックS トランスミッションも改良を受け、スポーツ モードとスポーツ プラス モードにおける応答時間とシフト時間を短縮し、走行性能を大幅に向上させています。

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これらの改良により、新型カイエンGTS/カイエン クーペGTSは0-100km/h加速は4.4秒、最高速度は275km/hというパフォーマンスを誇りますが、ポルシェによると、目に見えない部分にも大きな改良が盛り込まれ、ポルシェ トラクション マネージメント (PTM))のトランスファー ボックスに独立した水冷回路を与えることで(この技術もターボGT由来)サーキット走行や山岳ルートの走行など、あらゆるシーンにおいて継続的な耐荷重の安定をもたらすのだそう。

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そしてそのパフォーマンスを視覚的に表すべく、ポルシェのGTSモデルの例に倣って車体側面とリアにはブラックの「GTS」の文字が掲げられ、さらには強力なパワーの象徴でもあるフロントの大きな冷却空気取り入れ口、ダーク仕上げのヘッドライトとテールライト、レッドにペイントされたブレーキキャリパーといった特徴も。

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ただしカイエンGTS/カイエン クーペGTSの場合はいくつかの新しいレシピが加えられ、サイドスカート、フロントインレイ、サイドウィンドウトリム、ホイールアーチエクステンションなどのボディアタッチメントはハイグロスブラックで仕上げられています(以前のGTSモデルでは、これらのボディパーツの一部はボディカラー同色だった)。

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反面、これまでのGTSモデルではブラック仕上げだった(スポーツエグゾーストシステムの)テールパイプにつき、新型カイエンGTS/カイエン クーペGTSでは”ダークブロンズ”仕上げへと変更され、21インチサイズのRS Spyderデザインホイールはアンスラサイトグレーフィニッシュへ。

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カイエンGTS/カイエン クーペGTSはこんなインテリアを持っている

新型カイエンGTS/カイエン クーペGTSのインテリアに目を移すと、ヒーター付きGTスポーツ ステアリングホイールが標準装備となり、高品質素材であるスゥエード調のレーステックス(Race-Tex)も車全体に使用され、この素材はルーフライニング、アームレスト、ドアパネルに加え、8方向に調整可能なスポーツシートのセンターパネルにも用いられることに。

なお、フロントシートのサイドボルスター(サイドサポート)はさらに高くなっていて、コーナリング時の横方向のサポートがさ強化されたほか、(よりカスタマイズされるであろう外観に対応するため)、カーマイン レッドまたはスレート グレー ネオの2つのGTS専用インテリアパッケージが設定されることにも言及されています。

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そのほか、新型カイエンGTS/カイエン クーペGTSには、標準として曲面デジタルインストルメントクラスター(メーター)とオプションのパッセンジャーディスプレイを備えた新しい”ポルシェ ドライバー エクスペリエンス”も与えられ、Boseサラウンド サウンド システムとアンビエント照明、固定パノラミック ルーフも標準にて装備されるのだそう。

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参考までに、オプションでは3つの異なるライトウェイトスポーツパッケージが提供され、これらには軽量ルーフとカーボン製リアディフューザー、断熱材の削減も含まれており、最大で25kgの軽量化が可能になる、ともアナウンスされています。

現時点では日本国内での新型カイエンGTS/カイエン クーペGTSに関するアナウンスなく、しかしこれまでの例から判断するに、間を置かずに価格とともに発表がなされ、同時に受注が開始されるものと思われます。

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参照:Porsche

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