ミニが「公式」にてフルモデルチェンジ版 新型ミニクーパーの画像を公開！そのルックスはすっきりそしてシャープに、しかし軽自動車に近くなったような印象も

｜　そのイメージは大きく変わらないまでも、ディティールは大きく変貌を遂げている　｜

その姿はまさに新世代のミニとしてふさわしい

さて、4月はじめに新型ミニクーパーの「偽装なし」スパイフォトが出回ってしまい、ミニがそれに呼応する形で”公式”画像を公開することに。

先日目撃されたミニクーパーは「カタログフォトやプロモーション動画を撮影している最中」であり、そのためにまったくカモフラージュがなされていなかったのですが、今回ミニは「そこまではっきりした姿が捉えられて出回ってしまったのであれば、もう隠しておいても仕方がない」と考えたのかもしれません。※こういったことはよくある

今回公開されたフルモデルチェンジ版の新型ミニは「ミニクーパーSE」グレードだと思われ（フロントにはS、リアガーニッシュの表記はMINI COOPER Sとなっている）、これはミニのフルエレクトリックバージョンというポジショニング。

新型ミニはこんなデザインに

新型ミニの全体的な印象はこれまでのミニと劇的に変わるものではなく、しかしそのディティールは大きく変わっているもよう。

ボディパネル表面はなめらかになり、フロントグリルとフロントバンパーはさらに一体化傾向が強まって現行ミニ同様のオクタゴングリルが”フレーム”にて再現されていますが、実際に貫通してエアが通るのはその下部のみ。

ボンネット先端の高さは低くなり、クラムシェル型の構造を廃止したことがわかりますが、フロントフェンダー横のサイドスカットルもなくなってスッキリした印象となっています（軽自動車でこういったデザインのクルマがいくつかあるように思う。今回のフルモデルチェンジでは、ミニを意識した軽自動車に本家ミニが寄ったようにも）。

フロントウインドウの傾斜は「ゆるく」なっていて、これは空気抵抗を考慮したものだと考えられ、ドアミラーもよりスマートな形状に（ウインカーが内蔵されている）、そしてドアハンドルはアイロン型から半埋込み型へ。

画像を見るに、これまで「フロントフェンダー～ドア～リアフェンダー」との間で同じツラとなっていたデザインが変更されて前後フェンダーが張り出すことによる相対的な”くびれ”が生じており、実車を見た印象は”これまでのミニとはけっこう異なる”というものであるのかもしれません。

テールランプはやはり「スパイダーマン」

そして特筆すべきはこのテールランプで、スパイフォトが最初に出回ったときに「スパイダーマン」という表現がなされており、たしかに”言い得て妙”といった印象です（ボディカラーがブルーなので、なおさらそう見える）。

現時点ではほかにどういったグレードが存在するのか、ボデイ形状の展開やシリーズはどうなるのか、そしてこのミニクーパーSEのエレクトリックパワートレインがどうなるのかは一切明かされておらず、しかしエレクトリックモデルのバッテリーについては40kWhと54kWhの2種類が用意されると言われ、出力はそれぞれ181馬力と215馬力になるというウワサもあるもよう。

発表時期や発売/納車時期についても現時点ではわからないままではあるものの、公式にて今回の画像が公開された以上、そう遠くない未来に新型ミニが発表されると考えていいのかもしれません。

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