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| この価格を出せば、ポルシェ718ケイマンだって買えてしまう |
ブガッティが「最も安価なブガッティ」、そしておそらく「もっとも高価な子ども用乗用車」であるベイビーII(BABY II)の発売を開始。
これは昨年の「ブガッティ110周年」の折に発表されていたものですが、今回ようやく発売されることになったわけですね。
なお、ベイビーIIはこう見えても歴史のあるモデルで、というのもそのルーツはブガッティ創業者、エットーレ・ブガッティが、自身の息子であるローランド・ブガッティへのため特別に製作してプレゼントしたクルマだから。
予定では「1台限りのスペシャルモデル」だったが
そしてこのBABY II、予定では1台のみのワンオフモデルだったものの、その出来栄えを見た顧客から「ぜひウチの息子にも」という問い合わせが殺到し、合計でなんと500台が1927年~1936年にかけ生産されることに(ヴェイロンの生産台数と同じ)。
そのモチーフは「ブガッティ・タイプ35」で、当時のコレクターの間では「ブガッティの真のコレクションは、BABY IIを揃えてようやく完成する」と言われたほどなのだそう。
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ブガッティBABY IIは無限のカスタムが可能
そしてこのブガッティBABY II、もちろん価格は安くなく、ベースモデルで30,000ユーロ(邦貨換算で約377万円)から、上位モデルのヴィテス(Vitesse)だと43,500ユーロ(約547万円)から、トップレンジのピュール・サン(Pur Sang)だと58,500ユーロ(735万円)からという設定。
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ちなみにボディカラーはモデルによって選択の幅が変わり、これに満足できなければ指定色を調合可能(オプション色は1,200ユーロ=15万円)。
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レザーシートのカラーもこんなに(レザーの質も600ユーロ=76,000円でアップグレードできる)。
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装備には「ツーリングパック」「大人用ステアリング」「メンテナンスパック」「レザーケース入りツールキット」「スペアタイヤ」「インドアカバー」「トランスポートパック」といったものも含まれるようですね。
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ブガッティBABY IIはこんなスペックを持っている
性能はグレードによって差があり、ベースグレードのバッテリーパックは1.4kWh、出力は4kW。
モードによってもパワーが変化し、「ノービス」モードでは1kW(最高速は時速20キロまで)、アダルトモードではフルパワーかつ時速45kmまで。
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トップレンジのピュール・サンになるとバッテリーパックは2.8kWhへと増量。
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さらにはブガッティの実車にも採用される「スピードキー」を使用することで10kWまでパワーアップ(最高速度は時速70キロ)。
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これがその「スピードキー」。
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なお、走行性能以外にもグレード間での相違があり、ヴィテスになるとボディがカーボン製に、そしてピュール・サンだとボディはハンドメイドのアルミ製に。
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ちなみに製造を手掛けるのは、先般アストンマーティンDB5”ジュニア”の製造でその名を知られるようになったザ・リトルカー・カンパニーです。
参考までに、735万円で購入できるクルマといえば、ポルシェ718ケイマン/ボクスターそしてマカン、メルセデス・ベンツGLCクーペ、レクサスRXなど。
参照:DRIVETRIBE, Manny Khoshbin, BUGATTI